2005年 09月 05日
ねこの徒然 9/5 |
神経訓練体内操作法
昨日のY本先生のレクチャーは正に代行週間の「グランドフィナーレ」と言えるもので「神経訓練体内操作法」の総論であったと思います。
従いまして、Y本先生のレベルで私が語る事はとても出来ず、自分なりに同じモノを「違う観点」どう見たか?がせきの山(笑)・・・。
そこで、今日は「神経訓練体内操作法」や私の終始する「本来性」に気付いた色々な切っ掛けを皆さんにお話させて頂くとします。
クレニオセイクラルセラピー
和訳しますと「頭蓋仙骨治療」となります。
私は身体や気が弱かったので「武道」に対して強い憧れを持ちました。しかし、結局、自分が自分らしくあれるなら「強くなくてOK、心身の健康こそ第一」と気付き、それに専念する様になりました。
そう気付くまでの試行錯誤の中、弱気になる私を親友のN松君が何度も支えてくれ、治療家である彼は何度と無く私に施術を施してくれました。
その中で一番印象に残っているのがこの「頭蓋仙骨治療」です。
何故なら、この治療法から「神経訓練法」の原理を自分の身体に体感し、自分の中に答えやがある事や素晴らしい自己保存システムがある事を知ったからです。
参考までに、どんなものかをご紹介しておきます。
この治療法では、頭蓋骨と仙骨、その両者を上下で繋ぐ脊柱、仙骨の下の尾骨も含め、これらを「運動系とは別の1つの繋がり」としてとして捉えています。
そして、これらの部位は、頭蓋骨から脊柱、仙骨にかけて骨の内部に硬膜と呼ばれる膜でパッケージされ、その中には脳脊髄液と呼ばれる液体が充たされています。
頭蓋骨は、23個の骨から組上がっていて、内部に硬膜により部屋が形作られ脳が収まり、脊柱から仙骨にかけて硬膜は管となりその中に神経の束が走っています。
この状態は、脳及び脳から尻尾のように伸びた神経束が、脳脊髄液の中に浮かんでいるとも言えます。
この脳脊髄液は、血液やリンパ液と同様に循環する必要があり、頭蓋骨にはポンプの役割を担う動きのリズムが存在しています。
この動作は本当に微細な動きですが、他のリズムである呼吸や鼓動と絡みながらも「循環システム」としては独立しており、一分間に10〜20回の圧縮及び膨張の運動を繰り返しています。
結果、「仙骨及び尾骨は、頭蓋骨と同期して前後に揺動運動」を行なっています。
この運動から「ポンプ」をイメージする事が出来き、これらの動きは、さらに微細な動きになりますが、骨格系全体の動きとして、全身で見る事が出来ます。
私がK野さんの体操やY本先生から学んだ気功、ロルフィング等を何とか理解出来き、その根底に見た身体のシステムがこれで、古今東西、その為に、能動的や受動的に「筋膜を鍛え、骨を締め、髄を洗う」と言う形で昔から行われた様です。
どうか体操の「鳥や亀」、「ヘタレ」、「船漕ぎ運動」等々を「形」でなく、こんな「システムが身体に働いているんだ!」と実感出来る様やってみて下さい。
呼吸やポンプの動きを正確に表現する事が出来れば、外側に変に動きを作らなくても自然と「形」になります。
六面力
「六面力」は私のかつて学んだ「心意門派」に特徴的な概念の1つです。
例えば、自重を感じ、それを自分と地面に預けた時、「天地」に繋がる力の拮抗の中に自分が佇んでいる事に気付きます。
いわゆる「天地人」ですね。
そこで「神経訓練体内操作法」を行う際、他に、「前後左右」の拮抗も感じないと立体的に自分をセンタリング出来ませんし、身体の密度を一定に出来ません。
この時の感覚なんですが、目に見える姿は別として、自分の「芯」がリニアモーターカーの様に空間に浮いている感じがします。
例えば、その状態が保てないとクレニオが上手く成立しません。
