棒に導かれて身体が動かされる |
◆不安定の中の脱力
2018/12/22
◎合気観照塾(稽古メンバー:I川さん、K元)
○片手で持った杖を通りすがりに掴まれる
・手の接点が支点となりシーソーになる
・掴みに行ったはずがその時点で浮かされる
・不安定の中の脱力
・杖の芯、自分の軸と相手の軸
・歩法(呼吸)と言う事
・両手では出来るが片手では出来ない
・何が違うのか
・片手で両手の役割を担うには?
○両手持ちで確認
・両手では自然に引き分けが起ている
・右手と左手で引きと攻めを行っている
・芯を捉え呼吸で軸が立つ
・少しずらすと相手は崩れる
・片手になると反対側の認識が甘くなる
○正面突きを交わして返していく
・杖の端から芯を叩き芯を感じる
・滑らすことが大事
・手よりも先に入り方(ポジショニング)
・相手の芯を捉えながら間合いを詰め入り込んでいく
・その流れで手を滑らせながら弛みをとっていく
・刻々と変わる一点で滑らせる
・弛みを取り切ったら反対の手のおまけで崩す
・片手の場合は軸の立ち上がりを丁寧に行う必要あり
◆「萌え萌え」
結局、年末に「呼吸」と「足の上げ方」に戻ったってこっちゃね。
「良さげ」じゃな~い。
戻ったんだけど、階層は移行した感じ。
お陰で「八卦掌」の「穿掌」が解けて嬉しい...でも、なかなか難しい。
「五行拳」すらまともじゃないのに、
「溜め」を見せず、鋭く重い連発を行う原動力は歩法だと判明したので...。
この付近に来ないと「和卜」や「斬釘」、「小転」なんてイメージや実現不可能...
その「入口」すら観えまへん。
まぁ、基本原理と仕組みは観えた訳なんで、コツコツやるしかない。
◆相手に弛みを取ってもらう
相手が杖を持つことで起きる傾きで弛みが取れ、その締まりが抜けないほうへ浮かして落下地点に導く
相手が持っているバランスのまま手を添え、長軸方向にポンと押して、その反応に付いていくように棒を回転させる
面ではなく点で触れて、相手の中心に向かうほうへ杖の下で手を滑らせて、刻々と接点を変えながら頚まで取る
相手の頚に入れながら、反対の端で脚を取り、右手と左手の引きと攻めで中点を回転させて転ばせる
相手の突きをかわして半身で入り、立て替えに伴う動きで相手の中心をずらし続ける
相手が突いてくる前に吸い込み、近付きながら触れた瞬間には相手に入れ、先に意識を通しながら動く
形を決めずに杖に蛇のように手を這わせて内に入り、脚の運びと体幹の向きと手の動きを一致させて、全体で相手を崩す
〆管理人です
同じような動きでも、組む相手や使う道具によって、受け取り方がガラリと変わることがあります。
年内最後の観照塾の稽古も、杖を動かそうとして固まったり、杖の動きに付いていけなかったり、色々な課題が浮き彫りになりました。
「全部同じ」と言えるように、柔軟に対応できる身体を創っていきたいと思います。
参照1:杖を触りまくる
・杖を触りまくる
常に変わる中心を感じる。
太極棒の様に使ってみる。
長さや空間の広さが変わる。
参照2:杖の中心が自分の丹田と一致した状態を保つ
「ロッキングチェア」で相手と繋がった状態では、杖の中心が自分の丹田と一致した状態を保つことで、緩みを取ったまま相手を動かせることが分かりました。
また、杖を持つ両手の間の中点を常に意識しておくことの大切さを教えて頂きました。
参照3:どのような変化が起きているかを観察する
とにかく、骨盤を締めて骨盤から繋がって動くように変えていかないと
いろんなところで頑張ってしまっているのだと感じました。
骨盤から繋がって動けば、杖も歩法も全部同じなのかもしれません。
参照4:たった一本の棒が身体を変える!
身体が棒を動かす、というより棒に導かれて身体が動かされている。たった一本の棒が生命を持った生き物のように動いているように見えるのは、それだけ身体が複雑な動きをこなしているからだ。
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