2008年 03月 01日
中毒 |
「中国は猛毒を撒きちらして自滅する
全世界バブル崩壊の引き金を引くもの中国」
宮崎正弘著からご紹介します。
◎人心の荒廃が最大最悪の問題だ
なんともモラルに欠陥のある人たちが隣国にいるものである。その国が「孔子学院」を世界中に180カ所も開所して〝東洋の哲学″を教えると豪語しているのだから畏れ入る。
だが、最も根元的な問題とは中国人の〝人心の荒廃″ではないだろうか。
商品に毒が混入されていても平気で他人に売る恥知らず、神経の図太さは、道徳不在によって生まれた後天的要素が強いと思われる。
周生賢・国家環境保護総局長は07年7月12日に開催された「湖沼汚染防止活動会議」で、中国の湖沼の生態機能退化傾向が顕著となり、毎年およそ20もの天然湖沼が消失していると報告した。
やみくもな湖沼干拓、過剰な水資源利用などが原因だが、中国全体の湖沼面積は急激な都市化によって激減しており、過去半世紀でおよそ1000の天然湖沼が〝消失″した。
だから水が完全に汚染される。その毒素の塊のような水源で鰻を養殖し、ニセモノを含む上海ガニを育て、平然と出荷するのである。毒入り食品は子ども用のスナック菓子から魚介類、野菜にも及び、やらせ説もあるが段ボール破片を水酸化ナトリウムに浸し溶かして混ぜた餃子と肉まんが売られている。信じられないほどの嘘の塊だ。
こうした「騙すより騙されたほうが悪い」という道徳不在の文化的背景は何だろうか?
第1は伝統的な賄賂文化と一族郎党だけ繁栄すれば他人はどうでもいいという中国人の諦念の意味を込めた「没法子」という独特の人生観である。
前述したように、犠牲の山羊として摘発され、見せしめに死刑になった前国家食品薬品監督管理局長(大臣級)の鄭篠萸は、その役目と権限をフルに利用して製薬会社から提出されたデタラメな新薬申請や輸出申請などをロクな検査もせずに認可してきた。認可の条件はただひとつ、賄賂をよこすかどうかである。
鄭の妻と息子が上海に設立した『二重のハト』という奇妙なトンネル会社を通じて、少なくとも香港へ12万ドルが持ち出されていた。鄭は他にも高級車、豪華家具、優良株券、それに別荘まで製薬会社から受領していた。
第2に責任転嫁と事大主義的な官僚主義だ。
07年6月に米国がいち早く中国からの魚介類、加工食品の輸入を禁止するや、中国政府は「過去1年間の『不合格食品』はインドの1763件、メキシコの1480件に比べ、中国は1368件と相対的に少ない」と開き直った。
そして7月16日には「海外の一部メディアがわが国の品質の問題を誇張して騒ぎ立てている」と、今度は海外メディアに責任転嫁。さらに「米国から輸入された冷凍食品からサルモネラ菌が、オレンジ果肉からカビが、ピスタチオからシロアリが発見された」として、米国産食品の輸入停止という報復措置に出た。開いた口が塞がらないとはこのことだ。
第3に、とめどもない環境汚染の進行が挙げられる。
工場排水に含まれる毒素で汚染された国中の河川は真っ黒に変色し、異臭を放っている。たとえば世界的な観光地だった蘇州の太湖はカビが生えたような湖面と悪臭に観光客が寄りつかなくなった。大都市の空気汚染も呼吸困難になるほどひどい。
第4に貧富格差の急拡大と、貧困層の衛生観念の低さだ。
中国の昨年の肺結核による死亡3339人、狂犬病による死亡者3215人、エイズによる死亡者1331人、B型肝炎による死亡者995人という統計が、衛生観念の低さを物語っている。
鄧小平が唱えた改革開放政策によって貧富格差が急拡大したツケが、拝金主義となって出てきているのだ。
第5に、モラル回復は標榜こそされるが、共産党指導では最初から絶望的、庶民は拝金主義から、怪しげな新興宗教に走る、ということだ。
信じられるのは人心ではない。他人への不信、そしてカネだけ。この不信の塊、荒廃したのは国土だけではない。モラル喪失によってドライで腐敗した感性が毒入り食品を大量生産してもテンとして恥じないという現代中国の情況を作り出したのだ。
#楽隠居です
中毒って、毒にあたることで、"中国の毒"の意味ではありませんよね!
