繊細な感覚や操作が必要なセンタリング・タッチ |
☆メール①
昨日は、ありがとうございました。
身体が繋がってきたときの、手の柔らかさや感覚の違いには驚きました。
タッチを、触れている部分から入ってくる感覚の大小だけでなく、自分の内部の動きなどを含めたもっと大きな視野で見ていく必要を感じました。
今回の体験でも、きちんと触れられる状態になると、お互いの様々な場所に刺激が伝わり、反応が起こることを実感しました。
常にそうしたタッチが出来るように、自分で身体を創っていくしかないということがよく分かりました。
OA
☆メール②
昨日は、お世話になりありがとうございました。
これほど懇切丁寧に伝授していただけるのは、本当にありがたいことだと感じました。
なぜ、直習や秘学ではなく直伝や秘伝なのか感じることが出来ました。
そして、少人数でないと難しいのかと言うことも感じられました。
身体が整った時の視界の深さは、今まで欠落していた感覚を得た感じで、今なら球技が苦手では無くなるのではないかと思えました。
人を観る時に人の身体を立体視出来ないと、ちょっと難しいですね。
焦らず、滞らせることなく自分造りをすることで、患者さんの役に立てる存在になりたいと思います。
よろしくお願いいたします。
ZK
☆メール3
色々参考になる資料をありがとうございます。
そういえば、もともと昔、野球をしていて
うまく投げれずに、肘と肩を痛めたことがありました。
要領良く、感覚と頭のイメージは、出来ていたので
運動全般は、さほど苦手では、ありませんでしたが、
限定された条件での動きが苦手なのかもしれません。
腕を振るにも、腕を振るなんとなくのイメージがあっても
肩、肘、手首の感じがしっかりあるかと言われれば、曖昧な部分があり、
これは、昔、キックボクシング をしていた時も
自分が弱く思われたくない気持ちや
誰かに勝ちたい劣等感からやっていたので
ある意味めちゃくちゃでした。
その癖が、肩の力みに現れているのかもしれません。
昔教えていただいた先輩も、僕とよく、似てたので、肩が力んでいたのを、覚えています。
今回を良いキッカケとし、
パンチ、キックを改めて見直すと同時に
自分の力みなども、改めて見直すキッカケにします。
何時もありがとうございます。
SK
◆触れる前の準備
センタリング・タッチ セミナー 2020.05.23
昨日は、K野先生の秘密基地にZKさんと一緒に伺いました。
ベッドに座っているパートナーの後ろに座り、背中に触れて現状を確認しました。
探ろうとすると相手との間に境界が出来てぶつかり、相手の身体が押されて揺れました。
腰を立てて、後頭部から息を吸って、身柱を入れて、丹田に重みが落ちたところから、手へと吸い上げました。
呼吸が通る姿勢で丹田から手が伸びると、相手の身体に手が沿い、お互いが同調して揺れました。
どちらが動かしているともなく、心地良い揺れに身を任せることが出来ました。
そのまま手を離さずに触れる位置を変えながら観察すると、それ自体が整える施術となることを体感しました。
両手それぞれから身体が細くなり中央に芯が出来るバランスに寄せました。
通って芯が伸びていくと、周りに弛んでいく働きが起こりました。
合気を掛けられたときと同様に、全身の中を通っていく流れを感じられました。
参照2 重さが真っ直ぐ降りていく
参照3 落とすのに筋力を必要としない
参照4 深部で生じている呼吸
空気の出入りを伴う呼吸よりも、ゆっくりなペースで起こるこうした働きもまた、呼吸の表れであるように感じています。
一回一回の呼吸を、砂浜に寄せて返す波だとすると、深い場所で起こっている呼吸は、海の中の潮の流れのようにイメージしています。
そして、外に表れている呼吸と、深部で生じている呼吸は、お互いに関連し合っていることを感じます。
楽に呼吸ができる姿勢にあると内部の動きが現れ、内部が動き始めると呼吸が広がりやすくなるように変わっていきます。
自分が力を抜いて、その揺らぎに付いていくことが出来ると、自然に緊張が弛み、繋がりが改善するバランスに導かれることを感じています。
参照4 馴染むということ
馴染むことは変化し続けることです。
向こうの状態に合わせてこちらの状態が決まる。
こちらの状態に合わせて向こうの状態が変わる。
対象に触れて馴染んだら、あとは馴染み続けるだけです。
参照5 やさしさに包まれたなら
参照6 いつでも呼吸力で動ける身体創り
参照7 ひとを観る。
治療も、「治す」という結果を求めて行われるものではなく、「気遣い」の延長上にあるように感じています。
患者さんの状態を診たり、身体の変化を受け取ったり、細やかに感じ取れるように自分を変えていくことが重要であることを学んでいます。
皮膚にかすかに触れるだけでも、あるいは触れる前でさえ、全身に反応が起こることを経験し、お互いに与え合っている影響の大きさを感じます。
実際に施術として行なっているのは、治療の全体ではなく一つの表れで、望ましい方向に向かうのであれば、その切っ掛けは何であっても良いのではないかと考えるようになりました。
自分への「気遣い」を積み重ねていくことで「息遣い」が変わり、それを他者にも広げられれば「合気遣い」になれるのかな~と思います。
これからも目の前の物事に潜む微妙な違いを楽しみながら、繊細な感覚を育てていきたいと思います。
参照8 後ろ歩きから学ぶ
◎二刀流兵法問答
稽古おば 疑ふほどに 工夫せよ 解りたるあとが 悟りなりけり
うかうかと 吟味もなくて 習ふをば 何を相手に 教ふべきかは
◎竹内流
師の口伝 いかに細かく 得たりとも 業がならずば 役にたつまじ
師の伝を 受くるばかりを 頼みなば 成就しがたき 工夫鍛練
兵法は 師伝をはなれ わが理をも つくるほどなる 人ぞこのもし
五ツある くせをばひとつ 直しつつ あとの四ツをば しだいしだいに
師につきて 年久しくと 言うとても まへの稽古の 仕様にぞよる
わが心 かがみの如く 磨きなば 敵の相形 皆移るべし
◎楊心流
天心の 誠の外に 物なきに おのが心で おのがたづぬる
捕られては 水に浮木の 身を持てよ 風にまかせつ 浪にまかせつ