2014年 05月 08日
呼吸で自分自身の内部を照らす |
☆リンク先で更新された記事
◆進入シャイン
呼吸によって、自分自身の内部を照らすことで、見えない部分の状態を意識の上に映し出すことが出来ます。
私は、全身の中のいずれかの点を意識し、そこを吸息によって膨らませたり、反対に外側から内側に向けて伝えたりして遊ぶことがあります。
移動させた空気から伝わる圧力によって、そこに存在する臓器の位置や形状や硬軟を捉えられることを感じています。
また、引き寄せた側と反対側の身体の実感が増し、表裏の関係性を感じやすくなるように思います。
吸息と共に丹田の実感が高まる姿勢で、一つ一つの脊椎を押したり引いたりしながら、それ以外の部位に生じる変化を観察していると、色々と面白い発見があります。
同じ高さの骨や臓器への影響を感じることもあれば、離れた頭顔面部や四肢の特定の部位に反応が現れることもあります。
患者さんの脊柱のどこが固まっているかで、その方が普段されている動作が推察され、そうした脊柱の状態と、様々な愁訴との関連を感じることがあります。
脊柱がどのようなカーブを描いているかで、腹側の光の当たり方も変化します。
胸腔や腹腔の動きが妨げられる姿勢にあると、呼吸がしにくくなったり、消化の機能が落ちたりと、内臓の働きにも影響を及ぼします。
また、脊柱が固くなり、上肢が内側に巻いたり、下肢が外側に開いたりすると、本来、隠れる位置にある経路が外見上に現れてしまうことがあります。
当たるべき部分に光が当たり、隠れるべき部分が影になると、身体の働きのみならず、見た目の姿勢も美しくなり、表情も明るく感じられます。
自分自身や身の回りで起こっている様々な変化を感じ取ることを大切にしながら、臨床に向き合っていきたいと思っています。
◆三つのボール
骨盤のボールは横隔膜で吊るす事によって密度が増したように存在がはっきりする。
胸郭のボールは横隔膜の動きを観察しながら呼吸していると肺が全体的に膨らみ胸郭が軽くなるとボールの存在が出てくる。
胸郭のボールを動かすと骨盤のボールが動く、骨盤のボールを動かすと胸郭のボールが動く。
ゆっくり呼吸して観察していると頭のボールの存在が出てくる。
このボールを経由して繋がる角度で調整を行うと身体が全体的に締まってくれる。
3つのボール?
引きと攻め?
体内操作? そうさ!
#楽隠居です
水曜日には、芦屋教室のレッスンがありました。
テーマは、「腹直筋を伸ばす為の必要条件」でした。
うなじ筋及び薄筋と呼吸の関係を、「紐解き呼吸法」で紐解いてみました。
勿論、腹直筋が伸びるかどうかを検証しながら・・・
これから各教室では、どのようなアレンジになるのかが楽しみです。
☆連休中に読んだ本
・中国という蟻地獄に落ちた韓国
▼カスタマーレビューより
韓国の知識人や政府関係者の多数は「もうアメリカの時代は終わった。これからは中国が米国に代わって世界の中心となり経済も軍事も世界は中国を中心に回り始める」と本気で思ってしまったらしいのだ。そして韓国としては命脈の尽きたアメリカの影響下から一刻も早く離脱し、中国の属国になることこそが国益だと信じ、離米従中を国是としているという。しかし、いまだ国内に膨大な数のアメリカ陸軍を駐留させている以上、一気に米韓同盟解消というわけにもいかないので、とりあえず日本を叩き日本に責任を転嫁することでアメリカによる対中包囲網の形成を妨害し中国のご機嫌を取ろうとしている。どうもそういうことのようなのだ。
特に注目すべきは229ページ以下に展開される記述だ。
朴大統領による日本はずし、韓米中協商(米中間を泳ぎ渡る手法)は以下のような構図だ。
(1) 米国との関係は維持しつつ、中国の懐に飛び込む。
(2) 米中両大国を後ろ盾に、北朝鮮と日本を封じ込める。
(3) 日本の右傾化や戦犯国としての反省の無さを世界で言い募る。
実は(3)がミソなのだ。以下の効果により(1)と(2)を下支えすると韓国は考えているからだ。
○国際社会での日本の格を落とし、代わりに韓国がその位置を占める。すると米国に対する韓国の発言力が増す。
