2006年 11月 16日
武道歌撰集 二之巻 |
武道歌撰集 一之巻でご紹介できなかった道歌をご紹介します。
兵法に 迷ふ心の 折々は 聞きし習の 跡をたづねよ
いく度も 習の道を 改めて わが兵法に 心とどむな
是のみと 習一つに ちぢまりて おもひあやまる 兵法の道
一みちを なかばもゆかで よの道を かへて行くほど 遠くなりなん
常に身の 非を討つ太刀と 工夫せば ひとりけいこは つきぬ兵法
理が過ぎて 非に成るものぞ 兵法は 所作の稽古を まずはげむべし
かたちには 器用不器用 あらばあれ 真実ふかき 人は至らん
身の内の 七つの力 和合して 打ける太刀の 弱からんやわ
気と力 心につれて 打つ太刀は 春のいとゆふ(陽炎) 秋の稲づま
足手より 動きたちたる 兵法は まよふ心の やみうちとしれ
目に見えぬ 心の剣 あたらしく みがくや陰の 兵法の道
気は早く 心は静か 身は軽く 目は明らかに 業ははげしく
相気をば 避けて勝つべき 道なるに 何とて松の 風にさわげる
待ちもすな 懸る心も さだむなよ 味は敵より 出る物なり
見は身の 主人とおもひ 定めつつ 少しもつかふ 事なかれただ
雲霞 隔ててとほき 方だにも 観じてみれば 只せつななり
敵のうつ はやき太刀とて 恐るなよ 観の目付を 学びとりなば
兵法の 習くもらぬ 月かげも にごる水には うつりかねつつ
兵法は 只よく負けて 敵になほ うたるる中に 勝口をしれ
うす氷 ふむさかいある 勝口を 破り破るな 兵法のみち
名人と 仁者に敵は よもあらじ なにか天理の 外に求めん
兵法を われ知り顔に いひなすも 身の程見えて 恥しき物
参照1:武道歌撰集 一之巻
参照2:道歌してる?Vol.1
参照3:道歌してる?Vol.2
参照4:道歌してる?Vol.3
参照5:竹踏みのコツ
兵法に 迷ふ心の 折々は 聞きし習の 跡をたづねよ
いく度も 習の道を 改めて わが兵法に 心とどむな
是のみと 習一つに ちぢまりて おもひあやまる 兵法の道
一みちを なかばもゆかで よの道を かへて行くほど 遠くなりなん
常に身の 非を討つ太刀と 工夫せば ひとりけいこは つきぬ兵法
理が過ぎて 非に成るものぞ 兵法は 所作の稽古を まずはげむべし
かたちには 器用不器用 あらばあれ 真実ふかき 人は至らん
身の内の 七つの力 和合して 打ける太刀の 弱からんやわ
気と力 心につれて 打つ太刀は 春のいとゆふ(陽炎) 秋の稲づま
足手より 動きたちたる 兵法は まよふ心の やみうちとしれ
目に見えぬ 心の剣 あたらしく みがくや陰の 兵法の道
気は早く 心は静か 身は軽く 目は明らかに 業ははげしく
相気をば 避けて勝つべき 道なるに 何とて松の 風にさわげる
待ちもすな 懸る心も さだむなよ 味は敵より 出る物なり
見は身の 主人とおもひ 定めつつ 少しもつかふ 事なかれただ
雲霞 隔ててとほき 方だにも 観じてみれば 只せつななり
敵のうつ はやき太刀とて 恐るなよ 観の目付を 学びとりなば
兵法の 習くもらぬ 月かげも にごる水には うつりかねつつ
兵法は 只よく負けて 敵になほ うたるる中に 勝口をしれ
うす氷 ふむさかいある 勝口を 破り破るな 兵法のみち
名人と 仁者に敵は よもあらじ なにか天理の 外に求めん
兵法を われ知り顔に いひなすも 身の程見えて 恥しき物
参照1:武道歌撰集 一之巻
参照2:道歌してる?Vol.1
参照3:道歌してる?Vol.2
参照4:道歌してる?Vol.3
参照5:竹踏みのコツ
by centeringkokyu
| 2006-11-16 01:16
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