2008年 03月 15日
センタリング呼吸法に当てはめて考える |
N山さんからのレポートをご紹介します。
2008/3/8観照塾の感想
土曜日の稽古は、袋竹刀を使った稽古をして頂きました。
やはり、剣は色々な事柄が絡み合っているので難しさはあるのですが自分のポイントにしていた点が股関節−丹田−寸田だったので、そこの感覚を大切にして動作していこうと思い稽古をつけてもらいました。
その中で、気づいたのが骨盤時計の3時・9時の意識が甘いというか、意識から抜けていました。
でも、剣や歩法も一緒だと思うのですが3時・9時がかなり重要になっているのに自分は、なんとなく意識はしているつもりぐらいの感じで動作していました。
最近は何か疑問などが浮かんだ時は、センタリング呼吸法に当てはめてみてそこから色々やってみるようにしています。
この基本的な部分を踏まえて、意識やベクトルなどを検証していこうと考えています。
剣が上達すれば治療の上達もかなり期待出来るので、じっくりやります。
#楽隠居です
3月8日の稽古に、私は所用がありましたので参加できませんでした。ですから代行をM岡さんにお願いしました。M岡さんは、「剣術以前の稽古をしました。」とのメールをくださいました。
歩法も剣も動きの中には常に骨盤時計の動きが入っているのですが、動作をすることに全神経が行ってしまって、本来の目的が無視されてしまいがちです。「肚と背中と西江水」も、ある種の骨盤時計だと考えられれば、意識やベクトルに関する体感も変わってくるはずなのですが・・・
骨盤時計に関しては、センタリング呼吸法では、ピラティスのペルヴィック・クロックとは違うイメージの仕方や呼吸法でやっています。そして、フェルデンクライス・メソッドの通りにやっている訳でもありませんが、どちらかと言えば、フェルデンクライス・メソッドの方に近いので、そちら抜粋してご紹介しておきます。
「フェルデンクライス身体訓練法 からだからこころをひらく」
M・フェルデンクライス 安井武訳
◎イメージ時計による骨盤運動の細分化
○骨盤上の時計の文字盤
骨盤の背面に時計の文字盤が描いてあると想像してみよう。数字の6は尾骶骨のところとなる。12は骨盤の頂点の背骨とつながっているところとなり、そこは指で触ると確認できる。(第5腰椎の下部である)この仮空の文字盤を考えた場合、いま行った動きでは、腰が持ち上がり、骨盤の圧力の大半が、6時を示す場所に集まったことになる。
文字盤を完成させるとすれば、3時は右の股関節のあたり、9時は左の股関節のあたりとなる。残りの時刻は、それらの間の適当な場所におさまるであろう。
もう一度、床にかかる骨盤の力を6時の位置、尾骶骨へ移動させてみよう。背中の筋肉の力で、腰椎の湾曲がつくられ、それが、骨盤と膝の筋肉の収縮によって、さらに大きくなるだろう。この収縮のために足は引っぱられるが、それでもしっかり床にくっついたままになる。
つぎに、12時の場所に骨盤の圧力をできるだけ移動させてみよう。すると、骨盤の頂点と腰椎は床にくっつくことになるだろう。尾骶骨は当然床から浮き上がり、両足にかかるちからは強まるだろう。(中略)
意識的な感覚がさらに高まれば、もうひとつの要素、つまり眼の動きを加える予定である。眼は、骨盤とともに、頭とは逆方向に動くことができるし、また、頭とともに、骨盤の動きとは逆方向に動くこともできるのである。覚めた意識が成熟すれば、認識の限界も拡大する。
参照1:側臥位での骨盤時計
参照2:体内操作と皮膚感覚
参照3:小脳トレーニング
参照4:脈の確認と血圧測定
参照5:背部の意識
参照6:立禅と骨盤時計
参照7:歩法と骨盤時計
参照8:頸椎を伸ばす
参照9:帯を使ったレッスン
参照10:骨盤時計と合気
参照11:スワイショウ
参照12:初級・中級・上級に分けてみると・・
参照13:講習会を受けて、興味を持ったこと、面白かった事など
参照14:正しい呼吸法について