○「従中」を米国に悟られないようにできる。日韓軍事協定締結など中国包囲網に加わるよう米国から求められたら「そうしたいのは山々ですが、日本の右傾化のために韓国内に反対が多く、不可能です」と弁解の材料に使える。
○中国のお先棒を担ぐことで中国から得点を稼げる。日本の右傾化批判を米国に吹き込む際にも、中国と比べ、同盟国である韓国の方が説得力を持つと胸を張れる。
朴大統領が米国へ行こうが、中国へ行こうが、ロシアでドイツ首相に会おうが、必ず声高に日本を批判するのは、韓国外交にとって(3)が必須と認識されているからだろう。
▼朝貢と属国に関して、一部抜粋します。
「対馬は韓国のものだ」と言い出した韓国人 韓国の異様な行動を岡本隆司准教授と読む 鈴置 高史
韓国の異様な行動が目立つ。岡本隆司・京都府立大学准教授と「華夷意識」を補助線に読み解く(司会は田中太郎)。
岡本:「対馬返還論」が韓国で盛り上がっています。聞いた日本人は驚きます。議論自体は昔から韓国にあったものですが、 なぜ今、突然に対馬なのか――。これを考えることで韓国人や中国人の見方・考え方を知り、日本に対する動きを予測することも可能です。
-竹島だけではなく、対馬の領有権を韓国が主張する、というのですか!韓国人は本気でそんなことを言い出したのですか。 マナーの悪い韓国人の観光客が押し掛けたり、土地を買いあさったりして対馬で韓国問題が起きていることは知っていましたが……。
鈴置:ソウル近郊の議政府市という自治体の議会が、今年3月22日に日本政府に対し「対馬の即時返還」を求める決議文を採択した、 と韓国メディアが報じています。4月末には大韓民国海洋連盟という組織と、 釜山にある釜慶大学という大学が「対馬返還を日本に求める」目的でシンポジウムを開きました。 この連盟の総裁は元・海洋水産相であり、それほど「変わった団体」というわけではありません。
韓国の新聞も昨年から「対馬領有論」を主張する軍人や小説家の意見を載せ始めています。 岡本先生のご指摘のように、昔からそうした主張はありましたが、韓国メディアではほとんどとりあげられませんでした。 それがここに来て、急速に目立つようになりました。
-なぜ、「対馬は韓国領」ということになるのでしょうか。
岡本:要するに、朝貢という歴史上の制度が関わっています。朝貢とは、臣下が君主のところに貢ぎ物をもって挨拶に行く儀礼のことです。 朝鮮王朝(李氏朝鮮)が中華王朝に朝貢をしていたのは有名です。
一方、朝鮮王朝からみますと、江戸時代まで釜山に使者を送っていた対馬が朝鮮に朝貢していた、自分たちに臣属していた、 ということになります。このあたりの史実は学界では常識なのですが、普通の日本人はよく知りません。
-でも、厳然として対馬はずっと日本の一部ですが……。
岡本:もちろんそうです。江戸時代には幕藩体制を構成した一藩でもありました。 しかしそれは朝鮮王朝にとっては関係ないことです。自分に朝貢していた事実が重要なのです。
実は同じことがちょうど今、南方でも起きています。沖縄――昔の琉球王朝は、島津・薩摩藩に服属しながら、清朝にも朝貢していました。 最近、中国が「沖縄は中国に属していたはずなのに日本に奪われた」と言い出しています。 これと、韓国人の「対馬を返せ」という要求は根っこの部分ではつながっているのです。
-韓国人は本気でそんなことを考えているのでしょうか。
鈴置:仮に日韓首脳会談の席上、日本の首相が「対馬は日本の領土だ」と韓国の大統領に確認を求めたとします。 韓国の大統領は「そうです」と認めるかどうか。たぶん、言を左右にして言質を与えないでしょう。
岡本:仮定の話ですが、ありえないことではないと思います。
-そんな空気にあるのですか、今の韓国は。
鈴置:まさにその「空気」という表現が当たっています。まだ日本人に対し「対馬を返せ」と言ってくる韓国人は多くはありません。 しかし、公の席で「対馬は日本のものだ」と語れる韓国人が減っているのも事実です。 社会の「空気」が変化しているからです。だから大統領もおいそれと「対馬は日本の領土」とは語れなくなったのです。
-では、なぜ今、空気が変化したのでしょうか。
