2008年 06月 10日
短気になっていると感じたら・・ |
「集中力・・人生を決める最強の力」セロン・Q・デュモン〔著〕ハーパー保子〔訳〕からご紹介します。
意志の力で気長にかまえるように努めましょう。これはセルフコントロールのすぐれた練習になります。ゆっくり深く呼吸をすると、気を長くもちやすくなります。早口になっていることに気づいたら、自分をコントロールして、ゆっくり、はっきりと話せばいいだけです。声を荒らげることも、逆に声をひそめることも避け、この平静な状態を維持するのだという決意に集中すれば、あなたの集中力は向上するでしょう。
重要な人物を前にしたときは、落ち着いた態度をとることをつねに心がけてください。そして相手と自分自身の両方を観察しましょう。静的運動(注)は運動野を刺激し、集中力を増します。イライラしたり、不安感や無力感に襲われたときは、胸を張ってしっかりと立ち、思いきり息を吸いこめば、イライラは消えて静かな平穏が訪れます。
神経質で短気な人たちとつきあう傾向がある人は、集中力を充分に養うまで、つきあいを断ちましょう。短気で怒りっぽく、気難しく独断的で不愉快な人たちは、あなたがもっている抵抗力を衰えさせるからです。
耳、指、目、足のコントロールを高めるエクササイズは、すべて心を落ち着かせるのに効果があります。目が落ち着いているとき、心も落ち着いています。人を知るための良い方法の一つは、その人の体の動きを観察することです。行動を観察することは、心を観察することだからです。行動は心が外に表れたものです。つまり、心はそのまま行動なのです。心が落ち着かないとき、イライラしたり不安定だったりするとき、行動もまったく同じになります。行動が冷静であれば、心も冷静です。集中力とは、心と体のコントロールです。どちらか一方をコントロールできなければ、もう一方もコントロールはできません。
(注)筋肉の収縮と弛緩を繰り返し、体をリズミカルに動かす「動的運動」に対し、柔道や相撲などで組み合っているときのように、筋肉は収縮するが動きの少ない運動。
精神的にも肉体的にもエネルギーに欠ける人は、養う必要があります。エネルギーはあっても、一つの対象に向け、そこに定めることができない人は、その方法を学ばなければなりません。どんなに能力のある人でも、意志の力でその能力をコントロールできなければ、何の役にも立ちません。
肉体を訓練することの効用はよく耳にしますが、真の効用はすっかり見失われています。体の機能を安定した状態ではたらかせつづけるものとして、静的運動ほど効果的なものはありません。前述したように、体をコントロールできれば、心のコントロ-ルもできるのです。
参照1:こころとからだにきく方法
参照2:脳の迷路の冒険
参照3:動作のイメージ
参照4:心身の不必要な緊張をやめるために
参照5:手指の感覚をするどくする
参照6:合理的な身体運動
参照7:感情プログラミング
参照8:知るための訓練 スローモーション
参照9:根本は自分の中心力
参照10:ウィリアム・W・アトキンソンの著書について
意志の力で気長にかまえるように努めましょう。これはセルフコントロールのすぐれた練習になります。ゆっくり深く呼吸をすると、気を長くもちやすくなります。早口になっていることに気づいたら、自分をコントロールして、ゆっくり、はっきりと話せばいいだけです。声を荒らげることも、逆に声をひそめることも避け、この平静な状態を維持するのだという決意に集中すれば、あなたの集中力は向上するでしょう。
重要な人物を前にしたときは、落ち着いた態度をとることをつねに心がけてください。そして相手と自分自身の両方を観察しましょう。静的運動(注)は運動野を刺激し、集中力を増します。イライラしたり、不安感や無力感に襲われたときは、胸を張ってしっかりと立ち、思いきり息を吸いこめば、イライラは消えて静かな平穏が訪れます。
神経質で短気な人たちとつきあう傾向がある人は、集中力を充分に養うまで、つきあいを断ちましょう。短気で怒りっぽく、気難しく独断的で不愉快な人たちは、あなたがもっている抵抗力を衰えさせるからです。
耳、指、目、足のコントロールを高めるエクササイズは、すべて心を落ち着かせるのに効果があります。目が落ち着いているとき、心も落ち着いています。人を知るための良い方法の一つは、その人の体の動きを観察することです。行動を観察することは、心を観察することだからです。行動は心が外に表れたものです。つまり、心はそのまま行動なのです。心が落ち着かないとき、イライラしたり不安定だったりするとき、行動もまったく同じになります。行動が冷静であれば、心も冷静です。集中力とは、心と体のコントロールです。どちらか一方をコントロールできなければ、もう一方もコントロールはできません。
(注)筋肉の収縮と弛緩を繰り返し、体をリズミカルに動かす「動的運動」に対し、柔道や相撲などで組み合っているときのように、筋肉は収縮するが動きの少ない運動。
精神的にも肉体的にもエネルギーに欠ける人は、養う必要があります。エネルギーはあっても、一つの対象に向け、そこに定めることができない人は、その方法を学ばなければなりません。どんなに能力のある人でも、意志の力でその能力をコントロールできなければ、何の役にも立ちません。
肉体を訓練することの効用はよく耳にしますが、真の効用はすっかり見失われています。体の機能を安定した状態ではたらかせつづけるものとして、静的運動ほど効果的なものはありません。前述したように、体をコントロールできれば、心のコントロ-ルもできるのです。
参照1:こころとからだにきく方法
参照2:脳の迷路の冒険
参照3:動作のイメージ
参照4:心身の不必要な緊張をやめるために
参照5:手指の感覚をするどくする
参照6:合理的な身体運動
参照7:感情プログラミング
参照8:知るための訓練 スローモーション
参照9:根本は自分の中心力
参照10:ウィリアム・W・アトキンソンの著書について
by centeringkokyu
| 2008-06-10 00:03
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