2008/3/8観照塾の感想
土曜日の稽古は、袋竹刀を使った稽古をして頂きました。
やはり、剣は色々な事柄が絡み合っているので難しさはあるのですが自分のポイントにしていた点が股関節−丹田−寸田だったので、そこの感覚を大切にして動作していこうと思い稽古をつけてもらいました。
その中で、気づいたのが骨盤時計の3時・9時の意識が甘いというか、意識から抜けていました。
でも、剣や歩法も一緒だと思うのですが3時・9時がかなり重要になっているのに自分は、なんとなく意識はしているつもりぐらいの感じで動作していました。
最近は何か疑問などが浮かんだ時は、センタリング呼吸法に当てはめてみてそこから色々やってみるようにしています。
この基本的な部分を踏まえて、意識やベクトルなどを検証していこうと考えています。
剣が上達すれば治療の上達もかなり期待出来るので、じっくりやります。
#楽隠居です
3月8日の稽古に、私は所用がありましたので参加できませんでした。ですから代行をM岡さんにお願いしました。M岡さんは、「剣術以前の稽古をしました。」とのメールをくださいました。
歩法も剣も動きの中には常に骨盤時計の動きが入っているのですが、動作をすることに全神経が行ってしまって、本来の目的が無視されてしまいがちです。「肚と背中と西江水」も、ある種の骨盤時計だと考えられれば、意識やベクトルに関する体感も変わってくるはずなのですが・・・
骨盤時計に関しては、センタリング呼吸法では、ピラティスのペルヴィック・クロックとは違うイメージの仕方や呼吸法でやっています。そして、フェルデンクライス・メソッドの通りにやっている訳でもありませんが、どちらかと言えば、フェルデンクライス・メソッドの方に近いので、そちら抜粋してご紹介しておきます。
「フェルデンクライス身体訓練法 からだからこころをひらく」
M・フェルデンクライス 安井武訳
◎イメージ時計による骨盤運動の細分化
○骨盤上の時計の文字盤
骨盤の背面に時計の文字盤が描いてあると想像してみよう。数字の6は尾骶骨のところとなる。12は骨盤の頂点の背骨とつながっているところとなり、そこは指で触ると確認できる。(第5腰椎の下部である)この仮空の文字盤を考えた場合、いま行った動きでは、腰が持ち上がり、骨盤の圧力の大半が、6時を示す場所に集まったことになる。
文字盤を完成させるとすれば、3時は右の股関節のあたり、9時は左の股関節のあたりとなる。残りの時刻は、それらの間の適当な場所におさまるであろう。
もう一度、床にかかる骨盤の力を6時の位置、尾骶骨へ移動させてみよう。背中の筋肉の力で、腰椎の湾曲がつくられ、それが、骨盤と膝の筋肉の収縮によって、さらに大きくなるだろう。この収縮のために足は引っぱられるが、それでもしっかり床にくっついたままになる。
つぎに、12時の場所に骨盤の圧力をできるだけ移動させてみよう。すると、骨盤の頂点と腰椎は床にくっつくことになるだろう。尾骶骨は当然床から浮き上がり、両足にかかるちからは強まるだろう。(中略)
意識的な感覚がさらに高まれば、もうひとつの要素、つまり眼の動きを加える予定である。眼は、骨盤とともに、頭とは逆方向に動くことができるし、また、頭とともに、骨盤の動きとは逆方向に動くこともできるのである。覚めた意識が成熟すれば、認識の限界も拡大する。
参照1:側臥位での骨盤時計
参照2:体内操作と皮膚感覚
参照3:小脳トレーニング
参照4:脈の確認と血圧測定
参照5:背部の意識
参照6:立禅と骨盤時計
参照7:歩法と骨盤時計
参照8:頸椎を伸ばす
参照9:帯を使ったレッスン
参照10:骨盤時計と合気
参照11:スワイショウ
参照12:初級・中級・上級に分けてみると・・
参照13:講習会を受けて、興味を持ったこと、面白かった事など
参照14:正しい呼吸法について
by centeringkokyu
| 2008-03-15 00:02
| フェルデンクライス関連