鈴置:理由は3つあります。まず、日本の竹島返還要求に対抗するためです。2012年、李明博大統領が竹島を訪問しました。 これに怒った日本が、国際司法裁判所に提訴する構えを見せました。 「対馬を返せ」とカウンターパンチを繰り出せば、日本の主張を弱められる、あるいは日本の意図を挫けると韓国人は考えたのでしょう。
・日本書紀・古事記編纂関係者に抹消された邪馬台国
この本は、「同業者の社長さんから買って欲しいと言われ、読んだけど面白かったよ!」と言って兄が貸してくれました。確かに面白かったです。
▼カスタマーレビューより
山科氏は大阪の宝石時計会社を営まれる方で、いわゆる学者ではない。でも、邪馬台国論争や弥生時代から奈良時代に至る日本古代史に非常に精通されておられ、最新(2014年)の邪馬台国論や考古学の情勢をふまえつつ持論を展開された本書は大変な意欲作である。氏の以下の説は、邪馬台国からの古代史を研究するすべての者たちは、避けては通れない視点である。
(1)なぜ、邪馬台国や卑弥呼に関する記事が古事記日本書紀にないのか。まずはその理由を考えるべきである。それは、古事記日本書紀を編纂したときの権力者(天武天皇・藤原氏~)が、卑弥呼時代の倭国の中国への冊封体制を嫌ったからではないか。中国の力にひれ伏し大乱(句奴国との戦い)の応援を頼むなんて、天皇中心の国作りを目指し中国と同等の国力を誇示したかったときの権力者にとって、邪馬台国・卑弥呼の存在は何ともやりきれない目障りな存在だったからだ。そこで、卑弥呼・邪馬台国の存在を歴史から葬って、天皇の権威を決定づける方針で古事記・日本書紀の記述を展開していったのだ。
(2)肝心の邪馬台国の位置は、魏志倭人伝の行程記述からは決定できない。唯一、「女王国より以北に一大率を置いて・・・」「女王国より以北はその戸数・道程は略載するを得べきも・・・・」の記述から、博多湾沿岸地方(伊都国・奴国・不弥国)よりも以南に邪馬台国があったのである。それ以外の説は全く根拠を持たない。
◆進入シャイン
呼吸によって、自分自身の内部を照らすことで、見えない部分の状態を意識の上に映し出すことが出来ます。
私は、全身の中のいずれかの点を意識し、そこを吸息によって膨らませたり、反対に外側から内側に向けて伝えたりして遊ぶことがあります。
移動させた空気から伝わる圧力によって、そこに存在する臓器の位置や形状や硬軟を捉えられることを感じています。
また、引き寄せた側と反対側の身体の実感が増し、表裏の関係性を感じやすくなるように思います。
吸息と共に丹田の実感が高まる姿勢で、一つ一つの脊椎を押したり引いたりしながら、それ以外の部位に生じる変化を観察していると、色々と面白い発見があります。
同じ高さの骨や臓器への影響を感じることもあれば、離れた頭顔面部や四肢の特定の部位に反応が現れることもあります。
患者さんの脊柱のどこが固まっているかで、その方が普段されている動作が推察され、そうした脊柱の状態と、様々な愁訴との関連を感じることがあります。
脊柱がどのようなカーブを描いているかで、腹側の光の当たり方も変化します。
胸腔や腹腔の動きが妨げられる姿勢にあると、呼吸がしにくくなったり、消化の機能が落ちたりと、内臓の働きにも影響を及ぼします。
また、脊柱が固くなり、上肢が内側に巻いたり、下肢が外側に開いたりすると、本来、隠れる位置にある経路が外見上に現れてしまうことがあります。
当たるべき部分に光が当たり、隠れるべき部分が影になると、身体の働きのみならず、見た目の姿勢も美しくなり、表情も明るく感じられます。
自分自身や身の回りで起こっている様々な変化を感じ取ることを大切にしながら、臨床に向き合っていきたいと思っています。
◆三つのボール
骨盤のボールは横隔膜で吊るす事によって密度が増したように存在がはっきりする。
胸郭のボールは横隔膜の動きを観察しながら呼吸していると肺が全体的に膨らみ胸郭が軽くなるとボールの存在が出てくる。
胸郭のボールを動かすと骨盤のボールが動く、骨盤のボールを動かすと胸郭のボールが動く。
ゆっくり呼吸して観察していると頭のボールの存在が出てくる。
このボールを経由して繋がる角度で調整を行うと身体が全体的に締まってくれる。
3つのボール?
