2015年 10月 12日
チェックの仕方を工夫する |
☆リンク先で更新された記事
◆宗匠を囲んで(YSさんから第二十二回研究において)
稽古の合間に、一時 全員が道場の床に車座になって 先生持参の菓子パンを戴く。
そこで先生が語られる一言、一言が 研究会の今後を示唆する重要な内容となります。
第二十二回研究会で先生が話された「順と逆」について 聞き取れた範囲で日誌に綴ります。
◆カタとは(YS さんより)
9月13日の第22回研究会の最後にK先生が「カタ稽古」について語られました。
これは大変重要な内容で、ブログに掲載賜われば幸甚です。
2015年8月9日(日)13時~
◆学習内容56
バランス運動療法初級 2015.10.10
・五芒星を構成するラインのイメージで、全身の繋がりを診る
下肢から対角の上肢を経由して対側の上肢から抜いてきたりと、自在にバランスを変えておられる様子に驚いた
・相手に合わせて息を吸い、保息して付けたまま待ち、相手に合わせて息を吐く
呼吸に伴う空気の動きと、付ける・入れる・抜くの関係を感じることが出来た
触れている手のどこにもぶつかることなく、バランスが変わっていく状態を体験させて頂いた
・小さな動作を観察し、筋力で動かしたときと、呼吸の力で動いたときの違いを鑑別する
わずかな動きからも身体の繋がりが変わり、軽く浮かせられるようになったり、重みに任せて落とせるようになったり、 皮膚の感覚が高まったり、温かく感じたりと、様々な形で変化が表れることを体感できた
・意念で、呼吸や体内操作で行なっていた動作をトレースする
自分自身の身体の変化をどれだけ繊細に感じ取れるかが、意念の精度を高め、相手の身体を深く診ることに繋がることを実感した
・外側で動こうとせずに、相手の内部の変化を受け取ることで、自分の内部を動かす
軸を立てて力を抜き、自分が揺れられる状態にあると、それが相手にも反映されることを感じられた
◆印象文40
合気観照塾 2015.10.10
・下肢内側から体幹の中央を上がっていく力を、太極棒に伝える
吸息に伴う伸びに合わせて手の内の緩みを取りながら、太極棒を転がし続ける
・呼吸に伴う体幹の伸びで、太極棒の長軸方向に働くテンションを背骨の張りと一致させる
太極棒の中心を通る軸を意識し、その感覚を上下に伸ばして、棒を長く使う
・前後の張りを保ったまま幅を変え、太極棒を寄せて来るときも攻め、出して行くときも引く
後頚部を引いていく働きと、両手を絞っていく働きが釣り合うと、体幹と棒の間の空間の圧力が高まっていくように感じた
・軸の伸びや、横隔膜の浮きや、体幹の締まりや、外方への張りといった、呼吸と共に身体に起こる変化を同調できる位置に太極棒を持つ
棒に加わえられた力を丹田で受け取れる状態にあると、どの方向から押されても楽に身勢を保てることを体感した
・相手と五分の釣り合いで闘おうとせず、相手にぶつからずに伝わる通り道を見つける
自分の力を抜くことで、相手の重心がずれ、そのバランスの中で丹田と繋げたまま動ける経路を辿る
・力を抜いて相手に沿うように触れることで、手首が決まる立ち位置を取る
相手の周りの空間から吸い込みを掛けて近付けると、接して手の内の緩みを取るだけで相手の頚に入っていく感覚を得られた
◆五芒星でやってみる
◎咳が止まらない妻の身体で観察
○足首から
・咳が出る度に身体の前が縮む
・膀胱経を軽く伸展
・会陰部を使う練習
◇内股は恥骨が閉じてお尻が広がる
◇外股はお尻が閉じて恥骨が広がろうとする
◇内股でお尻を閉じる(私はアイソメトリック状態を保つ)
◇外股で恥骨を挟む(アイソメトリック状態を保つ)
○上肢から
・肩の位置と肘の落ちる位置(いきなり頸へ行かない)
・五芒星でやってみる
◇もう一つしっくりこない
◇星を結ぼうとせずに待つ
◇五芒星の線が螺旋で結ばれていく(立体感)
◇わかったら待つだけ
・気管の炎症部分の裏が固まっている
・炎症部分を何とかしようとして後ろの頸椎が固まり、その下の頸椎で顎を上げている事が解る
・頸と顎、頸と頬骨で(微)細動
・咳が通る感覚を妻も実感した様子
・百会だけ押さえて、会陰の位置は自分でセンタリングさせる
◆立て替えるだけで何もしない
2015/10/11
◎合気観照塾東雲道場
○太極棒(柄みたいな短棒)を剣の様に使う
・雑巾絞りでチェック
・チェックする事で身体を創る
・人それぞれ自分や相手の癖に気付き、前提条件を変えて検証
○真っ直ぐ中段でチェック
・呼吸で上げて行き、分け目を突き上げる
・分け目を残して脱力して吐く
・その後中段まで下す(中段で止まる)
・中段からもう一度同じ動作
・肚に来るか?