最近のニュースを読んでいると、なんか勘違いしてしまいそう・・・
ちょっと古い新聞記事ですが転載しておきます。中国のやり方の共通性が分かりやすいかもしれないので・・・
日系も「汚染企業」中国各紙、外資100社を批判 Sankei Web (2007/08/26 )
【北京=野口東秀】中国共産党機関紙、人民日報など中国各紙は25日までに、北京の環境NGO(民間活動団体)「公衆環境研究センター」が公表した「環境汚染企業ブラックリスト」をもとに、外資系企業が汚染物質を垂れ流しており、道徳心が欠如しているなどとする批判記事を掲載した。同リストの「汚染企業」には、日系も含む外資系企業100社が列挙されている。
24日付の人民日報は、「多国籍企業の環境責任はどこに行った」と題し、「これら企業は、自国では環境基準を守っているのに、中国に進出したとたん、環境基準を守る能力があるのに(故意に)守らず、二重基準だ」などと批判した。
上海紙の解放日報も同じく、「中国の環境保護水準が低いのは認める。国内企業の環境意識も低い。しかし、多国籍企業が、環境基準を守らない理由にはならない」などと非難、他紙も「中国は世界の工場のゴミ処理場ではない」と批判している。
「汚染企業」にリストアップされたのは中国国内企業がほとんどだが、電子、化学工業、機械、食品系など外資系企業も100社を超え、日系は40社弱。ほかは米国、欧州の企業が占めている。
米系では、清涼飲料大手「ペプシコ」、化学大手「スリー・エム(3M)」、自動車大手「ゼネラル・モーターズ」など。日系では、「花王」「吉野家」、「松下」「日清」系列などの企業が明記されている。リストに挙げられた「味の素」系列の会社の中国人元社員は、本紙の取材に「環境保護の基準順守に、同社は厳格だった。問題があっても、数値の問題で(中国企業に比べると)小さな問題ではないか」と話している。(転載終了)
指桑罵槐(しそうばかい)を検索してみました。
弱者を支配するために、間接的な圧力をかけて従わせる策ですが、これはどっちかと言うと軍事的な策と言うより政治的な策と言えます。
何事も、直接的に非難や警告をされると反感を持たれやすいものですが、これを当事者に分かるように第三者もしくは別の事例を取って非難叱責を加えることで統率しようと言うものです。「桑を指して槐を罵る」、実際に罵られているのは桑ですが、本当に罵りたいのは槐だと言うこと。
指桑罵槐(桑を指して槐を罵る)
大凌小者ーー強い者が、弱い者を従えるには
警以誘之ーー警告によって、誘わねばならない
剛中而応ーー強者が、強く迫れば、弱者は応じる
行険而順ーー強者が、厳しく迫れば、弱者は従がう
参照1:中国は猛毒を撒きちらして自滅する
参照2:毒餃子問題を中国人はどう見てる?
参照3:どこまでも厚顔無恥な中共
参照4:野蛮な中国代表とそのファン
参照5:中国の安全な品々
参照6:ギョーザ事件は日本人が“犯人”?
参照7:毒餃子の中国「世界から信用されない
参照8:資源戦争
参照9:中国高官との人脈持参で天下り
参照10:中国産への不信感
参照11:中国の環境問題
参照12:日中記者交換協定
参照13:本当にどうしようもない国
全世界バブル崩壊の引き金を引くもの中国」
宮崎正弘著からご紹介します。
◎人心の荒廃が最大最悪の問題だ
なんともモラルに欠陥のある人たちが隣国にいるものである。その国が「孔子学院」を世界中に180カ所も開所して〝東洋の哲学″を教えると豪語しているのだから畏れ入る。
だが、最も根元的な問題とは中国人の〝人心の荒廃″ではないだろうか。
商品に毒が混入されていても平気で他人に売る恥知らず、神経の図太さは、道徳不在によって生まれた後天的要素が強いと思われる。
周生賢・国家環境保護総局長は07年7月12日に開催された「湖沼汚染防止活動会議」で、中国の湖沼の生態機能退化傾向が顕著となり、毎年およそ20もの天然湖沼が消失していると報告した。
やみくもな湖沼干拓、過剰な水資源利用などが原因だが、中国全体の湖沼面積は急激な都市化によって激減しており、過去半世紀でおよそ1000の天然湖沼が〝消失″した。
だから水が完全に汚染される。その毒素の塊のような水源で鰻を養殖し、ニセモノを含む上海ガニを育て、平然と出荷するのである。毒入り食品は子ども用のスナック菓子から魚介類、野菜にも及び、やらせ説もあるが段ボール破片を水酸化ナトリウムに浸し溶かして混ぜた餃子と肉まんが売られている。信じられないほどの嘘の塊だ。
こうした「騙すより騙されたほうが悪い」という道徳不在の文化的背景は何だろうか?
