2019年 08月 14日
センタリングしながら脱力し感覚を知る |
▼NMさんから師匠へのメールです。
K野先生今日もありがとうございました。
今日も暑くて帰り道もお風呂の中を歩いているようでした。
教えていただいたように肘の使い方や、指の向き、肩からの力のつながりなど、ゆっくり覚えて、少しずつ改善して痛みなく手が動かせるようになればと、期待しています。
今日からスタートして練習します。
ペダルの踏み方も、無意識の動きではなく、考えて、足を動かすよう、気をつけます。
先生のおかげで、問題点が少しわかりましたが長い間の悪い癖はすぐには治らないと思います。
ただほんの少しずつでも改善できたら痛みなくピアノも家事も長く続けられるかと思います。
本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
お礼まで
▼師匠からNMさんへの返信です。
お早うございます。
昨日も有り難うございました。
夜には、弦楽三重奏の演奏会に行きましたので、
御連絡が遅くなり申し訳ございません。
身体の使い方の癖に気づき、その癖を自分なりに改める。
それがセンタリング呼吸法の目的ですし、一番難しいと
思っています。
観察し 感じ 考え 勘冴えて 先入観を 捨てんと あかん
ということなのですが、昨日も申し上げましたように、
見ようとすると、身体を捻ったり縮めたりして、臨戦態勢に入ってしまいがち
ですから、うすらぼんやり遠くを見ながら、身体の様々な部分の状態を感じる。
という方法が良いのではないかと考えています。
水平線の向こうに、蒸気船が一艘遠ざかっていくという感じでしょうか?
煙突の煙や群れ飛ぶカモメ、空の雲までぼんやり眺めている方が、
筋肉や骨格の現状を感じ易いかもしれません。
私が言うことは信用せずに、ご自分の身体の変化に注目し、
楽に身体が使えるようになられた分だけ、日常生活での身体の使い方に
『気づきが生まれる』ということだと思っています。
次回もよろしくお願い致します。
▼NMさんから師匠への返信です。
いつも役立つ返信を、頂き有難うございます。
先生のご注意が気になって視線や姿勢を動かしていては繋がりがおかしなことになるという事は理解しました。
昨夜ピアノを弾いてみたのですが、鍵盤の位置が当然彼方此方で、肘から鍵盤への向きもバラバラで中指を中心に据えられたかを、目視するには1フレーズずつ右手左手止まってしまうので、逆に、良い感じの繋がりの手の時の感覚を覚える方が実践しやすいと、一晩で易きに流れました!音が飛んで形は崩れても、又基本の手の感覚に出来るだけ戻すのが大切かと、、、(合っているのかよく分かりませんが)
いつも思いますが先生の脱力して感覚を知る?のはすごいですね。
何事も俯瞰出来ず走り回るタイプなので反省ばかりです。
先生、諦めずどうぞ宜しくお願いします!
K野先生今日もありがとうございました。
今日も暑くて帰り道もお風呂の中を歩いているようでした。
教えていただいたように肘の使い方や、指の向き、肩からの力のつながりなど、ゆっくり覚えて、少しずつ改善して痛みなく手が動かせるようになればと、期待しています。
今日からスタートして練習します。
ペダルの踏み方も、無意識の動きではなく、考えて、足を動かすよう、気をつけます。
先生のおかげで、問題点が少しわかりましたが長い間の悪い癖はすぐには治らないと思います。
ただほんの少しずつでも改善できたら痛みなくピアノも家事も長く続けられるかと思います。
本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
お礼まで
▼師匠からNMさんへの返信です。
お早うございます。
昨日も有り難うございました。
夜には、弦楽三重奏の演奏会に行きましたので、
御連絡が遅くなり申し訳ございません。
身体の使い方の癖に気づき、その癖を自分なりに改める。
それがセンタリング呼吸法の目的ですし、一番難しいと
思っています。
観察し 感じ 考え 勘冴えて 先入観を 捨てんと あかん
ということなのですが、昨日も申し上げましたように、
見ようとすると、身体を捻ったり縮めたりして、臨戦態勢に入ってしまいがち
ですから、うすらぼんやり遠くを見ながら、身体の様々な部分の状態を感じる。
という方法が良いのではないかと考えています。
水平線の向こうに、蒸気船が一艘遠ざかっていくという感じでしょうか?
