2006年 05月 05日
3年前の手帳から |
私の手帳の覚え書きから抜粋します。この時期だけは、結構真面目にポイントを書いていたのですね。驚きました・・・
平成15(2003)年の6・7月は、とりあえず年間カリキュラムからのオムニバスという感じで、稽古をしました。【2003年6月から観照塾として稽古開始】
8月には、Y本さんから、手を持つ意味が分からないというご質問がありましたので、手解き技の解説から始めました。中心軸を立ててから、力を抜き、手をそれなりに開いて、相手との接点の弛みを取る。それから、接点を中心にして、主に親指と小指で、引きと攻めを行うというところを、ゆっくり体験してもらいました。説明しながら私は、手首を持って貰って、身体の伝達系を確認するというのは、なかなかよく出来た方法だと気付きました。
「合気の身体になれるかもしれない体操」では、「呼吸の隙間」を厳密に意識する方法を説明しました。
私のTシャツにテープを貼り、中心軸と丹田や膻中の動きをチェックできるようにもしてみました。骸骨のTシャツが欲しくなりました? キー キー(ショッカーのつもり)
成瀬雅春氏のヨガに興味があり、呼吸法・瞑想法・ビンドゥなどの資料をつくってみました。「腰痛は姿勢を変えれば治る」「道歌してる?Vol.2」などの資料もできました。
9月には、楊名時の八段錦を中心塾バージョンでやってみました。八段錦の呼吸の基礎と、一点を見つめる大切さを理解して頂くために、人差し指の爪の横を見つめて、首を回す動作をして貰いました。フェルデンクライスのやり方をプラスして、視線だけをさらに大きく動かし、臨界点を広げる動作も入れてみました。
中指の大切さと、親指がお腹に繋がるということも少し実感して頂けたのではないでしょうか。
大阪合気会の「真空と掌」の資料を配付。親指と腹のつながりを強調してみましたが、さて…
Y本さんが、稽古の後、一人で駐車場の方を向いて玉々の動きをしながら、やっと繋がりましたと言われたのが印象的でした。
I畑さんは、稽古の後で、股関節を入れるのと、「呼吸の隙間」で中心軸を修正し、息をゆっくり吐きながら固まっている箇所を指摘して弛ませると、すべてそれだけですねと、本質を理解してくださったので嬉しかったです。
スワイショウから入り、基本の「中心軸を使った膝の上での回転」、中心へねじり込みながらの合気下げなどを、「呼吸のリズム」を意識して稽古しました。
研究会では、八段錦を呼吸に注意して一通りやり、ボールを使って、リズムを体感し、一段錦での合気上げや、二段錦の視線の大切さ、三段錦で天地投げの変形などを稽古しました。八段錦と合気上げの関係には、皆さん驚かれたようでした。
意識・丹田・視線をテーマにするにあたって、手なし体操から、背骨の動きを確認してもらい、中心への「背骨を使った攻め」を稽古しました。
中心塾で経絡と五行の講義をして、経絡を軽く叩くことで、経絡の位置を確認して貰いました。
今日は、口内炎と扁桃腺炎でつばを飲み込んでも喉が痛い状態だったのに、合計6時間もしゃべりっぱなしでした。
S多さんが参加され、タオル絞りから短棒 そして小太刀を使って、弛みのとれ方を確認してもらい、最後は手合わせ合掌突きにまで進みました。
これからのネタとしては、○タオル絞り ○短棒と小太刀 ○動きの中の視線○糸通し パントマイム 栓抜き ペットボトルの持ち上げ○広い空間→遠くの山→木→相手 ○イメージライン 帯を使う ○フェルデンクライス ○アクティヴタッチ ○腕なし体操 ○3D などを考えてみました。
太極棒を使って、気功から発勁 にまで至る方法と、意識の使い方を理解できる稽古をしたつもりですが…
棒を剣のように持って、統一体 をつくったり、両手や片手でヨーヨーのように動かして、物が落ちるリズムを身体に覚えさせる稽古をしました。相手が剣を持つように持っている棒を、人差し指だけで倒す動きもやってみました。
結局は、中心軸と股関節の動きだけなのですが…
中心塾の方は、K村さんが前回に引き続いて見学にこられました。内容としては、五行の相生・相剋を説明しました。参加された方たちご自身が気にしている症状を、出来るだけ白板に書き出し、証を立ててその考え方と、どうすれば改善するのかを体験しながら、少しでも理論も判って頂けるように考えてみました。
観照塾は、短棒と紅白の帯を使って意識の使い方を説明しました。イメージラインのビジュアル化です。
成瀬さんのクンダリニー・ヨーガから、足首回しの部分を読んで、枕にしてみました。気の研 バージョンで、後ろから胸を少しだけ押さえて、歩きにくくして、丹田と意識と視線を実感して頂きました。杖を使って、押し合いをして、意識と身体の使い方のチェック。そして、杖の技のバリエーションも少しだけやってみました。