昨日、K野さんの所感にありました、「背面を感じる」と言う事はこの要素に繋がる一連の事であると思います。
また「六面力」が上手く発現し始めますと、六面体の角がどんどん取れて来て円形になり、しまいに自分を包む空間も「膜」の様に感じられる様になってきます。
丁度、自分がある細胞の核で、その周囲に膜がある感じです。
従って、核の膜を操作する事で、周囲の膜が連動し、「空間を操作する」感覚と自分を中心に空間に出来た「重力とか圧力、熱、力」と言ったエネルギーを操作する感覚が出て来ます。
そうしますとダンスも武道も相手との空間やエネルギーのバランスに終始します。
それを表してダンサーは「空気を動かし」、意拳は「山を引く」練習をする訳です。
勿論、どちらもイメージ等の「絵空事」でなく、実体を操作しているのです。
ポンプは身体中にあるらしい
ポンプと聞くと「心臓」や「肺」、「横隔膜」を思うのですが、様々な方に聞き、体感して驚いたのは身体中にそう言うものが一杯あるらしいと言う事です。
例えば、「ふくらはぎ」も立派な血液循環の為のポンプなんです。
それを知るまで心臓だけが孤軍奮闘!必死に頑張ってくれていると思っていたのですが、「ふくらはぎ」はその補助ポンプになって、重力の中にいる人間の血液循環を助けていたらしいのです。知ってびっくりしました。
また、呼吸をするのに我々は「横隔膜」を用いますが、同じく重力の中で呼吸ポンプシステムを働かせる為、「骨盤膜や土踏まず」が働いているらしいのです。
この様な補助ポンプと主要ポンプの連携やシステムをクレニオの様な全身の自動システムを見詰め、これを無意識から意識してやる事で「足首運動」や「ヘタレ」に取り組む発想や質が変わったのは言うまでもありません。
・・・以上、色々あるのですが「健康と美容は全てにおいて優先する」立場で経験した事を少しお話させて頂きました。
昨日のY本先生のレクチャーは正に代行週間の「グランドフィナーレ」と言えるもので「神経訓練体内操作法」の総論であったと思います。
従いまして、Y本先生のレベルで私が語る事はとても出来ず、自分なりに同じモノを「違う観点」どう見たか?がせきの山(笑)・・・。
そこで、今日は「神経訓練体内操作法」や私の終始する「本来性」に気付いた色々な切っ掛けを皆さんにお話させて頂くとします。
クレニオセイクラルセラピー
和訳しますと「頭蓋仙骨治療」となります。
私は身体や気が弱かったので「武道」に対して強い憧れを持ちました。しかし、結局、自分が自分らしくあれるなら「強くなくてOK、心身の健康こそ第一」と気付き、それに専念する様になりました。
そう気付くまでの試行錯誤の中、弱気になる私を親友のN松君が何度も支えてくれ、治療家である彼は何度と無く私に施術を施してくれました。
その中で一番印象に残っているのがこの「頭蓋仙骨治療」です。
何故なら、この治療法から「神経訓練法」の原理を自分の身体に体感し、自分の中に答えやがある事や素晴らしい自己保存システムがある事を知ったからです。
参考までに、どんなものかをご紹介しておきます。
この治療法では、頭蓋骨と仙骨、その両者を上下で繋ぐ脊柱、仙骨の下の尾骨も含め、これらを「運動系とは別の1つの繋がり」としてとして捉えています。
そして、これらの部位は、頭蓋骨から脊柱、仙骨にかけて骨の内部に硬膜と呼ばれる膜でパッケージされ、その中には脳脊髄液と呼ばれる液体が充たされています。
頭蓋骨は、23個の骨から組上がっていて、内部に硬膜により部屋が形作られ脳が収まり、脊柱から仙骨にかけて硬膜は管となりその中に神経の束が走っています。
この状態は、脳及び脳から尻尾のように伸びた神経束が、脳脊髄液の中に浮かんでいるとも言えます。