煙突の煙や群れ飛ぶカモメ、空の雲までぼんやり眺めている方が、
筋肉や骨格の現状を感じ易いかもしれません。
私が言うことは信用せずに、ご自分の身体の変化に注目し、
楽に身体が使えるようになられた分だけ、日常生活での身体の使い方に
『気づきが生まれる』ということだと思っています。
次回もよろしくお願い致します。
▼NMさんから師匠への返信です。
いつも役立つ返信を、頂き有難うございます。
先生のご注意が気になって視線や姿勢を動かしていては繋がりがおかしなことになるという事は理解しました。
昨夜ピアノを弾いてみたのですが、鍵盤の位置が当然彼方此方で、肘から鍵盤への向きもバラバラで中指を中心に据えられたかを、目視するには1フレーズずつ右手左手止まってしまうので、逆に、良い感じの繋がりの手の時の感覚を覚える方が実践しやすいと、一晩で易きに流れました!音が飛んで形は崩れても、又基本の手の感覚に出来るだけ戻すのが大切かと、、、(合っているのかよく分かりませんが)
いつも思いますが先生の脱力して感覚を知る?のはすごいですね。
何事も俯瞰出来ず走り回るタイプなので反省ばかりです。
先生、諦めずどうぞ宜しくお願いします!
今月のセンタリング・タッチ研究会では、神経訓練合気を体験しました。
片手持ちで、指一本ずつ通し、それぞれの指から相手の頚まで伝わっていく経路を観察しました。
脱力して吸い込み、そのバランスから息を吸って、身体を張りながら指先まで伸ばしました。
腕を上げたままでも、肩の力が抜けて重みを落とせる位置がありました。
頚が少し前に出るだけで連動が途切れ、腕を支えるために力が入ってしまうことを実感しました。
横隔膜が上がって肋骨が浮かせられていると、その浮きが相手にも反映され、軽く動きを伝えることが出来ました。
引きと攻めが途切れないように五指のバランスを変えて、相手が完全に崩れる手前まで合気を掛けました。
握らずに接点を転がして、どこかが触れていると、お互いの繋がりが途切れることなく、動き続けられました。
お互いが正座で向き合って、相手を倒そうとせず、施術と同様の心持ちで相手の両腕を持ちました。
腕の力を抜いて、丹田から動くことで、骨盤の揺れを伝えました。
吸って、弛んで、吐く流れと共に、相手の身体にも空気が出入りして、起き上がったり、萎んだりしました。
固まって動きにくい場所が弛んで伸びてくれば良いなぁというように、相手の身体に通しました。
受ける側でも、相手が掛けやすいように自分を繋げたり、相手のぶつかっている点に返したり、一方通行ではなく交流することを意識しました。
相手の身体の通りが良くなると、合気が掛かりやすくなり、それが自分の身体にも巡ってきました。
合気を通じてお互いが健康になるように工夫して稽古していく大切さを感じました。
そうした練習が、そのまま施術となることを検証しました。
◆吸い込みから吸い上げるタイミング
2019/8/4
◎センタリング・タッチ研究会
今回は私なりに観察の仕方を変えてみました。
様子を伺うのではなく、同調して雰囲気を味わうといった所です。
ずっとセンタリングしながら付けたり入れたりして良い位置で待つ。
伸展してくる反応に対して良い位置のバランスを保ちながら流れを邪魔をせずに道をあけると頸までついてくる。
そこに呼吸、繊細な動作や触覚、目玉の動きと意識など使い参加型にする事で自然に神経訓練されていきました。
ピアノの引き方を中指を中心にして親指や小指を肘、肩の位置を変えて観察したり、ペダルの踏み方を良い位置に上げてから落とす事で力が抜けて足先の動きから、重さが伝わる動きにきれいに変わった事を受けて、基礎の大事さを改めて感じました。
その後、ピアノを「どう弾けば良いのかな~。」と模索されている時に脳がとても働いている様に感じ、自分で疑問に直面する事が一番の神経訓練になっているようにも観えました。
後半は、合気をかけてもらいバランスが崩れるか崩れないかのところでキープしてもらい返す練習から始まりました。
上手く返せる時はしっかり骨盤から動きが生まれる感覚があり、そこからずれて動くと返せない。・・・
参照1 骨盤時計に始まり骨盤時計に終わる
土曜日の合気観照塾と日曜日の呼吸法中心塾長堀教室を終えて、今年の予定は個人レッスンを残すだけになりました。
土曜日は、杖の最終回の予定だったのですが、杖は使わずに骨盤時計を意識しての合気上げ下げの稽古だけで終わってしまいました。年間カリキュラムで剣・杖・ボール・太極棒などを使いますが、結局は身体の内部操作ができていないと「ものに習う」という稽古目的が達成されずに、「ものに踊らされる」だけになりかねないのです。
