2016年 06月 04日
理想と現実と本音 |
▼日本共産党研究――絶対に誤りを認めない政党
《おもな内容》
第一章 SEALDsと共産党
第二章 国民を見下す「ソフト路線」
第三章 党財政を直撃する赤旗部数
第四章 国民連合政府は革命の一里塚
第五章「唯一戦争に反対した党」は本当か
第六章 憲法9条に反対した唯一の政党
第七章 皇室戦略転換の狙い
第八章 なぜ彼らは監視対象なのか
#カスタマレビューより
「社会主義革命」と「天皇制打倒」という悪魔的な目標を掲げつつも、表向きはそのことをおくびにも出さず、国家のため・社会のためになるような正しい主張をしているかのように取り繕って勢力拡大を目指すという、そもそもが矛盾に満ちた奇妙な政党の過去から現在までの活動を幅広く取材した一冊。
本書では、党幹部の発言や「赤旗」の記事や最近のソフト路線への変節に見られる矛盾が数多く指摘されているものの、目的を隠しながら目的を達成しようとしている団体に矛盾は付きものであり、今さらいちいち驚くほどのことではない。
とは言え、自らの真の目的を知られたくない(または知られては困る)と考えている彼らにとっては、本書のような本ほど不都合な本はないであろう。ただ、綿密な取材によって彼らの真の姿を暴いた功績には敬意を表するものの、何も知らずに共産党の候補者に投票する無知な人々に警鐘を鳴らすという姿勢がもう少しほしかったようにも思う。
本書を読み進みながら繰り返し思ったのは、活動目的を隠しながら活動するという、良心に恥じなければならないことを行わなければならない上に、隠さなければならないような目的を胸に懐かなければならずにいる、共産党関係者の寂しい胸のうちである。
恐らく彼らの全員は、『自国の安全を自分で守れなくて、何が一人前の国家なのだ。』『集団的自衛権を行使しないということは、日本は味方に守ってもらうが、日本は味方を守らないということに他ならず、国際社会の卑怯者の誹りを免れない。』と、真に日本のことを思って建設的な正論を堂々と主張する保守派の姿に、眩しい憧れと屈折した嫉妬の入り混じった言い知れぬ感情を覚えているのであろう。自分自身を愛せず、日本という国を愛せず、自分が日本人であるという事実も愛せない。そんな心の病人が、互いの傷を舐め合うように肩を寄せ合い、高邁な理想を語る振りを装いながら、現政権を糾弾しているのである。
そんなことをして国会議員として多額の報酬を手にしたところで誇らしい気持ちなど少しも湧かないであろうし、何を食べても美味しくなく、何をしても楽しくないに違いない。ただただ憐れで気の毒になる。
正直、わたくしは、共産党という組織には何の興味もないし、彼らの実情を委しく知りたいという気持ちも全くない。ただ、本書を通じ、日本という国を憎まずにいられない反日左翼と言われる人たちの歪んだ心情と、彼らが自らの行動に対して懐いている虚しい思いが想像でき、その点は意義があったと思っている。
参照1:主な共産党系団体および関連団体
参照2:たたかい
参照3:洗脳の世界
☆リンク先で更新された記事
◆「インスピレーション」
▼HYさんからのメール
OSちゃん新潟大会(ヨネックス)棄権しました。また肩を痛めたようです。原因は重量オーバーの荷物を一気に肩に担いだ結果でした。
2個で70kg、これは男でも大変です。この荷物の運びを研究しないと肩の痛みは治らないでしょう。早急の対策が必要です。来週は神戸六甲大会(サントリー)です。
それまでに肩痛が収まってくれればと願っています。
7月中旬にオリンピック出場が決まりますので、六甲の試合は非常に大切になってきます。
by centeringkokyu
| 2016-06-04 08:29
| 本などの紹介