この脳脊髄液は、血液やリンパ液と同様に循環する必要があり、頭蓋骨にはポンプの役割を担う動きのリズムが存在しています。
この動作は本当に微細な動きですが、他のリズムである呼吸や鼓動と絡みながらも「循環システム」としては独立しており、一分間に10〜20回の圧縮及び膨張の運動を繰り返しています。
結果、「仙骨及び尾骨は、頭蓋骨と同期して前後に揺動運動」を行なっています。
この運動から「ポンプ」をイメージする事が出来き、これらの動きは、さらに微細な動きになりますが、骨格系全体の動きとして、全身で見る事が出来ます。
私がK野さんの体操やY本先生から学んだ気功、ロルフィング等を何とか理解出来き、その根底に見た身体のシステムがこれで、古今東西、その為に、能動的や受動的に「筋膜を鍛え、骨を締め、髄を洗う」と言う形で昔から行われた様です。
どうか体操の「鳥や亀」、「ヘタレ」、「船漕ぎ運動」等々を「形」でなく、こんな「システムが身体に働いているんだ!」と実感出来る様やってみて下さい。
呼吸やポンプの動きを正確に表現する事が出来れば、外側に変に動きを作らなくても自然と「形」になります。
六面力
「六面力」は私のかつて学んだ「心意門派」に特徴的な概念の1つです。
例えば、自重を感じ、それを自分と地面に預けた時、「天地」に繋がる力の拮抗の中に自分が佇んでいる事に気付きます。
いわゆる「天地人」ですね。
そこで「神経訓練体内操作法」を行う際、他に、「前後左右」の拮抗も感じないと立体的に自分をセンタリング出来ませんし、身体の密度を一定に出来ません。
この時の感覚なんですが、目に見える姿は別として、自分の「芯」がリニアモーターカーの様に空間に浮いている感じがします。
例えば、その状態が保てないとクレニオが上手く成立しません。
昨日、K野さんの所感にありました、「背面を感じる」と言う事はこの要素に繋がる一連の事であると思います。
また「六面力」が上手く発現し始めますと、六面体の角がどんどん取れて来て円形になり、しまいに自分を包む空間も「膜」の様に感じられる様になってきます。
丁度、自分がある細胞の核で、その周囲に膜がある感じです。
従って、核の膜を操作する事で、周囲の膜が連動し、「空間を操作する」感覚と自分を中心に空間に出来た「重力とか圧力、熱、力」と言ったエネルギーを操作する感覚が出て来ます。
そうしますとダンスも武道も相手との空間やエネルギーのバランスに終始します。
それを表してダンサーは「空気を動かし」、意拳は「山を引く」練習をする訳です。
勿論、どちらもイメージ等の「絵空事」でなく、実体を操作しているのです。
ポンプは身体中にあるらしい
ポンプと聞くと「心臓」や「肺」、「横隔膜」を思うのですが、様々な方に聞き、体感して驚いたのは身体中にそう言うものが一杯あるらしいと言う事です。
例えば、「ふくらはぎ」も立派な血液循環の為のポンプなんです。
それを知るまで心臓だけが孤軍奮闘!必死に頑張ってくれていると思っていたのですが、「ふくらはぎ」はその補助ポンプになって、重力の中にいる人間の血液循環を助けていたらしいのです。知ってびっくりしました。
また、呼吸をするのに我々は「横隔膜」を用いますが、同じく重力の中で呼吸ポンプシステムを働かせる為、「骨盤膜や土踏まず」が働いているらしいのです。
この様な補助ポンプと主要ポンプの連携やシステムをクレニオの様な全身の自動システムを見詰め、これを無意識から意識してやる事で「足首運動」や「ヘタレ」に取り組む発想や質が変わったのは言うまでもありません。
・・・以上、色々あるのですが「健康と美容は全てにおいて優先する」立場で経験した事を少しお話させて頂きました。
by centeringkokyu
| 2005-09-05 20:49
| ネコ殿