2016年 10月 14日
潜在意識 |
P129
一般に教えられているのとは逆に、人を行動に駆り立てるのは、意志ではなく想像(無意識)です。意図する通りに行動できているなら、それは『できる』と思っているからです。そうでなければ、望むこととは反対の結果が出てしまいます。
私たちは想像を導かなければなりません。この方法で、肉体的、精神的に、簡単に自分の主人になれます。そのために、意識的自己暗示を行うのです。それは『心に思うどんな考えも、その人にとって現実になり、実現する傾向がある』という原理に基づいています。
ですから、あなたが何かを望むなら、『これこれのものが来る、これこれのことが消える』としばしば繰り返せば、遅かれ早かれそれが実現します。『私は毎日あらゆる面でよくなっている』という一般的な文句を朝晩唱えます。この言葉に必要なすべてが含まれています。
P131
病になると考えて時間を浪費してはなりません。本物の病にならなくても、自分で病を作り出してしまいます。
意識的に自己暗示をかけるときには、シンプルに、自然に、確信を持ち、とりわけ、まったく努力せずに行いなさい。無意識の悪い自己暗示が頻繁に実現するなら、それは努力せずに行われているからです
P134
自己暗示は使い方を習うべき道具のようなものです。未熟な人が銃を持てばろくな結果が出ませんが、射撃の名手が持てば的を外しません
自己暗示で満足すべき結果が出ない人は、自信がないか、努力しているかです。
自己暗示を成功させるには、『努力なしに』行うことが絶対条件です。努力は意志を伴います。意志を除外し、もっぱら想像に頼らなければなりません
P135
アリストテレスは書いています。『体は鮮明な想像に従う。それが自然な流れである。想像はすべての感覚力を支配し、感覚力は心臓の鼓動を操り、すべての生命機能を動かし、かくして全身の働きが早く整う。とはいえ、想像をいくら鮮明にしても、手足その他の形を変えることはできない』
私はアリストテレスの言葉に同意します。自己暗示で最も重要な原則の2つがそこに見られるからです。
1 支配者としての想像の役割
2 自己暗示に期待できる結果は肉体のできる範囲に限られる
P137
潜在意識は何物も逃がさない超敏感な感光板です。どんなささいな思いも行いも、ことごとく記録します。それ以上に、想像と霊感の源であり、発想を生み、意識的行動に具体化する不思議な力があります。喜怒哀楽、病、願望、ありとあらゆる感情の出所が潜在意識にあるとすれば、心の中に生まれるどんな思いも実現する傾向があると理論的に結論できます
参照3:神経エネルギーを作る
参照4:共鳴力と意念
参照5:読書の秋?
by centeringkokyu
| 2016-10-14 21:38
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