引きと攻め?
体内操作? そうさ!
#楽隠居です
水曜日には、芦屋教室のレッスンがありました。
テーマは、「腹直筋を伸ばす為の必要条件」でした。
うなじ筋及び薄筋と呼吸の関係を、「紐解き呼吸法」で紐解いてみました。
勿論、腹直筋が伸びるかどうかを検証しながら・・・
これから各教室では、どのようなアレンジになるのかが楽しみです。
☆連休中に読んだ本
・中国という蟻地獄に落ちた韓国
▼カスタマーレビューより
韓国の知識人や政府関係者の多数は「もうアメリカの時代は終わった。これからは中国が米国に代わって世界の中心となり経済も軍事も世界は中国を中心に回り始める」と本気で思ってしまったらしいのだ。そして韓国としては命脈の尽きたアメリカの影響下から一刻も早く離脱し、中国の属国になることこそが国益だと信じ、離米従中を国是としているという。しかし、いまだ国内に膨大な数のアメリカ陸軍を駐留させている以上、一気に米韓同盟解消というわけにもいかないので、とりあえず日本を叩き日本に責任を転嫁することでアメリカによる対中包囲網の形成を妨害し中国のご機嫌を取ろうとしている。どうもそういうことのようなのだ。
特に注目すべきは229ページ以下に展開される記述だ。
朴大統領による日本はずし、韓米中協商(米中間を泳ぎ渡る手法)は以下のような構図だ。
(1) 米国との関係は維持しつつ、中国の懐に飛び込む。
(2) 米中両大国を後ろ盾に、北朝鮮と日本を封じ込める。
(3) 日本の右傾化や戦犯国としての反省の無さを世界で言い募る。
実は(3)がミソなのだ。以下の効果により(1)と(2)を下支えすると韓国は考えているからだ。
○国際社会での日本の格を落とし、代わりに韓国がその位置を占める。すると米国に対する韓国の発言力が増す。
○「従中」を米国に悟られないようにできる。日韓軍事協定締結など中国包囲網に加わるよう米国から求められたら「そうしたいのは山々ですが、日本の右傾化のために韓国内に反対が多く、不可能です」と弁解の材料に使える。
○中国のお先棒を担ぐことで中国から得点を稼げる。日本の右傾化批判を米国に吹き込む際にも、中国と比べ、同盟国である韓国の方が説得力を持つと胸を張れる。
朴大統領が米国へ行こうが、中国へ行こうが、ロシアでドイツ首相に会おうが、必ず声高に日本を批判するのは、韓国外交にとって(3)が必須と認識されているからだろう。
▼朝貢と属国に関して、一部抜粋します。
「対馬は韓国のものだ」と言い出した韓国人 韓国の異様な行動を岡本隆司准教授と読む 鈴置 高史
韓国の異様な行動が目立つ。岡本隆司・京都府立大学准教授と「華夷意識」を補助線に読み解く(司会は田中太郎)。
岡本:「対馬返還論」が韓国で盛り上がっています。聞いた日本人は驚きます。議論自体は昔から韓国にあったものですが、 なぜ今、突然に対馬なのか――。これを考えることで韓国人や中国人の見方・考え方を知り、日本に対する動きを予測することも可能です。
-竹島だけではなく、対馬の領有権を韓国が主張する、というのですか!韓国人は本気でそんなことを言い出したのですか。 マナーの悪い韓国人の観光客が押し掛けたり、土地を買いあさったりして対馬で韓国問題が起きていることは知っていましたが……。
鈴置:ソウル近郊の議政府市という自治体の議会が、今年3月22日に日本政府に対し「対馬の即時返還」を求める決議文を採択した、 と韓国メディアが報じています。4月末には大韓民国海洋連盟という組織と、 釜山にある釜慶大学という大学が「対馬返還を日本に求める」目的でシンポジウムを開きました。 この連盟の総裁は元・海洋水産相であり、それほど「変わった団体」というわけではありません。
韓国の新聞も昨年から「対馬領有論」を主張する軍人や小説家の意見を載せ始めています。 岡本先生のご指摘のように、昔からそうした主張はありましたが、韓国メディアではほとんどとりあげられませんでした。 それがここに来て、急速に目立つようになりました。
-なぜ、「対馬は韓国領」ということになるのでしょうか。