・チェックの仕方を工夫する(これも検証)
・分け目、物打ち、剣先の意識
○捻じり込みでチェック
・真っ直ぐ、右、左でゆっくりチェック
・臍と肘を真ん中に持ってくる
・どこが邪魔しているか?
・股関節の立て替えに上が付いてくるだけ
・羽子板の向きが変わる感じ
○吹き抜け
・力で押す
・肩の力を抜いて押す
・力を抜いて風が吹いたら徹す
・風が吹いてから通す
○道着は力まない
・道着との接点を順番に緩みをとる
・急にいなくなる
#楽隠居です
皆さんが、それぞれのブログで書いてくださる内容を、感心しながら読ませていただいています。
本当に有り難い事だと感謝しています。
私は、何をして、何を話したのか覚えていませんので・・・?
私は、稽古直前に大きなテーマを決めるだけで、内容の詳細は、稽古しながら考えていきます。
勿論、メンバーも違えば、レベルも違うし、どんどん進化されています。
ですから、稽古しながら閃くことをするしかないのです。
最近は、教えるということは、どういうことかということに気づいていただきたいと考えています。
最適解はありませんが、教え方を工夫できることが大切で、相手を理論的に納得させることが教える事ではないということを、ご理解いただきたいのです。
その場合にも、合気観照之図を常に意識しておくことが重要です。
参照:相手からやり方を見付ける
何が難かしいかというと、相手を知るということ、相手、人間そのものを知る、相手の心を知る、相手の体を知る、そういうように相手そのものを本当に知ってしまわなければ出来ないのです。そうでなければお人形を相手にやっているか、レディ・メイド、お仕着せを無理にやっているようなもので、そういうのでは個人指導とは云えないのです。見当違いの事を説教したって誰も聞き手はないのです。猫に小判という言葉があるが、見当違いの時にはそういう事もあるのです。だから操法をやるにしても、相手を知ってそれに応じて相手の体の中から操法を取り出すという事が大事です。その為にいろいろの難かしい問題を此所で講義し、説明し、そして簡単な方法を覚えて直ぐにやろうというような人達には、余分な難かしい事ばかり講義しているのです。
ところが相手からやり方を見付けるという事が出来なければ、指だけ上手になっても按摩さんの古いのとちっとも変らない。そういう技術は下手でいいのです。極端な事を云えば、何も練習しなくとも、相手を良くしてあげよう、相手の為にその道を求める気でやれば必らず自然に出てくるのです。極端な事を云えば愉気するだけでも、いろんな技術を百千覚えるよりはズッとましな効果を上げます。
胸椎何番を押えろと云うのは素人へのおどかしで、そうすればそこに注意を集めるからそうやるので、問題は何番を覚えるのでなくて、その急処に心を集め、そこに有る異常を感じとろうとする、そういう気の集中が根本であって、そういうような愉気だけで、技術なんていうものは殆んど充分なものなのです。
初等でやった程度の型を覚えれば、後はいざという時になれば、自然にそれをうまく使いこなす力が出てくるものなのです。それを非常用の心でなくて、普段の頭でやろうとするとそれが出てこない。普段のままでそれが出来るようになろうとして私も訓練しているのですが、素人の人がびっくりして緊張して心をこめてやれば自然に出てくる。
気を集め澄まして指を敏感にするという事があらゆる練習の基本であって、それが出来てから人の体を触るのならいいけれども、出来ないうちに長い時間いじるとなったら必ず毀す人が出てくる。此所の練習でも時間を制限したりなどしてやかましくやっておりますのは、人に慣れないように、人を毀さないように、ずさんな気持で手を出すという事に慣れないようにしてほしいと思うからです。
私の練習様式はたしかに皆さんから見ればのろいし、不満だと思うのですけれども、自分としてはズーッと人に教えてきた経験で、その焦点をしぼって、これさえ練習しておけばいざという時はいろんなものが使えるというところのものだけをやってきました。それ以上やれば、皆さんの感覚を雑にし、人の体を毀しても気がつかないでいるような、そういった心がざわつくだけだと思うのです。そこで練習の問題まで区切ったのです。何の練習をしていたかは私は知らないのですけれども、練習場へヒョッと行ったらばスーッと気が澄んでいたというような練習だったら何も苦情は云わないのです。
◆宗匠を囲んで(YSさんから第二十二回研究において)
