2016年 11月 16日
中心軸は潜動 |
▼助産師さんからのレポート2
自分の身体の中心軸が、体感できるようになるためには、そのための身体の動かし方を練習する時間と、その方に理解して頂けるような創意工夫のアドバイスが必要だと、今回の整体から感じました。
身体の中心軸は、K野先生がよく言う「うすらぼんやり…」しながらも、後頭下筋を伸ばし、肋骨を引きあげ、肩甲骨を寄せ、薄筋を意識して、鼠径部からのくわえこみができ、上から吊り上げられるようになった時に、肩の力を抜いて、息を吐く…この一連の動作が決まった時にしっかりと感じとれます。
そして、今回驚いたのは、K野先生も修験者の先生も同じ事を言いました。
身体の中心軸は、潜動だと…
潜動…?
修験者の先生は、和菓子用のつまで湯呑み茶碗を叩き…「チーン」これだよ!と
???
軸とは、しっかり引っ張られた糸か、芯か、棒で、静止しているものを私はイメージしていました。
中心軸に、チーン…という微細な震動があったとは…
私にはまだ、体感できていないお話しでした。
また、私の身体の4ヵ所から、エネルギーが飛び出していたようです。
身体のエーテル体が吹き出しのように、はみ出しているイラストを見た事を思い出しました。
感情や身体の変化が、見えない身体の外側にまで影響しているんですね。
だから、施術する前に身体の一部分が、なんとなくぼやっと見えたり、施術後にクリアに見えたり、気持ちが落ち着いたり、やる気がおきたり…気が充実する
あるべき場所にあるべき肉体のエネルギーがきちんとおさまる事は、大切な事だと感じました。
身体を整えてもらうと、飛び出していた私のエネルギーは、自動で入り、入ってきた後は、ボワン~と拡散します…何故?拡散するのかは、まだ謎です。
K野先生は、まず朝起きたら身体の状態をチェックすると話して下さいました。修験者の先生も、毎日のお茶かえや、五体投地の時に、自己の身体の歪みに気づき、即座に修正する事から始めるそうです。
本当に大切な事です。
誰かに直してもらえばいいや~と、思いがちな日常ですが、まずは自分で直すという心構え…
直し方も…右足からまず出る…わざと歩くテンポを変えてみる…わざと緩かな坂を上がって負荷をかける…創意工夫です。
自分の身体の癖…
心の癖に…
気づき意識して治す努力をしていく
あたりまえのようで、かなり難しい…
でも、面白いからこれからも学んでいきたい!と、思います。
その他にも、股関節の開きが、対角線上の手の指の痺れにまで、関与していたり、手の小指側を意識する事で、後頭下筋が伸展したり、まとめきれない学びがたくさんありました。
ボチボチ体感しながら、施術できるようになれたらいいなぁ~と、思っています。
先生にとっては、緊張の一日ですが、私にとっては、愉しい一日です。
いつもありがとうございます。
感謝しております。
参照1:中心感覚を目覚めさせる
参照2:真剣に寝 真剣に立つ
参照3:観念法と呼吸法と触手療法
参照4:中国流行気功選
「霊子術は日本の気功流派の一つであり、霊子顕動術と霊子潜動術が含まれている.その淵源は中国の最古の一種の気功動功にある」「中国の秦漢の時代に一種の下丹田の自発運動を引き起こし、養生治病の手段として、一時はきわめて盛んになった.この種の功法は秦漢時代に日本に伝わり、のちの霊子顕動功と霊子潜動功の起源となった」「霊子術はこの世紀の初頭に日本で盛んになった.私は上海の中国精神研究会で気功催眠を研究している時に、『新霊子術』にであった」と書いているのは陳応龍という人だ.淵源を秦漢に求めているが、この時代の記録に自発動功と思われるものはない.ましてそれが日本に伝わったという記録はない.
太霊道ないし霊子術はまったくこうした伝統にふれていない岐阜の青年田中守平が長期の山岳修行から生み出したものであり、明治末年には日本の健康運動を代表するかのごとき勢いを示したが、教祖の急逝により日本では突如消滅し、その後中国で伝えられ、著作も翻訳されて、こうして「中国流行気功」の巻頭に載るまでに残った.
合掌して体が揺れだすのを待つというのは日本神道の流儀だ.田中守平の体験は割に詳しく書いているが、田中の名前は出て来ない.そのやり方、日本との異同などは改めて紹介しよう.
霊子術を経験して中国気功に活かしている有名な人に趙光先生がいる.趙先生はもう亡くなられたが、私は繰り返し教えを受けている.その中で霊子術を実演してくださった時も会った.この本の中にも四つの簡単な自発動功を紹介しているが、それも霊子術の影響下にあるものとしか思えない.
☆リンク先で更新された記事
by centeringkokyu
| 2016-11-16 22:57
| 助産師さん