2019年 02月 14日
L5メーター |
やっと「一合目」 ... ようやく「道具を使う稽古」が出来る所まで来た。
今まではモノを持っても「ひとり勝手にそれらしい気分に浸り」やってただけだすなぁ。
まぁ散々、指摘されてきたことで、
頭じゃ分かっちゃいるけど、モノを持つとどうしても「持ちに行き」・「扱いに行く」ねぇ。
だから、まずは「肚とのつながり」や「バランス」を自分の身体や意識に観る方便として。
次に、道具の特徴から特徴的な感覚を学ぶ意味において、せいぜい稽古だす。
「肚・Ⅼ5感覚」ってのは、運動の物理的起点ってだけでなく、
自分や課題を「Oリング」出来るってのが、まぁ凄いし、大事なことだねぇ。
ようやく肩の力が抜けて来た ... ってたって、
物理的にちょっと可動域が増えた位で、
まだまだ、肚と繋がって抜けている域には程遠い。
ただ、精神的に肩の力が抜けて来ているお陰なのは確かな様だ。
ひとつは「老いるショック」
いろいろな意味で「諦める日々」だ。
未だ「プライド」は髙いものの、「肩肘を張る体力・気力」がもう、ない!
しんどいんだよね~~~。
これ諦めちまえば「楽ちゃあ~楽」
「阿保は阿保らしく」いられるし、
合気的発想ってのが実に実感し易くなっている気がする。
S代表からの研究会稽古メモです。
〈稽古メモ〉
1.捷径
刀棒で弾ね上げ防ぎ返し推す
2.城郭勢 順 著撥(つけばらい)
相手の打ちを順の城郭勢の太刀を高く上げ防 ぎ回し押し下げる
3.城郭勢 逆 受取
逆の城郭勢で相架け、左手で打太刀の柄頭を受け取る
4.城郭勢 順 反手止(てをかえしてとめる)
順の城郭勢の右肘、右脇腹への相手の打ちを手、刀を反し逆勢にして防ぎ抑える
5.城郭勢 逆 反手止
逆の城郭勢の左腕への相手の打ちを手、刀を返し順勢にして防ぎ抑える
6.城郭勢 順 著打(つけうち)
中、下段順勢の使太刀の左側頭部に打ってくる打太刀を弾ね上げ相架け左小手に著け打つ、を数回繰り返し
7.城郭勢 順 捍足(あしをふせぐ)
順の城郭勢の左拳への相手の打ちを順勢の打ちで防ぎ止める→右脇腹への相手の打ちを順で防ぎ止める→右足内側への相手の打ちを太刀を突き立てるようにして防ぎ止める→足を入れ替え逆勢の太刀で打つ
8.相架け返し
9.疾雷刀 順、逆
◆刀が落ちていく軌道
東雲道場 第六十三回研究会 2019.02.10
薄筋が利く位置に足を置き、第五腰椎が決まることを指標として、その都度、身勢を見直す
両側の下肢内側の張りと経路の切り替えで、立体的に弛みを取り、前後左右から芯を細くする
相手の雷刀から一筋外すように立ち位置を移し、脱力によって腕を落とすことで居なくなる
柄を持つ手を離したときの刀の落下と同じ軌道で、刀を持っていても斬れるように、自分の腕の力を抜き切る
体幹の絞りや伸びで、手首を決めて両手を引き分け、分け目の感覚を維持しながら動く
刀で受けるのではなく、先に軸を伸ばすことで雷刀を捍ぎ、刀を攻めるのではなく、相手の中心を崩す
◆「単細胞」
ぜ~んぶ同じだから、当然っちゃ当然なんだが、
「歩法」ってのは、言ってみれば「壁の花」のベーシック(プロトタイプ)。
「壁」が「地面」で「花」が「根っこ」なだけで、同じだねぇ。
で、これが「歩く根っこ」な訳(笑)。
まぁ、根っこが歩き出すと「壁の花」の稽古と検証が圧倒的に足りないのに気付く。
ははは、話にならんわ。
これ、全身・全状況にせんといかんわけ。
〆管理人です
第五腰椎(L5)に注目しながら稽古していて、「センタリング呼吸法」だなぁと改めて感じています。
下腹部まで呼吸が入って均等に膨らむと、自然に第五腰椎が決まり、滞りなく吸い上がれば第一頚椎まで繋がります。
呼吸が通る条件を、丁寧に観察していきます。
参照1:命門ではなく、やはりL5
「刀を邪魔しない操刀」の『命門ではなく、やはりL5』をヒントにブログ内を検索していると、私の中でですが模索している事が書かれている記事がありましたので抜粋致します。
参照2:姿勢の違いで大違い
参照3:分目(わけめ)と搦(からめ)
武道歌撰集の解説には、分目は両の拳の間の柄の意。搦は上段にとった場合の両肘を一つにからめてみる心持。これらの動きで打つことが肝要。とあります。
by centeringkokyu
| 2019-02-14 23:51
| 合気観照塾