稽古の合間に、一時 全員が道場の床に車座になって 先生持参の菓子パンを戴く。
そこで先生が語られる一言、一言が 研究会の今後を示唆する重要な内容となります。
第二十二回研究会で先生が話された「順と逆」について 聞き取れた範囲で日誌に綴ります。
◆カタとは(YS さんより)
9月13日の第22回研究会の最後にK先生が「カタ稽古」について語られました。
これは大変重要な内容で、ブログに掲載賜われば幸甚です。
2015年8月9日(日)13時~
◆学習内容56
バランス運動療法初級 2015.10.10
・五芒星を構成するラインのイメージで、全身の繋がりを診る
下肢から対角の上肢を経由して対側の上肢から抜いてきたりと、自在にバランスを変えておられる様子に驚いた
・相手に合わせて息を吸い、保息して付けたまま待ち、相手に合わせて息を吐く
呼吸に伴う空気の動きと、付ける・入れる・抜くの関係を感じることが出来た
触れている手のどこにもぶつかることなく、バランスが変わっていく状態を体験させて頂いた
・小さな動作を観察し、筋力で動かしたときと、呼吸の力で動いたときの違いを鑑別する
わずかな動きからも身体の繋がりが変わり、軽く浮かせられるようになったり、重みに任せて落とせるようになったり、 皮膚の感覚が高まったり、温かく感じたりと、様々な形で変化が表れることを体感できた
・意念で、呼吸や体内操作で行なっていた動作をトレースする
自分自身の身体の変化をどれだけ繊細に感じ取れるかが、意念の精度を高め、相手の身体を深く診ることに繋がることを実感した
・外側で動こうとせずに、相手の内部の変化を受け取ることで、自分の内部を動かす
軸を立てて力を抜き、自分が揺れられる状態にあると、それが相手にも反映されることを感じられた
◆印象文40
合気観照塾 2015.10.10
・下肢内側から体幹の中央を上がっていく力を、太極棒に伝える
吸息に伴う伸びに合わせて手の内の緩みを取りながら、太極棒を転がし続ける
・呼吸に伴う体幹の伸びで、太極棒の長軸方向に働くテンションを背骨の張りと一致させる
太極棒の中心を通る軸を意識し、その感覚を上下に伸ばして、棒を長く使う
・前後の張りを保ったまま幅を変え、太極棒を寄せて来るときも攻め、出して行くときも引く
後頚部を引いていく働きと、両手を絞っていく働きが釣り合うと、体幹と棒の間の空間の圧力が高まっていくように感じた
・軸の伸びや、横隔膜の浮きや、体幹の締まりや、外方への張りといった、呼吸と共に身体に起こる変化を同調できる位置に太極棒を持つ
棒に加わえられた力を丹田で受け取れる状態にあると、どの方向から押されても楽に身勢を保てることを体感した
・相手と五分の釣り合いで闘おうとせず、相手にぶつからずに伝わる通り道を見つける
自分の力を抜くことで、相手の重心がずれ、そのバランスの中で丹田と繋げたまま動ける経路を辿る
・力を抜いて相手に沿うように触れることで、手首が決まる立ち位置を取る
相手の周りの空間から吸い込みを掛けて近付けると、接して手の内の緩みを取るだけで相手の頚に入っていく感覚を得られた
◆五芒星でやってみる
◎咳が止まらない妻の身体で観察
○足首から
・咳が出る度に身体の前が縮む
・膀胱経を軽く伸展
・会陰部を使う練習
◇内股は恥骨が閉じてお尻が広がる
◇外股はお尻が閉じて恥骨が広がろうとする
◇内股でお尻を閉じる(私はアイソメトリック状態を保つ)
◇外股で恥骨を挟む(アイソメトリック状態を保つ)
○上肢から
・肩の位置と肘の落ちる位置(いきなり頸へ行かない)
・五芒星でやってみる
◇もう一つしっくりこない
◇星を結ぼうとせずに待つ
◇五芒星の線が螺旋で結ばれていく(立体感)
◇わかったら待つだけ
・気管の炎症部分の裏が固まっている
・炎症部分を何とかしようとして後ろの頸椎が固まり、その下の頸椎で顎を上げている事が解る
・頸と顎、頸と頬骨で(微)細動
・咳が通る感覚を妻も実感した様子
・百会だけ押さえて、会陰の位置は自分でセンタリングさせる
◆立て替えるだけで何もしない
2015/10/11
◎合気観照塾東雲道場
○太極棒(柄みたいな短棒)を剣の様に使う
・雑巾絞りでチェック
・チェックする事で身体を創る
・人それぞれ自分や相手の癖に気付き、前提条件を変えて検証
○真っ直ぐ中段でチェック
・呼吸で上げて行き、分け目を突き上げる
・分け目を残して脱力して吐く
・その後中段まで下す(中段で止まる)
・中段からもう一度同じ動作
・肚に来るか?
