2012年 07月 05日
筋肉の力を無意識のうちに微調整する |
▼本来の筋肉の長さにもどす
筋肉はその種の働きだけではなくて第二の系統があったのです。それは解剖学上の筋肉の腹部内側にあり、「筋紡錘」と呼ばれています。この筋紡錘は、紡錘筋と呼ばれる横紋筋をもっており、脳や脊髄からくる神経である運動神経だけでなく、反対に脳や脊髄に向かう神経である感覚神経ももっています。それゆえに解剖学上の筋肉それ自体よりももっと鋭敏に筋肉を調節するものらしいのです。
この筋紡錘の働きは、収縮した筋肉を伸張させたり、過度に働いている筋肉を和らげたり、筋肉の力を無意識のうちに微調整することです。まっすぐ立ちつづけることができたり、正確にボールを投げられたりするのもその働きのおかげです。(中略)
筋肉のもどりが悪くなるのは、筋肉を縮めつづけることだけが原因ではなくて、その収縮した筋肉を元の長さにもどし、いつもみずみずしい状態に保とうとする「内的筋肉」の機能が低下していることにも原因があると考えられるからです。
▼身体全体を通して局所の問題を見る
体の深部にあるローカル筋は、別名「姿勢筋」と呼ばれています。筋肉のサイズが小さく動力も小さいのですが、筋紡錘が多く存在し、姿勢の維持など絨細なコントロールに適した筋肉です。
関節の周辺にある筋肉で言えば、関節を効果的に動かすのがグローバル筋、関節の支持・安定に関与するのがローカル筋ということになります。
慢性の腰痛症患者の場合、腰椎周辺のグローバル筋とローカル筋の働きがアンバランスで、ローカル筋がほとんど機能していないケースもあります。ローカル筋の機能が低下していると腰椎1つ1つの安定が保たれにくくなり、常に腰椎の両脇が過剰に緊張して、ちょっとした動作でも強い痛みが出てしまいます。
逆に言えば、人体の弱点とも言える頚椎と腰椎も、このローカル筋群が正常に機能していれば、少しくらい衝撃を受けても簡単には傷まないのです。
#楽隠居です
水曜日は、芦屋教室がありました。前回は、「頸」をテーマにしたレッスンをしたのですが、皆さん頸や後頭部への意識が変わり、猫背が調整されたり、肩がこらなくなったと喜んでおられました。
たまたま、前回レッスンを休まれた方もおられましたので、今回は「頸と肋骨と呼吸」をテーマにしてみました。
ブログに、レッスンの内容を書こうかと思ったのですが、ブログ内検索をしてみると、書く必要が無いことに気づきました。
結局、過去記事のご紹介でお茶を濁すということになってしまいました。<(_ _)>
参照1:伸筋と屈筋と反射
参照2:筋紡錐・腱紡錐
参照3:頸椎を伸ばす
参照4:伝達系と虚実
参照5:ダイジェスト
☆リンク先で更新された記事
・バランスを違った切り口で診る
・西遊記を読んでみる
【邱永漢死去、「金儲けの神様」が残した日本人への遺言 大変懐かしい名前が出てきましたので、参考までに・・・ 邱永漢先生は、亡父の知り合いでして、参議院選挙に出て落選された時のポスターが、我が家にありました。実家の応接間にあるテーブルと椅子は、邱永漢事務所にあったものだったはずです。私が香港に行った時には、邱さんの妹さんご夫妻に、お世話になりました。「藤城清治影絵美術館」(長野県白樺湖湖畔) には、家族旅行で行ったことがあります。】
・呼吸日記7/6
筋肉はその種の働きだけではなくて第二の系統があったのです。それは解剖学上の筋肉の腹部内側にあり、「筋紡錘」と呼ばれています。この筋紡錘は、紡錘筋と呼ばれる横紋筋をもっており、脳や脊髄からくる神経である運動神経だけでなく、反対に脳や脊髄に向かう神経である感覚神経ももっています。それゆえに解剖学上の筋肉それ自体よりももっと鋭敏に筋肉を調節するものらしいのです。
この筋紡錘の働きは、収縮した筋肉を伸張させたり、過度に働いている筋肉を和らげたり、筋肉の力を無意識のうちに微調整することです。まっすぐ立ちつづけることができたり、正確にボールを投げられたりするのもその働きのおかげです。(中略)
筋肉のもどりが悪くなるのは、筋肉を縮めつづけることだけが原因ではなくて、その収縮した筋肉を元の長さにもどし、いつもみずみずしい状態に保とうとする「内的筋肉」の機能が低下していることにも原因があると考えられるからです。
▼身体全体を通して局所の問題を見る
体の深部にあるローカル筋は、別名「姿勢筋」と呼ばれています。筋肉のサイズが小さく動力も小さいのですが、筋紡錘が多く存在し、姿勢の維持など絨細なコントロールに適した筋肉です。
関節の周辺にある筋肉で言えば、関節を効果的に動かすのがグローバル筋、関節の支持・安定に関与するのがローカル筋ということになります。
慢性の腰痛症患者の場合、腰椎周辺のグローバル筋とローカル筋の働きがアンバランスで、ローカル筋がほとんど機能していないケースもあります。ローカル筋の機能が低下していると腰椎1つ1つの安定が保たれにくくなり、常に腰椎の両脇が過剰に緊張して、ちょっとした動作でも強い痛みが出てしまいます。
逆に言えば、人体の弱点とも言える頚椎と腰椎も、このローカル筋群が正常に機能していれば、少しくらい衝撃を受けても簡単には傷まないのです。
#楽隠居です
水曜日は、芦屋教室がありました。前回は、「頸」をテーマにしたレッスンをしたのですが、皆さん頸や後頭部への意識が変わり、猫背が調整されたり、肩がこらなくなったと喜んでおられました。
たまたま、前回レッスンを休まれた方もおられましたので、今回は「頸と肋骨と呼吸」をテーマにしてみました。
ブログに、レッスンの内容を書こうかと思ったのですが、ブログ内検索をしてみると、書く必要が無いことに気づきました。
結局、過去記事のご紹介でお茶を濁すということになってしまいました。<(_ _)>
参照1:伸筋と屈筋と反射
参照2:筋紡錐・腱紡錐
参照3:頸椎を伸ばす
参照4:伝達系と虚実
参照5:ダイジェスト
☆リンク先で更新された記事
・バランスを違った切り口で診る
・西遊記を読んでみる
【邱永漢死去、「金儲けの神様」が残した日本人への遺言 大変懐かしい名前が出てきましたので、参考までに・・・ 邱永漢先生は、亡父の知り合いでして、参議院選挙に出て落選された時のポスターが、我が家にありました。実家の応接間にあるテーブルと椅子は、邱永漢事務所にあったものだったはずです。私が香港に行った時には、邱さんの妹さんご夫妻に、お世話になりました。「藤城清治影絵美術館」(長野県白樺湖湖畔) には、家族旅行で行ったことがあります。】
・呼吸日記7/6
by centeringkokyu
| 2012-07-05 22:02
| 呼吸法中心塾