杖を使って、定歩での突き・本手打ち・逆手打ちをしてから、相手に前に立ってもらっての移動稽古をしました。次に、先週の復習として、杖を押し合って自分の身体や手の内をチェックしてみました。
体術的な稽古と、相手に「くれてやる」ことの意味を理解出来るようにしたのですが・・・
突然ですが、こんなん でました。
「我が病 医者は上手な 名付け親 養い親は 我が心かも」 03/11/15
中心と意識の広がりを、感覚的に納得してもらうという事をテーマにしました。
杖をこちらが握りしめていると、相手は動かないが、相手に任せてしまうと、案外簡単につながって、こちらの思う通りに動いてくれるという事を、体験して貰いました。パドリングや天地人との共通性や、意識の使い方、相手に任せてから、「の」の字を自由に描けるようにすることを、習得目標にしてみました。「のし」をつけたらお返しをする。
短棒と杖を使っての稽古を復習。太極棒気功と下がりながらの突きで、股関節の感覚が大分変わってきたような感じでした。
ちゃんと帯を付けていたお二方の上達は素晴らしかったです。途中で、試しに帯を解いて同じ動作をして貰ったら、二人とも丁度よいところが分からなくなられました。
昔の人が、帯や袴をどのような目的で使っていたのかが偲ばれます。五輪書にも、兵法の身なりの事の中に、「くさびをしむると云おしへあり」と書かれています。野口先生も、講習会では袴を付けておられましたが、流石です。もっとも、形だけ真似をしても仕方がないけど、形から入ることも必要なのだと感じました。
目の使い方を実際にやりながら、骨盤→後頭部→頭頂部と繋がることを、さわって確認して貰いました。気の研究会での立ち姿の統一を、動くか動かないかではなく、相手の力を自分の身体の中に吸い込んでゆくという事を実験したのです。自分のラインを想定して、目で掴むというところを実感してもらいたかったのですが…
来年からの歩法に繋ぐために、股関節の動きを重点的にやってみました。足首の時計廻しの要領で、もう少しオーバーに動いて、立て替えまで体が繋がることを目的にして、合気下げ系統を体験して貰いました。
平成15(2003)年の6・7月は、とりあえず年間カリキュラムからのオムニバスという感じで、稽古をしました。【2003年6月から観照塾として稽古開始】
8月には、Y本さんから、手を持つ意味が分からないというご質問がありましたので、手解き技の解説から始めました。中心軸を立ててから、力を抜き、手をそれなりに開いて、相手との接点の弛みを取る。それから、接点を中心にして、主に親指と小指で、引きと攻めを行うというところを、ゆっくり体験してもらいました。説明しながら私は、手首を持って貰って、身体の伝達系を確認するというのは、なかなかよく出来た方法だと気付きました。
「合気の身体になれるかもしれない体操」では、「呼吸の隙間」を厳密に意識する方法を説明しました。
私のTシャツにテープを貼り、中心軸と丹田や膻中の動きをチェックできるようにもしてみました。骸骨のTシャツが欲しくなりました? キー キー(ショッカーのつもり)
成瀬雅春氏のヨガに興味があり、呼吸法・瞑想法・ビンドゥなどの資料をつくってみました。「腰痛は姿勢を変えれば治る」「道歌してる?Vol.2」などの資料もできました。
9月には、楊名時の八段錦を中心塾バージョンでやってみました。八段錦の呼吸の基礎と、一点を見つめる大切さを理解して頂くために、人差し指の爪の横を見つめて、首を回す動作をして貰いました。フェルデンクライスのやり方をプラスして、視線だけをさらに大きく動かし、臨界点を広げる動作も入れてみました。
中指の大切さと、親指がお腹に繋がるということも少し実感して頂けたのではないでしょうか。
大阪合気会の「真空と掌」の資料を配付。親指と腹のつながりを強調してみましたが、さて…
Y本さんが、稽古の後、一人で駐車場の方を向いて玉々の動きをしながら、やっと繋がりましたと言われたのが印象的でした。
I畑さんは、稽古の後で、股関節を入れるのと、「呼吸の隙間」で中心軸を修正し、息をゆっくり吐きながら固まっている箇所を指摘して弛ませると、すべてそれだけですねと、本質を理解してくださったので嬉しかったです。
スワイショウから入り、基本の「中心軸を使った膝の上での回転」、中心へねじり込みながらの合気下げなどを、「呼吸のリズム」を意識して稽古しました。
