2008年 05月 18日
風水グッズ |
先週、神戸国際宝飾展がありましたので、見に行ってきました。珍しく初日に行ったのですが、偶然出会った、いつも出展している京都の卸屋さんのご子息のお話では、例年よりも初日の来場者は少ないように感じるとのことでした。
私は、別にこれといった目的はありませんでしたので、ぶらぶらと会場を歩き回っていました。そして、ふと感じたのが、神戸の割には真珠屋さんの出展が少ないのではないかということと、印度を中心とした東南アジア系で、半貴石のビーズ玉やネックレスを販売している会社が異様に増えたということでした。勿論、日本の業者も風水ブレスレットなどを販売していましたし、中には、オーラ写真を撮りますというコーナーもありましたので驚きました。
関西は、景気が良くないようですから、単価の低い商品しか売れないようですし、ネットなどでも風水グッズを沢山販売しているようです。宝石業界も海外有名ブランドを扱えなければ、怪しい理由付けをした単価の低い商品を売るしかないのかもしれません。
私は偶然カービングした翡翠を見つけたので、写真の翡翠を買ってしまいました。一番下の龍を彫ってあるのは分かったのですが、龍の上に彫ってある鼠のような栗鼠のようなものは何か分かりませんでしたので、調べてみました。
どうも貔貅といわれるもののようで、これもある種の風水関連グッズだったようです。一番上の鳥のようなものは、これも風水関連だとしたら、鳳凰ではないかと勝手に想像して楽しんでします。(でも、どうもこれも龍のようです。)
それぞれを、Wikipediaから引用して紹介しておきます。
▼鳳凰(ほうおう、Fènghuáng)は、中国の伝説の鳥。孔雀に似ているが、背丈が4~5尺はあり、その容姿は前は麟、後は鹿、頸は蛇、背は亀、頷は燕、嘴は鶏だとされる。五色絢爛な色彩で、声は五音を発するとされる。鳳凰は、霊泉を飲み、竹の実を食物とし、梧桐の木にしか止まらないという。
聖天子の出現を待ってこの世に現れるといわれる瑞獣 (瑞鳥) のひとつで、『礼記』では麒麟・霊亀・応龍とともに「四霊」と総称されている。
鳳は雄、凰は雌を指し、羽ある生物の王であるとされる。
古くは風を司るとされたが、後には五行説の流行により、四神のひとつ朱雀と同一視される。例えば漢代の緯書には、鳳凰を火精としているものがある。
古代から中世にはその意匠が装飾に使用されることがあり、日本では宇治平等院鳳凰堂や京都鹿苑寺金閣の屋上にあるものが有名である。なお鳳凰堂のものはデザイン化されて、2004年から発行されている新一万円札の裏面を飾っている。
なお前述の通り、鳳凰は朱雀と同一視されることもある。またその形態から、インド神話の神で、マレー半島、インドネシアの聖鳥ガルダ(迦楼羅)との類似が指摘されている。
▼貔貅(ひきゅう、「豼貅」と書くこともある)は伝説上の猛獣の名。一説には貔が雄で、貅が雌であるとされる。また、貔貅という語は一般に勇ましい兵卒のたとえとしても用いられる。
現在では貔貅は破邪の動物というよりも、もっぱら財運の象徴としての意味をもつようになってきており、風水では四霊とされる竜、鳳凰、亀、麒麟にならぶ瑞獣として扱われている。
貔貅は金を食べ、お尻の穴がないので、蓄財のお守りとの伝説から、貔貅をかたどった縁起物を建物の外側に向けておけば財気を吸収してくれると信じられており、たとえば、かつて皇帝の居城であった紫禁城の北方には、皇城の南門である天安門と対になる地安門と呼ばれる門が存在していたが、ここには皇帝家の財神として貔貅が祭られていた。中国南京市のシンボルマークでもある。
▼竜(りゅう、りょう、ピンイン: lóng)は中国の伝説上の生物である。古来から神秘的な存在として位置づけられてきた。
旧字は「龍」だが字としては「竜」のほうが古く、甲骨文字から使われている。荘厳にするため複雑にしたのが「龍」である。「龍」は今日でも広く用いられ、人名用漢字にも含まれている。字面の印象から意図的に「竜」と使い分けられることもあり、例えば一部のファンタジー愛好家は、西洋のドラゴンを「竜」と書き、本項の東洋のものを「龍」と書き分ける。また「竜」は怪物として、「龍」は神獣としてのイメージが濃い、という区別もある。
ドラゴンの訳語として「竜」が用いられるように、巨大な爬虫類を思わせる伝説上の生物全般を指す場合もある。さらに、恐竜をはじめとする化石爬虫類の種名や分類名に用いられる saurus (ギリシア語でトカゲの意)の訳語としても「竜」が用いられている。このように、今日では広範な意味を持つに至った「竜」であるが、本項では、中国の伝説に起源を持つ竜を説明する。
参照:信じやすい心
by centeringkokyu
| 2008-05-18 22:19
| 日常