2005年 09月 06日
気づきの呼吸法 |
「センタリング呼吸法」で最も大切だと考えているのが、「気づきの呼吸法」です。これまで、具体的な説明はしていませんが、簡単に言えば、いろいろな身体の変化に気づいて頂きたいということなのです。これでは、何の説明にもなっていませんかね。
体用論として考えると、「センタリング呼吸法」が「体」で、「気づきの呼吸法」が「用」ということになるのかもしれません。そんなに深く考えたことがありませんので分かりませんが…
体用論については、小笠原流(配付資料014)をご一読ください。
「センタリング呼吸法」が中心に寄せる為の呼吸法だと考えると、中心へ寄せることだけが目的になってしまいがちです。しかし、自分が中心だと思っているところが、案外中心ではなかったりします。現状では、「比較的中心に近いようだ。」という程度でしかないかもしれません。ですから、呼吸に合わせながらいろいろな動作をして、緊張と弛緩を繰り返しながら、止観(妄念をとどめ、冷静な心で物事を判断して誤らないこと)することが大切だと考えています。
動作をする時には、呼吸をお腹から胸、更には首にまで入れて臨界点まで緊張させるのですが、呼吸を保った状態(保息)で、首から胸そしてお腹へと順番に緊張を解いていく時の体内感覚の変化を、どの程度厳密に自覚できるかがポイントになります。さらに、その瞬間瞬間に働くはずの重力を利用することで、自分の癖になっている動き方を修正し、癖の為に緊張してしまっている筋肉を弛めるわけです。
身体の緊張状態によっては、息を吸う時にうまく吸えないことがあります。しかし、最初はそれが普通だと思いがちです。呼吸と動作が上手に出来るようになって初めて、最初はうまく息が出来ていなかったことに気づくのです。そして、身体中を連動して動かせるようになり、身体のバランスは勿論、顔色や眼の力まで、すっかり変わっている事に気づいて頂きたいのです。
呼吸の隙間産業みたいなもので、呼吸の隙間を活かす訳ですから、息を保つことがやっと出来るかどうかの状態では、何も感じる余裕はないはずです。息を止めた状態で筋肉を弛めることと、息を吐きながら筋肉を弛めることが出来たうえで、刻々と変化していく、体内バランスを認識しなければならないのです。
別の表現をすれば、刻々と身体の中での釣り合い方が変わり、その変わったニュートラルの状態から、又更に緊張を解いていく。そのような作業を続けていった結果として、無意識に作ってしまった筋肉の緊張状態を変化させ、より合理的な身体の使い方を身に付けるようにして頂きたいのです。
そのように考えると、一回目の動作と二回目の動作をする時には、すでに筋肉を緊張させる経過が変化しているはずですね。きっと、身体を連動させて使えるようになっていたり、体内操作で身体のバランスを上手にとり、不必要な筋肉の緊張をさせる必要が無くなっていたりすることに気づかれるに違い有りません。
参照:アウトライン
体用論として考えると、「センタリング呼吸法」が「体」で、「気づきの呼吸法」が「用」ということになるのかもしれません。そんなに深く考えたことがありませんので分かりませんが…
体用論については、小笠原流(配付資料014)をご一読ください。
「センタリング呼吸法」が中心に寄せる為の呼吸法だと考えると、中心へ寄せることだけが目的になってしまいがちです。しかし、自分が中心だと思っているところが、案外中心ではなかったりします。現状では、「比較的中心に近いようだ。」という程度でしかないかもしれません。ですから、呼吸に合わせながらいろいろな動作をして、緊張と弛緩を繰り返しながら、止観(妄念をとどめ、冷静な心で物事を判断して誤らないこと)することが大切だと考えています。
動作をする時には、呼吸をお腹から胸、更には首にまで入れて臨界点まで緊張させるのですが、呼吸を保った状態(保息)で、首から胸そしてお腹へと順番に緊張を解いていく時の体内感覚の変化を、どの程度厳密に自覚できるかがポイントになります。さらに、その瞬間瞬間に働くはずの重力を利用することで、自分の癖になっている動き方を修正し、癖の為に緊張してしまっている筋肉を弛めるわけです。
身体の緊張状態によっては、息を吸う時にうまく吸えないことがあります。しかし、最初はそれが普通だと思いがちです。呼吸と動作が上手に出来るようになって初めて、最初はうまく息が出来ていなかったことに気づくのです。そして、身体中を連動して動かせるようになり、身体のバランスは勿論、顔色や眼の力まで、すっかり変わっている事に気づいて頂きたいのです。
呼吸の隙間産業みたいなもので、呼吸の隙間を活かす訳ですから、息を保つことがやっと出来るかどうかの状態では、何も感じる余裕はないはずです。息を止めた状態で筋肉を弛めることと、息を吐きながら筋肉を弛めることが出来たうえで、刻々と変化していく、体内バランスを認識しなければならないのです。
別の表現をすれば、刻々と身体の中での釣り合い方が変わり、その変わったニュートラルの状態から、又更に緊張を解いていく。そのような作業を続けていった結果として、無意識に作ってしまった筋肉の緊張状態を変化させ、より合理的な身体の使い方を身に付けるようにして頂きたいのです。
そのように考えると、一回目の動作と二回目の動作をする時には、すでに筋肉を緊張させる経過が変化しているはずですね。きっと、身体を連動させて使えるようになっていたり、体内操作で身体のバランスを上手にとり、不必要な筋肉の緊張をさせる必要が無くなっていたりすることに気づかれるに違い有りません。
参照:アウトライン
by centeringkokyu
| 2005-09-06 20:33
| 呼吸法中心塾