2008年 09月 21日
シッコ |
DVDを借りて「シッコ」をみました。Amazon.co.jpの解説を引用します。
突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督が、米国の医療問題にザックリとメスを入れた衝撃のドキュメンタリー。
国民健康保険が存在しない米国では、民間の保険に加入することがベストだと思われているが、実際は保険会社は利益重視で、いざ保険金となると、過去の病歴をあげ、手術を実験的だと判断し…と、できるだけ保険金がおりないように画策する。そして何人もの人間が命を落としていく。入院費用が支払えないからと病院を道に捨てることもある!と、驚くような米国の医療問題を悪質な医療制度の被害者の取材から、ムーアは切り込んでいく。
政治家と保険会社の癒着、ニクソン時代に遡った医療制度の問題点などを赤裸々に映像で語り倒し、そしてフランスやイギリス、キューバなどの充実した医療制度を比較する。ムーアの視点はあまりにも一方的な危なさはあるが、見て見ぬふりをしてきた問題を掲げる勇気は立派だ。ただ医療制度を変えることができないのはなぜか、政治家と保険会社の癒着だけが問題なのか、疑問点は残る。マシンガントークのような映像とナレーション、そのわかりやすい演出に圧倒され、まるごと信じてしまいそうになるが、見ている方にも冷静さは必要かもしれない。とはいえ、わが国と比べたり、調べたり、もっと知りたいという意欲にがる、いろいろ考えさせられる映画であることは確かだ。(斎藤香)
#楽隠居です
取材の中で登場する英国の元国会議員が語っていた言葉が印象的でした。「借金苦の者は希望を失い、投票もしない。体制側は投票をというがもし英国や米国の貧者が本気になって自分の代弁者に投票したら真の民主主義革命が起こる。それは困るから体制側は希望を奪う。国家の支配には二つの方法がある。恐怖を与えることと士気を挫くこと。教育と健康と自信を持つ国民は扱いにくい。ある種の人々は思ってるよ。教育と健康と自信は与えたくない。手に負えなくなると。世界人口の1%が80%の富を独占してる。よくみなは耐えていると思うが、貧しく、士気をくじかれ、恐怖心があるため、命令を聞いて最善を祈るのが一番安全だと思っているんだ。」
今日駅前を歩いていたら、ある政党の議員さんが街頭演説をしていました。そして、「前回の衆議院選挙は小泉劇場に踊らされた選挙だから民意を反映していない。」と叫んでいました。ハハハ・・・
参照1:シッコー映画作品紹介
参照2:シッコーWikipedia
参照3:シッコ
参照4:「医療難民」の受け皿乏しく 全盲患者置き去り
参照5:銀行破綻から米国債破綻へ?
by centeringkokyu
| 2008-09-21 23:38
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