2015年 04月 20日
何が欠けているかを観察する |
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今回は木刀、袋竹刀を持って頂いて素振り、刀棒打ち前進、中正眼の先をおさえての前進をやって頂きました。
稽古の後、「歩き方を教えて欲しい。」と言われれば自信はないですが、「合気柔術を教えて欲しい。」と言われればいくらでも教えますよとお伝えすると、その意を汲んで頂けたようで笑っておられました。
YMさんにあっては、剣を持ったとたん下半身が安定し、意識の集中が統一されたような感がありました。
RYさんには、七刀の三種をメインにした後、前進しての刀棒打ちの後、一打三足を稽古して頂きました。
「どうしてこんな歩法をするのか分からない。」という感じだったので長物の武器で対峙して一打三足をやって頂くと直ぐに納得して頂きました。
世話役です。
本当にみなさん、遠いところからお越しくださって感謝しております。
合気観照塾 2015.04.18
・吸って弛めて、内部を通して重みを下ろす
下方から動けると、手は後から付いてくる
・腹部に息を吸い込んで、肚の張りを保つ
それを抜かずに、体内を動かすことで相手との釣り合いを変える
・手背を引いて、五指の指先が集まる方向に手を張る
張りが脊柱まで集まって頚が決まり、相手を引き寄せる働きが起こることを体感した
・相手の身体に手を置き、相手に軸を付けたまま動く
単に動いたときと、関係性が変わっても技を掛けられるときの違いを鑑別する
・噴水の動作の、手首が決まり、肘が落ち、肩甲骨の抜けていく経路を、条件が変わっても行なえるように稽古する
嫁は妊娠中で従兄の奥さんは授乳中で二人とも関節が緩んでいる時期なので、骨格が整いやすいが崩れやすい状態で今後の生活にも大事な時期と感じています。
そして、最近私が得た事は身内であろうが無かろうが関係なく調整を行う事です。
身内の調整はどうしても感情移入しやすく、突っ込み気味になるので、調整時は一線を引く事。
もう一つは、野口晴哉先生の文献にも有りましたが、妊娠中は母体の事を気にするよりも胎児の事を気にするといった内容が書かれていたので、実践を繰り返し行うと気のせいかもしれませんが、何となく同感出来る様になりました。
前々回の検診で逆子だと言われ、次の検診で逆子の場合は産婦人科の先生が廻してくれるとの事でした。
一人目の時も同じ状態で、先生に逆子を二回治して頂きました。
手技を拝見すると、頭側と足側で回転方向にモーメントをかけ待つ。今!と言う時に少し送り出してあげる感じ。
先生の解説も同じような感じでした。
2回目は通り道が出来ているから簡単に戻ると仰られて有言実行されていました。
話を戻して、私が妻の胸腰移行部の捻じれが気になったので、調整を行うと脊柱の伸展と同時にお腹の中で胎児が回転したような感覚が伝わってきました。
その後、妻のお腹の膨らみ方が変わった事と蹴られる場所が変わった事で恐らく頭が下を向いたと思っていました。
検診の結果、逆子は治っているとの事で感覚は間違っていなかった事が解りました。
野口晴哉先生の様に話掛ける事は出来ませんが、違う形で逆子が治りました。(完全にたまたまですが・・・。)
長々と長文に付き合って頂いて有難うございます。
こんな感じで来週からも楽しんで進んで行こうと思います。
長堀チェックポイント
帯を用いて
・ 帯のある時、ない時
・ 帯を緊張して持った場合、緩みを取り続けて持った場合
・ 帯を膝上に巻き、ソケイ部を締めた時と軽く緩みを取って開いた場合
・ 筋力で帯を扱った場合と呼吸で緩みを取り続けた場合
・ 単純に帯を引く・押すした場合と引きと攻めした場合
・ 脱力し、吐く時、帯の緩みを取った場合と弛ませたり、固めた場合
・ 帯で体をアクティブタッチした場合としなかった場合
・ アクティブタッチに張力がある場合とない場合
・ 体を感じて帯を使った場合とそうしない場合
・ 帯で動き「通背(抜背)」した場合としない場合
・ 帯で保証し連動した場合としなかった場合
・ 帯を使って「脱力して、吐いて、伸びる」 の観察
ひとつのことを「帯」を使って多面的に観て行きました。
「帯の稽古はこんなの」とか「〇〇はこんな技術」と言うフレーミングを取り去り、
何が大切か?何が欠けているかを観察するレッスンだった様に思います。
あえて、容易に口にし易い「用語」を省き列挙に留め置きます。
by centeringkokyu
| 2015-04-20 00:01
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