2018年 04月 14日
ひとを観る。 |
▼差異文化より引用させて頂きます。
お香の聞き方は呼吸法そのもので、それぞれの香木の香りによって、身体に様々な変化が起こることを体験させて頂きました。
筆の運び方も合気の動作に通じ、筆跡にはその時の呼吸や心持ちが反映されていることを学び、それ以来、文字に対する見方が変わりました。
そうした繊細な世界があることを知り、身体を通じてそれらの共通点を体感し、微妙な違いを楽しむことの喜びを体験させて頂いています。
現代では、香りは本物に似せて作られた香料が使われ、文字は統一されたデータとしてやり取りされています。
手紙を受け取ったとき、筆で書かれた文字と、印刷されたフォントでは、同じ文章であっても、伝わる情報量は格段に違ってきます。
そして、生活の中で細やかな感性を育てていくことは、健康においても大切であるように思います。
たとえ、いま健康な状態にあったとしても、無理を掛ければケガをし、不摂生をすれば体調を崩します。
身体にとってマイナスになることがあれば、様々な反応を通じて、身体はサインを出してくれています。
それに気付かずに、あるいは気付いていても、負担を掛け続けることが、身体の釣り合いを傾け、不調を引き起こします。
治療も、「治す」という結果を求めて行われるものではなく、「気遣い」の延長上にあるように感じています。
患者さんの状態を診たり、身体の変化を受け取ったり、細やかに感じ取れるように自分を変えていくことが重要であることを学んでいます。
皮膚にかすかに触れるだけでも、あるいは触れる前でさえ、全身に反応が起こることを経験し、お互いに与え合っている影響の大きさを感じます。
実際に施術として行なっているのは、治療の全体ではなく一つの表れで、望ましい方向に向かうのであれば、その切っ掛けは何であっても良いのではないかと考えるようになりました。
自分への「気遣い」を積み重ねていくことで「息遣い」が変わり、それを他者にも広げられれば「合気遣い」になれるのかな~と思います。
これからも目の前の物事に潜む微妙な違いを楽しみながら、繊細な感覚を育てていきたいと思います。
∞管理人です
記事の内容が凄すぎて、引用というより転載に近くなってしまいました。(OAさん、すみません^^;)
恥ずかしいことに最近まで、私は「身体を整えることを追求することが患者さんのお役に立てることだ」と思い込んでいました。
身体のバランスにしか気がいっておらず、治療の終わりどきがわからずにいました。
野口晴哉先生の「私は身体を治す技術よりも、心の方向をちょっと変えるのが上手なだけだ。」という言葉を
師匠が仰っていたのをふと思い出しました。
「身体のバランスと心のバランス」両方に気を遣えないといけないと感じました。
今このことに気付かせて頂いたことに感謝し、また一から積み上げていきたいと思いました。
お香の聞き方は呼吸法そのもので、それぞれの香木の香りによって、身体に様々な変化が起こることを体験させて頂きました。
筆の運び方も合気の動作に通じ、筆跡にはその時の呼吸や心持ちが反映されていることを学び、それ以来、文字に対する見方が変わりました。
そうした繊細な世界があることを知り、身体を通じてそれらの共通点を体感し、微妙な違いを楽しむことの喜びを体験させて頂いています。
現代では、香りは本物に似せて作られた香料が使われ、文字は統一されたデータとしてやり取りされています。
手紙を受け取ったとき、筆で書かれた文字と、印刷されたフォントでは、同じ文章であっても、伝わる情報量は格段に違ってきます。
そして、生活の中で細やかな感性を育てていくことは、健康においても大切であるように思います。
たとえ、いま健康な状態にあったとしても、無理を掛ければケガをし、不摂生をすれば体調を崩します。
身体にとってマイナスになることがあれば、様々な反応を通じて、身体はサインを出してくれています。
それに気付かずに、あるいは気付いていても、負担を掛け続けることが、身体の釣り合いを傾け、不調を引き起こします。
治療も、「治す」という結果を求めて行われるものではなく、「気遣い」の延長上にあるように感じています。
患者さんの状態を診たり、身体の変化を受け取ったり、細やかに感じ取れるように自分を変えていくことが重要であることを学んでいます。
皮膚にかすかに触れるだけでも、あるいは触れる前でさえ、全身に反応が起こることを経験し、お互いに与え合っている影響の大きさを感じます。
実際に施術として行なっているのは、治療の全体ではなく一つの表れで、望ましい方向に向かうのであれば、その切っ掛けは何であっても良いのではないかと考えるようになりました。
自分への「気遣い」を積み重ねていくことで「息遣い」が変わり、それを他者にも広げられれば「合気遣い」になれるのかな~と思います。
これからも目の前の物事に潜む微妙な違いを楽しみながら、繊細な感覚を育てていきたいと思います。
∞管理人です
記事の内容が凄すぎて、引用というより転載に近くなってしまいました。(OAさん、すみません^^;)
恥ずかしいことに最近まで、私は「身体を整えることを追求することが患者さんのお役に立てることだ」と思い込んでいました。
身体のバランスにしか気がいっておらず、治療の終わりどきがわからずにいました。
野口晴哉先生の「私は身体を治す技術よりも、心の方向をちょっと変えるのが上手なだけだ。」という言葉を
師匠が仰っていたのをふと思い出しました。
「身体のバランスと心のバランス」両方に気を遣えないといけないと感じました。
今このことに気付かせて頂いたことに感謝し、また一から積み上げていきたいと思いました。
by centeringkokyu
| 2018-04-14 16:22
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