2019年 08月 01日
骨盤を動かす支点 |
2019/6/23
◎第三十一回呼吸動作研究会
進行役:KMさん
テーマ:『骨盤(丹田)から動く為の脱力 』
・骨盤自体は締まっていて上下の伸びが加わればもっと締まる
・骨盤を動かす支点が高い
仰臥位の骨盤時計の動きを観て、KMさんから伝えて頂きました。
題の通り、骨盤を締めようとしたり、軸を伸ばそうとしたり、支点を変えるのではなく、腰に座布団を入れて恥骨の動きを丁寧に観察しながら骨盤時計と共に脱力をしていきました。
私個人としては、引きと攻めの観察を一からやり直している期間でとても勉強になりました。
12時方向(恥骨方向)に骨盤を転がす際に中心から前だけが下に伸びて行くと、無理に腰を反る事になるし、中心から後ろ(背中)の意識が無く使える状況にならない。
12時方向に転がす時も中心より前が12時方向へ伸びた分、中心より後ろ側が6時方向へ伸びる事で、均等圧を保ったまま骨盤時計を動かせて、引きと攻めで頸へと繋がっていく。
恥骨から丹田と繋がるように12時方向へ転がして「吸って弛めて吐いて」これを一番丁寧に観察しました。
その後、この動きを初動として呼吸で片膝を曲げ、大腿骨(骨頭)が骨盤(股関節)に引き込まれるのを待つ事で膝が脱力されました。
お尻の近くに足を下して、力を抜きながら足を伸ばしていく。この様子を観察しました。
重さに任せて伸びて行く様子を小指側や親指側と荷重のかけ方を変えて観察を、引きと攻めのバランスを微調整しながら行うとサイドポジションで行う調整の様な感じになりました。
親指側に伸びて、小指側から還ってきたり、小指側に伸びて親指側から還ってきたりと力を抜きながらバランスを取り続けると、真ん中で滑らしていく時により繊細にバランスをとれるようになっていました。
呼吸動作研究会 2019.07.28
最初に、二人一組で向き合って手掌を合わせ、押し合いました。
力が入りやすい場所や動作の起点、左右の伝わり方の違いをチェックしました。
仰臥位で腰の下に座布団を入れ、馴染むように力を抜きました。
息を吸って、骨盤を立てながら膝を曲げ、脚を浮かせました。
下腿を垂らして、息を吐きながら、重力に沿って滑らせるように、ゆっくりと脚を伸ばしていきました。
足先の向きや足底の着き方を変えて、体幹との繋がりの変化を観察しました。
膝が寄ったり、下腿を捻ったり、様々な癖を自覚でき、一つ一つの動作を丁寧に観ていくことの大切さを感じました。
それから、恥骨に触れながら尾骨との釣り合いを観察し、骨盤を傾けました。
骨盤の動きと一口に言っても、どこを支点にどう動かすかで、全く別物になることを感じました。
触れる場所を順に変えながら、骨盤の傾きと連動して動く位置を確認し、前後でのセンタリングをしました。
反る丸める動きが、丹田や鳩尾や壇中に伝わって後頚部まで伸び、中央に芯が通る状態を体感できました。
▼参加してくださった会員様の感想を紹介させて頂きます。
今日の座布団を使っての骨盤時計なら
私もわかりやすかったです。
最初は見よう見まねでも
継続すれば
何とかなるものですものね…
間違っていたら
指摘してくださる良縁がある環境に
感謝です♥️
滝も最初は怖くて
落ちてくる水に
どう立てばよいの~
アドバイスを何回もして頂きましたね…
でも、3年目に入ると
何とか立てています…(^_^;)
今の季節は寒くないので
足の裏の意識
足の指の意識
骨盤の立てかた
を打たれながら
意識してみる余裕まで
でてきました…
間違っている所はまだまだ
いっぱいあるのですが~
これでいいのだ~☺️❗
と、日々精進ですね…
1ヶ月座布団体操やってみたら
変化が少しは
あるかも知れませんね…
変化する
狭間が
大切なんですよね…(*^^*)
そんな感想です♥️
ありがとうございました~🌈
私もわかりやすかったです。
最初は見よう見まねでも
継続すれば
何とかなるものですものね…
間違っていたら
指摘してくださる良縁がある環境に
感謝です♥️
滝も最初は怖くて
落ちてくる水に
どう立てばよいの~
アドバイスを何回もして頂きましたね…