第1は伝統的な賄賂文化と一族郎党だけ繁栄すれば他人はどうでもいいという中国人の諦念の意味を込めた「没法子」という独特の人生観である。
前述したように、犠牲の山羊として摘発され、見せしめに死刑になった前国家食品薬品監督管理局長(大臣級)の鄭篠萸は、その役目と権限をフルに利用して製薬会社から提出されたデタラメな新薬申請や輸出申請などをロクな検査もせずに認可してきた。認可の条件はただひとつ、賄賂をよこすかどうかである。
鄭の妻と息子が上海に設立した『二重のハト』という奇妙なトンネル会社を通じて、少なくとも香港へ12万ドルが持ち出されていた。鄭は他にも高級車、豪華家具、優良株券、それに別荘まで製薬会社から受領していた。
第2に責任転嫁と事大主義的な官僚主義だ。
07年6月に米国がいち早く中国からの魚介類、加工食品の輸入を禁止するや、中国政府は「過去1年間の『不合格食品』はインドの1763件、メキシコの1480件に比べ、中国は1368件と相対的に少ない」と開き直った。
そして7月16日には「海外の一部メディアがわが国の品質の問題を誇張して騒ぎ立てている」と、今度は海外メディアに責任転嫁。さらに「米国から輸入された冷凍食品からサルモネラ菌が、オレンジ果肉からカビが、ピスタチオからシロアリが発見された」として、米国産食品の輸入停止という報復措置に出た。開いた口が塞がらないとはこのことだ。
第3に、とめどもない環境汚染の進行が挙げられる。
工場排水に含まれる毒素で汚染された国中の河川は真っ黒に変色し、異臭を放っている。たとえば世界的な観光地だった蘇州の太湖はカビが生えたような湖面と悪臭に観光客が寄りつかなくなった。大都市の空気汚染も呼吸困難になるほどひどい。
第4に貧富格差の急拡大と、貧困層の衛生観念の低さだ。
中国の昨年の肺結核による死亡3339人、狂犬病による死亡者3215人、エイズによる死亡者1331人、B型肝炎による死亡者995人という統計が、衛生観念の低さを物語っている。
鄧小平が唱えた改革開放政策によって貧富格差が急拡大したツケが、拝金主義となって出てきているのだ。
第5に、モラル回復は標榜こそされるが、共産党指導では最初から絶望的、庶民は拝金主義から、怪しげな新興宗教に走る、ということだ。
信じられるのは人心ではない。他人への不信、そしてカネだけ。この不信の塊、荒廃したのは国土だけではない。モラル喪失によってドライで腐敗した感性が毒入り食品を大量生産してもテンとして恥じないという現代中国の情況を作り出したのだ。
#楽隠居です
中毒って、毒にあたることで、"中国の毒"の意味ではありませんよね!
最近のニュースを読んでいると、なんか勘違いしてしまいそう・・・
ちょっと古い新聞記事ですが転載しておきます。中国のやり方の共通性が分かりやすいかもしれないので・・・
日系も「汚染企業」中国各紙、外資100社を批判 Sankei Web (2007/08/26 )
【北京=野口東秀】中国共産党機関紙、人民日報など中国各紙は25日までに、北京の環境NGO(民間活動団体)「公衆環境研究センター」が公表した「環境汚染企業ブラックリスト」をもとに、外資系企業が汚染物質を垂れ流しており、道徳心が欠如しているなどとする批判記事を掲載した。同リストの「汚染企業」には、日系も含む外資系企業100社が列挙されている。
24日付の人民日報は、「多国籍企業の環境責任はどこに行った」と題し、「これら企業は、自国では環境基準を守っているのに、中国に進出したとたん、環境基準を守る能力があるのに(故意に)守らず、二重基準だ」などと批判した。
上海紙の解放日報も同じく、「中国の環境保護水準が低いのは認める。国内企業の環境意識も低い。しかし、多国籍企業が、環境基準を守らない理由にはならない」などと非難、他紙も「中国は世界の工場のゴミ処理場ではない」と批判している。
「汚染企業」にリストアップされたのは中国国内企業がほとんどだが、電子、化学工業、機械、食品系など外資系企業も100社を超え、日系は40社弱。ほかは米国、欧州の企業が占めている。
米系では、清涼飲料大手「ペプシコ」、化学大手「スリー・エム(3M)」、自動車大手「ゼネラル・モーターズ」など。日系では、「花王」「吉野家」、「松下」「日清」系列などの企業が明記されている。リストに挙げられた「味の素」系列の会社の中国人元社員は、本紙の取材に「環境保護の基準順守に、同社は厳格だった。問題があっても、数値の問題で(中国企業に比べると)小さな問題ではないか」と話している。(転載終了)
指桑罵槐(しそうばかい)を検索してみました。
弱者を支配するために、間接的な圧力をかけて従わせる策ですが、これはどっちかと言うと軍事的な策と言うより政治的な策と言えます。
何事も、直接的に非難や警告をされると反感を持たれやすいものですが、これを当事者に分かるように第三者もしくは別の事例を取って非難叱責を加えることで統率しようと言うものです。「桑を指して槐を罵る」、実際に罵られているのは桑ですが、本当に罵りたいのは槐だと言うこと。
指桑罵槐(桑を指して槐を罵る)
大凌小者ーー強い者が、弱い者を従えるには
警以誘之ーー警告によって、誘わねばならない
剛中而応ーー強者が、強く迫れば、弱者は応じる
行険而順ーー強者が、厳しく迫れば、弱者は従がう
参照1:中国は猛毒を撒きちらして自滅する
参照2:毒餃子問題を中国人はどう見てる?
参照3:どこまでも厚顔無恥な中共
参照4:野蛮な中国代表とそのファン
参照5:中国の安全な品々
参照6:ギョーザ事件は日本人が“犯人”?
参照7:毒餃子の中国「世界から信用されない
参照8:資源戦争
参照9:中国高官との人脈持参で天下り
参照10:中国産への不信感
参照11:中国の環境問題
参照12:日中記者交換協定
参照13:本当にどうしようもない国
by centeringkokyu
| 2008-03-01 00:03
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