2006年 07月 24日
病をつくる薬 |
「薬をやめると病気は治る」 安保徹著からご紹介します。
働き過ぎをやめ、精神的なストレスも遠ざけた。静養もしている。食事もバランスよくとり、軽い運動もやっている。それなのに、まだ体調が悪い、病気がなかなかよくならない。このような場合は、なにか薬を常用していないかどうか振り返ってみましょう。
たとえば頭痛もちの人や生理痛で悩んでいる人は、痛みがくるたびに痛み止め(消炎鎮痛剤)を使っていませんか。現在、病気の治療で通院している人の場合、全く薬を使わずに治療している人は、まずいないはずです。血圧を下げる薬、血糖値を下げる薬、むくみを取る薬、胃の痛みを取る薬、かゆみを取る薬、膝の痛みを取る湿布薬、、睡眠薬などを、何ヶ月、何年にもわたって使っていないでしょうか。
現代薬の多くは、交感神経の緊張を促す作用があります。体調が悪い人、病気にかかっている人は、すでに慢性的な交感神経緊張状態にあります。こうした人が、交感神経の緊張を促す薬を使うと、どうなるでしょうか。当然のことながら交感神経はますます緊張して血流が悪くなり、顆粒球の増加、リンパ球の減少に拍車がかかります。免疫力も低下するので、体は自分で治ろうとする力を失っていきます。
体が楽になるからと常用している薬、病気治療のために病院から出された薬であっても、それを飲み続けること自体が体にストレスとなり、治癒の足を引っ張ることになるのです。
とりわけ、体にストレスとなるのは「消炎鎮痛剤」と「ステロイド剤」です。ステロイド剤は救命救急に必要な場合があり、そのようなケースでの使用まで私は否定しません。しかし、この2剤を病気治療に使い続けることには賛成できないのです。いずれも作用が強く、交感神経を緊張させて血流傷害を起こし、顆粒球による組織破壊を促すという点で「病をつくる薬」の代表格だからです。
このように申し上げると、この2剤を長く使ってきた人はショックを受けるかもしれません。けれども、今から薬の量をへらしたり、薬をやめたりすることで、現在抱えているさまざまな不調や病気は治っていきます。あきらめることはありません。
私がみなさんに伝えたいのは、「薬に頼っていては病気は治せない」ということであって、薬を絶対に使ってはいけない、病院の治療がすべて悪いということではないのです。急性期の症状が激しいときには薬が必要なこともありますし、病状によっては短期間薬を用いて、治療を進めなくてはいけない場合もあります。これらのケースについても、以下で順次ご説明していきましょう。
参照1:病気は自分で治す2006-04-19
参照2:「本物の病気」と「検査病」2005-08-20
参照3:医者が患者をだますとき(女性編)2005-08-19
参照4:現代医学のウイークポイント2005-08-18
参照5:腰痛2005-08-17
働き過ぎをやめ、精神的なストレスも遠ざけた。静養もしている。食事もバランスよくとり、軽い運動もやっている。それなのに、まだ体調が悪い、病気がなかなかよくならない。このような場合は、なにか薬を常用していないかどうか振り返ってみましょう。
たとえば頭痛もちの人や生理痛で悩んでいる人は、痛みがくるたびに痛み止め(消炎鎮痛剤)を使っていませんか。現在、病気の治療で通院している人の場合、全く薬を使わずに治療している人は、まずいないはずです。血圧を下げる薬、血糖値を下げる薬、むくみを取る薬、胃の痛みを取る薬、かゆみを取る薬、膝の痛みを取る湿布薬、、睡眠薬などを、何ヶ月、何年にもわたって使っていないでしょうか。
現代薬の多くは、交感神経の緊張を促す作用があります。体調が悪い人、病気にかかっている人は、すでに慢性的な交感神経緊張状態にあります。こうした人が、交感神経の緊張を促す薬を使うと、どうなるでしょうか。当然のことながら交感神経はますます緊張して血流が悪くなり、顆粒球の増加、リンパ球の減少に拍車がかかります。免疫力も低下するので、体は自分で治ろうとする力を失っていきます。
体が楽になるからと常用している薬、病気治療のために病院から出された薬であっても、それを飲み続けること自体が体にストレスとなり、治癒の足を引っ張ることになるのです。
とりわけ、体にストレスとなるのは「消炎鎮痛剤」と「ステロイド剤」です。ステロイド剤は救命救急に必要な場合があり、そのようなケースでの使用まで私は否定しません。しかし、この2剤を病気治療に使い続けることには賛成できないのです。いずれも作用が強く、交感神経を緊張させて血流傷害を起こし、顆粒球による組織破壊を促すという点で「病をつくる薬」の代表格だからです。
このように申し上げると、この2剤を長く使ってきた人はショックを受けるかもしれません。けれども、今から薬の量をへらしたり、薬をやめたりすることで、現在抱えているさまざまな不調や病気は治っていきます。あきらめることはありません。
私がみなさんに伝えたいのは、「薬に頼っていては病気は治せない」ということであって、薬を絶対に使ってはいけない、病院の治療がすべて悪いということではないのです。急性期の症状が激しいときには薬が必要なこともありますし、病状によっては短期間薬を用いて、治療を進めなくてはいけない場合もあります。これらのケースについても、以下で順次ご説明していきましょう。
参照1:病気は自分で治す2006-04-19
参照2:「本物の病気」と「検査病」2005-08-20
参照3:医者が患者をだますとき(女性編)2005-08-19
参照4:現代医学のウイークポイント2005-08-18
参照5:腰痛2005-08-17
by centeringkokyu
| 2006-07-24 00:06
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