でも、3年目に入ると
何とか立てています…(^_^;)
今の季節は寒くないので
足の裏の意識
足の指の意識
骨盤の立てかた
を打たれながら
意識してみる余裕まで
でてきました…
間違っている所はまだまだ
いっぱいあるのですが~
これでいいのだ~☺️❗
と、日々精進ですね…
1ヶ月座布団体操やってみたら
変化が少しは
あるかも知れませんね…
変化する
狭間が
大切なんですよね…(*^^*)
そんな感想です♥️
ありがとうございました~🌈
〆管理人です
「骨盤を動かす」と言葉で言うのは簡単ですが、実際の動作や認識は人それぞれ違います。
毎月の研究会が、自分にとっての「当たり前」を見直す機会となり、いつも有り難く思っています。
参照1:骨盤底を意識する
センタリング呼吸法は、鼻から吸って鼻から吐くというのが基本です。口を使わない理由は、色々試してお考えください。骨盤底もセンタリング呼吸法では、恥骨・会陰・尾骨を順番に挟み込みながら、前・中央・後に分けて吸い上げることも稽古します。合気や剣術を稽古する中で、その重要性を検証していただきたいと思います。
参照2:やっぱり呼吸基準。
・恥骨、真ん中(会陰)、肛門を締めようとする時の骨盤の傾き。
・恥骨、会陰、肛門と順番に抜けない様にしめてみる。
・会陰(真ん中)にタオルを丸めて当てて、そこを締めながら大腿を張る。
→大腿骨を少し内旋させて張る。
・恥骨を寄せて、大腿部を張って腹から仙骨に呼吸を入れる。
→腰に入れようとすると骨盤が丸まって固まる。
仙骨に呼吸がうまく入ると背骨を呼吸が勝手に上る。
参照3:中心力を鍛える
◎揺れで観察
細かい骨盤の揺れで伝わっていない所を探す
目立つのは上半身でも
骨盤に目をむけるとお尻が揺れていない
坐骨の内側や内面を触ったりして確かめてから揺れると
細かい揺れが頸へ伝わる
腸骨から恥骨、腸骨から坐骨を再認識すると
仙骨がポコッと浮き出る
仙骨の転がりと恥骨や坐骨の寄りを味わう
呼吸にも変化があり横隔膜、肋骨が動き出す
参照4:バランスの変化で斬る合気
点に合わせて指先まで気持ち良く伸ばせる方へ手を開いて頚を決め、相手の傾いていく方向へ丹田で転がす
恥骨を寄せながら中央に骨盤を寄せて、左右の骨盤の輪の中をきっちり力が通っていくように廻す
肛門の締めと両手の動きを連動させ、常に会陰の締まりが抜けないように、全体のバランスを変える
参照5:恥骨手強し
あの日の夜の出来事ですが~
陣痛で入院して来た初産婦さんが、痛がるわりに、子宮口が開大せず、のたうちまわっていました。
何故だろう~?と、思い
それとなく骨盤を衣服の上から触ってみると、仙骨のあたりが、ボコっと1cmぐらい丸く飛び出していました。
内診した時にも、恥骨弓角が狭く出っ歯のように前へ飛び出しているのが、よくわかりました。
私の経験から、こういう恥骨の方は、難産になる傾向があります。
☆リンク先で更新された記事
剣術の稽古で、お互いに同じ構えを取り、相手が動き始めるのを見てから動いて競り勝つという技を学びます。
後から下ろした方が、相手の刀の上を取り、有利な立場になるということを不思議に感じていました。
稽古では、身体の様々な部位に意識を移しながら自分の姿勢や動作を観察します。
逆説的になりますが、「股関節を動かそう」とすると、股関節の動きが鈍くなります。
筋を収縮させて一方向に関節を動かすと、動作を続けるために、その筋肉を弛緩させる必要が生じます。
何か動作をするときには一つの関節だけで無く、たくさんの関節が多方向に連続して動きます。
つまり、動かそうとする場所が多いほど、動作を遂行するまでのロスが増えます。
さらに、どこかに意識が集中しているとき、全体としての連動が途切れ、視野が狭くなります。
合気の稽古では、丹田で動くというシンプルな方向を目指して身体を創っています。
股関節も動作の起点では無く、丹田から伝わる力の通り道になります。
全身に意識が行き届きながらも、丹田の動きが損なわれること無く伝わるバランスを目標としています。
by centeringkokyu
| 2019-08-01 23:54
| 呼吸動作研究会