2009年 04月 12日
肚が利く |
土曜日の合気観照塾の稽古には、K元さんが参加されました。稽古の後で「センタリング呼吸法と合気の関係が分かりやすかった。」と言ってくださました。お相手をしてくださったM岡さんとIYさんの指導力の賜だと思います。
S川さんからは、「相架け」が難しいのですが、というご質問がありました。私も「相架け」が、少し出来るような気がしてきたのは、新陰流を始めてから3年以上経過していたことを思い出しました。何事も難しいと感じたところから、本当の意味での稽古が始まる訳ですし、工夫の大切さにも気づけるのだと考えています。
身勢の要点と体幹及び呼吸の使い方を説明しましたので、後は「習い・稽古・工夫」あるのみです。
「習い・稽古・工夫」に関連して、M岡さんが”私なり”の解決志向アプローチの中にまとめておられますので、引用してご紹介します。
③ 決まったメニューを繰り返さない
「大切!」と思う事でも「同じアプローチ」を続けると「飽き」が来たり「意味飽和」や「盲点(既成概念)」が出来てしまいます。
また、「フォーカス」が変わると「大切!」な事の表情も変わります。
そこで、昨日とちょっと違うやり方」を見付けてみます。「予想外」の愉しいことに出会えるかもしれません。
⑦ 自分の中にセンサーを増やして行く
「筋肉の質や量」、「知識」以前に、そのアプローチで「自分の中にセンサーが増える様に"意識"して」組み立てて行きます(神経訓練法です)。
結果、自分の目標が「広がりのある形」で展開して行きます。
(引用終了)
▼決まったメニューを繰り返さない
稽古を継続させる為には、決まったメニューがある方がいいのですが、どうしても回数にこだわり工夫しなくなる恐れがあります。私の場合は「フェルデンクライス身体訓練法」を独習したお陰で、同じ動きを繰り返すことのマイナス面に気付かせてもらいました。
「やってみますの合気です!」というノリで、いろいろやってみてください。
そして、その為には
▼自分の中にセンサーを増やして行く
自分の感覚は常に普通だと考えがちですが、案外盲点や好き嫌いがあるものです。味や色に関して考えてみていただければ分かりやすいかもしれません。
関東よりも関西のほうが、一般的には薄味だと言われていますし、日本人は鼠色の微妙な違いに敏感なようで、和名には本当の意味で色々な表現があります。【日本の伝統色 和色大辞典】
体感についても同じだと思います。合気の稽古の時には、微妙な接点の状態や進入角度の変化を感じ取る為のセンサーが必要になります。私は「肚が利く」とか「肚に訊く」のではないかと感じているのですが、他に表現のしようがないとも思っています。
更に、「肚が利く」為には、手の形が大切ですし、特に親指の感覚が重要です。その稽古方法は、「壁の花」という秘伝練功法?になっていますが、以前このブログで紹介した時には、誰も本当の必要性を理解しておられなかったようです。最近、ぼちぼち分かってこられた方々が見受けられますので、これからが楽しみです。
参照1:道歌してる?Vol.1
参照2:そこしかない
参照3:脳を鍛える筋トレ
参照4:上丹田と下丹田
参照5:手の形 雑感
参照6:手
参照7:同類項を簡約してみる?
S川さんからは、「相架け」が難しいのですが、というご質問がありました。私も「相架け」が、少し出来るような気がしてきたのは、新陰流を始めてから3年以上経過していたことを思い出しました。何事も難しいと感じたところから、本当の意味での稽古が始まる訳ですし、工夫の大切さにも気づけるのだと考えています。
身勢の要点と体幹及び呼吸の使い方を説明しましたので、後は「習い・稽古・工夫」あるのみです。
「習い・稽古・工夫」に関連して、M岡さんが”私なり”の解決志向アプローチの中にまとめておられますので、引用してご紹介します。
③ 決まったメニューを繰り返さない
「大切!」と思う事でも「同じアプローチ」を続けると「飽き」が来たり「意味飽和」や「盲点(既成概念)」が出来てしまいます。
また、「フォーカス」が変わると「大切!」な事の表情も変わります。
そこで、昨日とちょっと違うやり方」を見付けてみます。「予想外」の愉しいことに出会えるかもしれません。
⑦ 自分の中にセンサーを増やして行く
「筋肉の質や量」、「知識」以前に、そのアプローチで「自分の中にセンサーが増える様に"意識"して」組み立てて行きます(神経訓練法です)。
結果、自分の目標が「広がりのある形」で展開して行きます。
(引用終了)
▼決まったメニューを繰り返さない
稽古を継続させる為には、決まったメニューがある方がいいのですが、どうしても回数にこだわり工夫しなくなる恐れがあります。私の場合は「フェルデンクライス身体訓練法」を独習したお陰で、同じ動きを繰り返すことのマイナス面に気付かせてもらいました。
「やってみますの合気です!」というノリで、いろいろやってみてください。
そして、その為には
▼自分の中にセンサーを増やして行く
自分の感覚は常に普通だと考えがちですが、案外盲点や好き嫌いがあるものです。味や色に関して考えてみていただければ分かりやすいかもしれません。
関東よりも関西のほうが、一般的には薄味だと言われていますし、日本人は鼠色の微妙な違いに敏感なようで、和名には本当の意味で色々な表現があります。【日本の伝統色 和色大辞典】
体感についても同じだと思います。合気の稽古の時には、微妙な接点の状態や進入角度の変化を感じ取る為のセンサーが必要になります。私は「肚が利く」とか「肚に訊く」のではないかと感じているのですが、他に表現のしようがないとも思っています。
更に、「肚が利く」為には、手の形が大切ですし、特に親指の感覚が重要です。その稽古方法は、「壁の花」という秘伝練功法?になっていますが、以前このブログで紹介した時には、誰も本当の必要性を理解しておられなかったようです。最近、ぼちぼち分かってこられた方々が見受けられますので、これからが楽しみです。
参照1:道歌してる?Vol.1
参照2:そこしかない
参照3:脳を鍛える筋トレ
参照4:上丹田と下丹田
参照5:手の形 雑感
参照6:手
参照7:同類項を簡約してみる?
by centeringkokyu
| 2009-04-12 23:36
| 合気観照塾