岡本:要するに、朝貢という歴史上の制度が関わっています。朝貢とは、臣下が君主のところに貢ぎ物をもって挨拶に行く儀礼のことです。 朝鮮王朝(李氏朝鮮)が中華王朝に朝貢をしていたのは有名です。
一方、朝鮮王朝からみますと、江戸時代まで釜山に使者を送っていた対馬が朝鮮に朝貢していた、自分たちに臣属していた、 ということになります。このあたりの史実は学界では常識なのですが、普通の日本人はよく知りません。
-でも、厳然として対馬はずっと日本の一部ですが……。
岡本:もちろんそうです。江戸時代には幕藩体制を構成した一藩でもありました。 しかしそれは朝鮮王朝にとっては関係ないことです。自分に朝貢していた事実が重要なのです。
実は同じことがちょうど今、南方でも起きています。沖縄――昔の琉球王朝は、島津・薩摩藩に服属しながら、清朝にも朝貢していました。 最近、中国が「沖縄は中国に属していたはずなのに日本に奪われた」と言い出しています。 これと、韓国人の「対馬を返せ」という要求は根っこの部分ではつながっているのです。
-韓国人は本気でそんなことを考えているのでしょうか。
鈴置:仮に日韓首脳会談の席上、日本の首相が「対馬は日本の領土だ」と韓国の大統領に確認を求めたとします。 韓国の大統領は「そうです」と認めるかどうか。たぶん、言を左右にして言質を与えないでしょう。
岡本:仮定の話ですが、ありえないことではないと思います。
-そんな空気にあるのですか、今の韓国は。
鈴置:まさにその「空気」という表現が当たっています。まだ日本人に対し「対馬を返せ」と言ってくる韓国人は多くはありません。 しかし、公の席で「対馬は日本のものだ」と語れる韓国人が減っているのも事実です。 社会の「空気」が変化しているからです。だから大統領もおいそれと「対馬は日本の領土」とは語れなくなったのです。
-では、なぜ今、空気が変化したのでしょうか。
鈴置:理由は3つあります。まず、日本の竹島返還要求に対抗するためです。2012年、李明博大統領が竹島を訪問しました。 これに怒った日本が、国際司法裁判所に提訴する構えを見せました。 「対馬を返せ」とカウンターパンチを繰り出せば、日本の主張を弱められる、あるいは日本の意図を挫けると韓国人は考えたのでしょう。
・日本書紀・古事記編纂関係者に抹消された邪馬台国
この本は、「同業者の社長さんから買って欲しいと言われ、読んだけど面白かったよ!」と言って兄が貸してくれました。確かに面白かったです。
▼カスタマーレビューより
山科氏は大阪の宝石時計会社を営まれる方で、いわゆる学者ではない。でも、邪馬台国論争や弥生時代から奈良時代に至る日本古代史に非常に精通されておられ、最新(2014年)の邪馬台国論や考古学の情勢をふまえつつ持論を展開された本書は大変な意欲作である。氏の以下の説は、邪馬台国からの古代史を研究するすべての者たちは、避けては通れない視点である。
(1)なぜ、邪馬台国や卑弥呼に関する記事が古事記日本書紀にないのか。まずはその理由を考えるべきである。それは、古事記日本書紀を編纂したときの権力者(天武天皇・藤原氏~)が、卑弥呼時代の倭国の中国への冊封体制を嫌ったからではないか。中国の力にひれ伏し大乱(句奴国との戦い)の応援を頼むなんて、天皇中心の国作りを目指し中国と同等の国力を誇示したかったときの権力者にとって、邪馬台国・卑弥呼の存在は何ともやりきれない目障りな存在だったからだ。そこで、卑弥呼・邪馬台国の存在を歴史から葬って、天皇の権威を決定づける方針で古事記・日本書紀の記述を展開していったのだ。
(2)肝心の邪馬台国の位置は、魏志倭人伝の行程記述からは決定できない。唯一、「女王国より以北に一大率を置いて・・・」「女王国より以北はその戸数・道程は略載するを得べきも・・・・」の記述から、博多湾沿岸地方(伊都国・奴国・不弥国)よりも以南に邪馬台国があったのである。それ以外の説は全く根拠を持たない。
by centeringkokyu
| 2014-05-08 00:01
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