そして、身体の動きをコントロールできているかどうかを確認する為には、常に骨盤時計に戻って稽古をすることが大切だと考えています。自分の動きをコントロールできないのに、もし相手と自分が一体となった状態を作れたとしても、相手の身体をも含めてコントロールすることは不可能だと考えています。
相手の身体を調整する場合にも、人によって身体の可動域や緊張度合いが違いますので、相手の変化を感じながら誘導することが大切なので、結局は自分の身体の内部操作を厳密に行うことが必須条件になります。
土曜日の合気観照塾と日曜日の呼吸法中心塾長堀教室を終えて、今年の予定は個人レッスンを残すだけになりました。
土曜日は、杖の最終回の予定だったのですが、杖は使わずに骨盤時計を意識しての合気上げ下げの稽古だけで終わってしまいました。年間カリキュラムで剣・杖・ボール・太極棒などを使いますが、結局は身体の内部操作ができていないと「ものに習う」という稽古目的が達成されずに、「ものに踊らされる」だけになりかねないのです。
そして、身体の動きをコントロールできているかどうかを確認する為には、常に骨盤時計に戻って稽古をすることが大切だと考えています。自分の動きをコントロールできないのに、もし相手と自分が一体となった状態を作れたとしても、相手の身体をも含めてコントロールすることは不可能だと考えています。
相手の身体を調整する場合にも、人によって身体の可動域や緊張度合いが違いますので、相手の変化を感じながら誘導することが大切なので、結局は自分の身体の内部操作を厳密に行うことが必須条件になります。
参照2 骨盤時計の要点
この機会に、センタリング呼吸法での「骨盤時計」の要点を少しだけ書きだしておきますので、参考にしていただきたいと思います。
・仰臥姿勢での骨盤時計の場合には、膝を曲げる角度・足首・足の指などの使い方に注意して、薄筋を使えるようにします。
・息を吸いながら腰を反らせて、腹筋を伸ばします。
・呼吸の隙間で不要な力を抜いてから、息を吐きながらニュートラルの状態にします。
・息を吸いながら腰を丸めて、床との接点の位置を変えていきます。
この時も、腹筋を出来るだけ弛めておきます。
そうしておかないと、接点の移動が確認しにくくなります。
何といっても、呼吸による体内操作と神経訓練が目的ですからネ!
・動きの中で、身体の中の繋がり方の変化を確認することが大切です。(その為に時計をイメージするのですから)
・骨盤に限らず、身体の様々な部位に時計をイメージして、座標として使います。
・肋骨や頸椎の動きにも注意して下さい。
・時計の大きさや形は任意です。掛け時計・目覚まし時計・腕時計など、いろいろな大きさの時計をイメージすることもあります。
この機会に、センタリング呼吸法での「骨盤時計」の要点を少しだけ書きだしておきますので、参考にしていただきたいと思います。
・仰臥姿勢での骨盤時計の場合には、膝を曲げる角度・足首・足の指などの使い方に注意して、薄筋を使えるようにします。
・息を吸いながら腰を反らせて、腹筋を伸ばします。
・呼吸の隙間で不要な力を抜いてから、息を吐きながらニュートラルの状態にします。
・息を吸いながら腰を丸めて、床との接点の位置を変えていきます。
この時も、腹筋を出来るだけ弛めておきます。
そうしておかないと、接点の移動が確認しにくくなります。
何といっても、呼吸による体内操作と神経訓練が目的ですからネ!
・動きの中で、身体の中の繋がり方の変化を確認することが大切です。(その為に時計をイメージするのですから)
・骨盤に限らず、身体の様々な部位に時計をイメージして、座標として使います。
・肋骨や頸椎の動きにも注意して下さい。
・時計の大きさや形は任意です。掛け時計・目覚まし時計・腕時計など、いろいろな大きさの時計をイメージすることもあります。
・ダリの「記憶の固執(柔らかい時計)」のように、曲がったりするかもしれませんね!
参照3 膝・足首・指先の具合
膝から下だけを比較できるようにしてみましたが、膝と足首の緊張度合いや足の指の反らせ具合を比べてみると、私は左側の図像の方が、なんとなく納得できるような気がするのですが如何でしょうか?
膝から下だけを比較できるようにしてみましたが、膝と足首の緊張度合いや足の指の反らせ具合を比べてみると、私は左側の図像の方が、なんとなく納得できるような気がするのですが如何でしょうか?
by centeringkokyu
| 2019-08-14 05:36
| 呼吸法中心塾