2017年 08月 01日
体内操作から皮膚感覚への意識 |
体操の一番目は前後と中心軸、二番目は左右と中心軸、三番目は中心軸と捻り、四番目は任脈・督脈回しだということは、皆さんすでに充分ご理解頂いている事と思います。
前回の稽古で、皆さんが体操をしているところを、久しぶりにじっくりと見せて頂きました。そして、そこで気付いたのは、手を動かす事が目的になってしまい、身体の準備態勢を整えてから、呼吸に合わせたセンタリングをするのだという、最も基本的な事を忘れておられるのではないかということでした。身体のシリンダーをしっかりさせないと、「そこしかない」位置に手が伸びて行くことはあり得ません。
そこで、前回のように、手を動かさないで体操をするということを、試してみたのです。しかも、足の裏でブレーキをかけながら、呼吸に合わせて体軸を立ち上げて行くという、体内操作の大切さに気付いて頂けたのではないかと思っています。
それともう一つ感じたのは、身体意識が非常に平面的で、体内操作から皮膚感覚への意識のしかたが足りないのではないかという事でした。自分の身体を立体的に認識できないと、刻々と状態が変化する他人の身体を立体的に感じ、臨機応変に対応する事が出来るようになるとは思えないのです。
前回の稽古で、皆さんが体操をしているところを、久しぶりにじっくりと見せて頂きました。そして、そこで気付いたのは、手を動かす事が目的になってしまい、身体の準備態勢を整えてから、呼吸に合わせたセンタリングをするのだという、最も基本的な事を忘れておられるのではないかということでした。身体のシリンダーをしっかりさせないと、「そこしかない」位置に手が伸びて行くことはあり得ません。
そこで、前回のように、手を動かさないで体操をするということを、試してみたのです。しかも、足の裏でブレーキをかけながら、呼吸に合わせて体軸を立ち上げて行くという、体内操作の大切さに気付いて頂けたのではないかと思っています。
それともう一つ感じたのは、身体意識が非常に平面的で、体内操作から皮膚感覚への意識のしかたが足りないのではないかという事でした。自分の身体を立体的に認識できないと、刻々と状態が変化する他人の身体を立体的に感じ、臨機応変に対応する事が出来るようになるとは思えないのです。
昨日の合気観照塾では、M井さんがリーダーを務めてくださいました。テーマは、エアーシリンダーと腹圧ということでした。
体軸をぶらさないようにしながら、立ったりしゃがんだりして、呼吸と動作を一致させる稽古してから、太極棒を使って、骨盤や肩胛骨の開合をする稽古をしました。一つの動作を、呼吸に合わせて腹圧を高めるようにして動くと、2〜3回動いただけで汗びっしょりになりました。「任脈・督脈」を意識しながら「伸ばす・縮める」という動きが基本であるということが、よく分かりました。
体軸をぶらさないようにしながら、立ったりしゃがんだりして、呼吸と動作を一致させる稽古してから、太極棒を使って、骨盤や肩胛骨の開合をする稽古をしました。一つの動作を、呼吸に合わせて腹圧を高めるようにして動くと、2〜3回動いただけで汗びっしょりになりました。「任脈・督脈」を意識しながら「伸ばす・縮める」という動きが基本であるということが、よく分かりました。
#管理人です。
最近の稽古では、何か入会当初に似た風景を感じています。
動きはどんどん観えなくなっていますし、受ける感覚も新しいのですが、昔の風景を感じるのです。
私は入会して9年目になりますが、師匠の仰る蚊取り線香の一周目の灰が観えてきたのかもしれません。
参照3 外気発功法
参照4 健身益寿功
参照6 道歌から知る美しい生き方
極意とて 別にきわまる こともなし 絶えぬ心の たしなみをいう
道という 言葉に迷う ことなかれ 朝夕おのが なす業としれ
井を掘りて 今一尺で 出る水を 掘らずに出ぬと いう人ぞ憂き
今今と 今という間に 今ぞなく 今という間に 今ぞ過ぎ行く
成るように 成ろうと言うは 捨て言葉 ただ為すように 成ると思えや
器用さと 稽古と好きの その内で 好きこそものの 上手なりけれ
何ごとも 目に見たことを 本(ほん)とせよ 聞きぬることは 変わる世の中
楽せんと 楽する楽は 楽ならず 楽は苦の種 苦は楽の種
花咲くは 実のなるためぞ 花にのみ 心やつして 実をば忘れな
稽古とは 一より習い 十を知り 十より返る もとのその一
おまけ
by centeringkokyu
| 2017-08-01 00:56
| 合気観照塾