・チェックの仕方を工夫する(これも検証)
・分け目、物打ち、剣先の意識
○捻じり込みでチェック
・真っ直ぐ、右、左でゆっくりチェック
・臍と肘を真ん中に持ってくる
・どこが邪魔しているか?
・股関節の立て替えに上が付いてくるだけ
・羽子板の向きが変わる感じ
○吹き抜け
・力で押す
・肩の力を抜いて押す
・力を抜いて風が吹いたら徹す
・風が吹いてから通す
○道着は力まない
・道着との接点を順番に緩みをとる
・急にいなくなる
#楽隠居です
皆さんが、それぞれのブログで書いてくださる内容を、感心しながら読ませていただいています。
本当に有り難い事だと感謝しています。
私は、何をして、何を話したのか覚えていませんので・・・?
私は、稽古直前に大きなテーマを決めるだけで、内容の詳細は、稽古しながら考えていきます。
勿論、メンバーも違えば、レベルも違うし、どんどん進化されています。
ですから、稽古しながら閃くことをするしかないのです。
最近は、教えるということは、どういうことかということに気づいていただきたいと考えています。
最適解はありませんが、教え方を工夫できることが大切で、相手を理論的に納得させることが教える事ではないということを、ご理解いただきたいのです。
その場合にも、合気観照之図を常に意識しておくことが重要です。
参照:相手からやり方を見付ける
何が難かしいかというと、相手を知るということ、相手、人間そのものを知る、相手の心を知る、相手の体を知る、そういうように相手そのものを本当に知ってしまわなければ出来ないのです。そうでなければお人形を相手にやっているか、レディ・メイド、お仕着せを無理にやっているようなもので、そういうのでは個人指導とは云えないのです。見当違いの事を説教したって誰も聞き手はないのです。猫に小判という言葉があるが、見当違いの時にはそういう事もあるのです。だから操法をやるにしても、相手を知ってそれに応じて相手の体の中から操法を取り出すという事が大事です。その為にいろいろの難かしい問題を此所で講義し、説明し、そして簡単な方法を覚えて直ぐにやろうというような人達には、余分な難かしい事ばかり講義しているのです。
ところが相手からやり方を見付けるという事が出来なければ、指だけ上手になっても按摩さんの古いのとちっとも変らない。そういう技術は下手でいいのです。極端な事を云えば、何も練習しなくとも、相手を良くしてあげよう、相手の為にその道を求める気でやれば必らず自然に出てくるのです。極端な事を云えば愉気するだけでも、いろんな技術を百千覚えるよりはズッとましな効果を上げます。
胸椎何番を押えろと云うのは素人へのおどかしで、そうすればそこに注意を集めるからそうやるので、問題は何番を覚えるのでなくて、その急処に心を集め、そこに有る異常を感じとろうとする、そういう気の集中が根本であって、そういうような愉気だけで、技術なんていうものは殆んど充分なものなのです。
初等でやった程度の型を覚えれば、後はいざという時になれば、自然にそれをうまく使いこなす力が出てくるものなのです。それを非常用の心でなくて、普段の頭でやろうとするとそれが出てこない。普段のままでそれが出来るようになろうとして私も訓練しているのですが、素人の人がびっくりして緊張して心をこめてやれば自然に出てくる。
気を集め澄まして指を敏感にするという事があらゆる練習の基本であって、それが出来てから人の体を触るのならいいけれども、出来ないうちに長い時間いじるとなったら必ず毀す人が出てくる。此所の練習でも時間を制限したりなどしてやかましくやっておりますのは、人に慣れないように、人を毀さないように、ずさんな気持で手を出すという事に慣れないようにしてほしいと思うからです。
私の練習様式はたしかに皆さんから見ればのろいし、不満だと思うのですけれども、自分としてはズーッと人に教えてきた経験で、その焦点をしぼって、これさえ練習しておけばいざという時はいろんなものが使えるというところのものだけをやってきました。それ以上やれば、皆さんの感覚を雑にし、人の体を毀しても気がつかないでいるような、そういった心がざわつくだけだと思うのです。そこで練習の問題まで区切ったのです。何の練習をしていたかは私は知らないのですけれども、練習場へヒョッと行ったらばスーッと気が澄んでいたというような練習だったら何も苦情は云わないのです。
by centeringkokyu
| 2015-10-12 10:03
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