研究会では、八段錦を呼吸に注意して一通りやり、ボールを使って、リズムを体感し、一段錦での合気上げや、二段錦の視線の大切さ、三段錦で天地投げの変形などを稽古しました。八段錦と合気上げの関係には、皆さん驚かれたようでした。
意識・丹田・視線をテーマにするにあたって、手なし体操から、背骨の動きを確認してもらい、中心への「背骨を使った攻め」を稽古しました。
中心塾で経絡と五行の講義をして、経絡を軽く叩くことで、経絡の位置を確認して貰いました。
今日は、口内炎と扁桃腺炎でつばを飲み込んでも喉が痛い状態だったのに、合計6時間もしゃべりっぱなしでした。
S多さんが参加され、タオル絞りから短棒 そして小太刀を使って、弛みのとれ方を確認してもらい、最後は手合わせ合掌突きにまで進みました。
これからのネタとしては、○タオル絞り ○短棒と小太刀 ○動きの中の視線○糸通し パントマイム 栓抜き ペットボトルの持ち上げ○広い空間→遠くの山→木→相手 ○イメージライン 帯を使う ○フェルデンクライス ○アクティヴタッチ ○腕なし体操 ○3D などを考えてみました。
太極棒を使って、気功から発勁 にまで至る方法と、意識の使い方を理解できる稽古をしたつもりですが…
棒を剣のように持って、統一体 をつくったり、両手や片手でヨーヨーのように動かして、物が落ちるリズムを身体に覚えさせる稽古をしました。相手が剣を持つように持っている棒を、人差し指だけで倒す動きもやってみました。
結局は、中心軸と股関節の動きだけなのですが…
中心塾の方は、K村さんが前回に引き続いて見学にこられました。内容としては、五行の相生・相剋を説明しました。参加された方たちご自身が気にしている症状を、出来るだけ白板に書き出し、証を立ててその考え方と、どうすれば改善するのかを体験しながら、少しでも理論も判って頂けるように考えてみました。
観照塾は、短棒と紅白の帯を使って意識の使い方を説明しました。イメージラインのビジュアル化です。
成瀬さんのクンダリニー・ヨーガから、足首回しの部分を読んで、枕にしてみました。気の研 バージョンで、後ろから胸を少しだけ押さえて、歩きにくくして、丹田と意識と視線を実感して頂きました。杖を使って、押し合いをして、意識と身体の使い方のチェック。そして、杖の技のバリエーションも少しだけやってみました。
杖を使って、定歩での突き・本手打ち・逆手打ちをしてから、相手に前に立ってもらっての移動稽古をしました。次に、先週の復習として、杖を押し合って自分の身体や手の内をチェックしてみました。
体術的な稽古と、相手に「くれてやる」ことの意味を理解出来るようにしたのですが・・・
突然ですが、こんなん でました。
「我が病 医者は上手な 名付け親 養い親は 我が心かも」 03/11/15
中心と意識の広がりを、感覚的に納得してもらうという事をテーマにしました。
杖をこちらが握りしめていると、相手は動かないが、相手に任せてしまうと、案外簡単につながって、こちらの思う通りに動いてくれるという事を、体験して貰いました。パドリングや天地人との共通性や、意識の使い方、相手に任せてから、「の」の字を自由に描けるようにすることを、習得目標にしてみました。「のし」をつけたらお返しをする。
短棒と杖を使っての稽古を復習。太極棒気功と下がりながらの突きで、股関節の感覚が大分変わってきたような感じでした。
ちゃんと帯を付けていたお二方の上達は素晴らしかったです。途中で、試しに帯を解いて同じ動作をして貰ったら、二人とも丁度よいところが分からなくなられました。
昔の人が、帯や袴をどのような目的で使っていたのかが偲ばれます。五輪書にも、兵法の身なりの事の中に、「くさびをしむると云おしへあり」と書かれています。野口先生も、講習会では袴を付けておられましたが、流石です。もっとも、形だけ真似をしても仕方がないけど、形から入ることも必要なのだと感じました。
目の使い方を実際にやりながら、骨盤→後頭部→頭頂部と繋がることを、さわって確認して貰いました。気の研究会での立ち姿の統一を、動くか動かないかではなく、相手の力を自分の身体の中に吸い込んでゆくという事を実験したのです。自分のラインを想定して、目で掴むというところを実感してもらいたかったのですが…
来年からの歩法に繋ぐために、股関節の動きを重点的にやってみました。足首の時計廻しの要領で、もう少しオーバーに動いて、立て替えまで体が繋がることを目的にして、合気下げ系統を体験して貰いました。
by centeringkokyu
| 2006-05-05 14:00
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