2008年 06月 23日
足のむくみを予防 |
足のむくみ「たかが」と思わず足関節運動などで予防を
MNS産経ニュース 2008.6.18
長時間の立ち仕事や座り仕事をしている女性で、足のむくみに悩む人は少なくない。暑くなるこれからの時期は、寒いころに比べむくみが出やすくなる。むくみそのものは病気ではないが、内臓の病気が隠れていたり、血栓症を引き起こしたりする可能性もある。「たかがむくみ」と放置せず、原因を把握し、むくみを予防、解消していくことが大切だ。(平沢裕子)
むくみは、血管からしみ出た水分が皮膚の下にたまった状態で、汗を大量にかく夏は体内の水分バランスが崩れやすくなることからむくみが起きやすくなる。
足のむくみは、長時間の立ち仕事や座り仕事など足の“筋ポンプ作用”を使わなかったり、高齢により筋肉が衰えたりすることで起こりやすくなる。また、矯正下着などで体を締め付けるのも、血行が悪くなるので、むくみの原因となる。向こうずねを押したときに押した跡が残ったら、むくみがあるとみていい。
足のむくみ予防研究会の平井正文代表(東海病院下肢静脈瘤(りゅう)・リンパ浮腫・血管センター長)は「長時間の立ち仕事の人に静脈瘤ができやすいなど、むくみを起こすライフスタイルは病気と深い関係がある。女性は男性に比べ筋肉が少ないことからむくみやすいだけに、日頃から予防策をとることが必要」と指摘する。
平井代表は、1日の足のむくみの変化を調べるため、女子学生に協力してもらい、午前と午後各90分の講義前後と昼休み後にむくみの指標である足の太さを測った。その結果、むくみは一定時間を経過してから急に起こるのではなく、講義中などに足を動かさないでいると徐々に蓄積されることがわかった。
また、むくみが予防できるかを調べるため、座っている学生に90分の講義中、つま先を上げるなどの足関節運動を20分ごとに10回やってもらったところ、講義後に足は太くなっていたものの、講義前との太さの差は運動しないときより小さかった。「足関節運動を時々やることで、むくみを予防できることがはっきりした」と平井代表。
では、1回むくんでしまった足のむくみを取るにはどうしたらいいのだろうか。平井代表は、90分の講義後、むくんでいる状態で10分間、「歩く」「足を高く上げて寝る」「寝ころんでの空中自転車こぎ運動をする」の3つの方法を学生に試してもらった。その結果、10分間しっかり歩いてもむくみは解消されなかったが、「足を高く上げる」「空中自転車こぎ運動」では足の太さが講義前と同程度に戻っており、むくみが取れていた。
さらに、別の実験では、弾性ストッキングをはくことで、朝と夕で足の太さがほとんど変わらず、むくみを予防できることが分かった。ただ、心不全や糖尿病など持病のある人は、ストッキングによる圧迫で心臓などに負担をかける可能性もあるので注意が必要だ。
健康な人のむくみは一晩寝れば取れるが、朝になってもむくみが取れなかったり、むくみと一緒に尿が出にくいなどいつもと違った症状があるときは、病気が原因でむくみになっている可能性がある。鬱血(うっけつ)性心不全やネフローゼ症候群、肝硬変、甲状腺機能低下症などの病気はむくみを伴うことが多い。
平井代表は「とくに片足だけがむくんだときは、静脈の病気やリンパ浮腫の可能性がある。むくみに気づかない人もいるが、足の太さが左右で違うようなら、むくみを疑い、一度専門の医療機関を受診してほしい」と話している。
#楽隠居です
写真は、むくみを予防する足関節運動。つま先を上げる→かかとを上げるをくり返し行う(足のむくみ予防研究会提供)ということですが、センタリング呼吸法椅子編では、出来る限り足の指先を反らすようにしたままで、骨盤を持ち上げる→骨盤を締めるという動きも呼吸に合わせてするように指導しています。
指先→足首→膝→股関節→尾骨→腰椎5番→横隔膜→鎖骨→頸椎→瘂門が順番に持ち上がっていくという感覚が大切ですし、視線で頭部を固定し、鎖骨を弛め→横隔膜を弛めてから、ゆっくり息を吐くようにすると身体内部のバランスが変わるかもしれません。但し、無理をしたり、緊張したりしないことが前提になっています。
呼吸を軽く意識しながら、以下の参照で紹介している動きを、工夫しながら体験してみていただきたいと思います。
参照1:内ももに効く「ボール体操」
参照2:下肢静脈瘤情報サイト
MNS産経ニュース 2008.6.18
長時間の立ち仕事や座り仕事をしている女性で、足のむくみに悩む人は少なくない。暑くなるこれからの時期は、寒いころに比べむくみが出やすくなる。むくみそのものは病気ではないが、内臓の病気が隠れていたり、血栓症を引き起こしたりする可能性もある。「たかがむくみ」と放置せず、原因を把握し、むくみを予防、解消していくことが大切だ。(平沢裕子)
むくみは、血管からしみ出た水分が皮膚の下にたまった状態で、汗を大量にかく夏は体内の水分バランスが崩れやすくなることからむくみが起きやすくなる。
足のむくみは、長時間の立ち仕事や座り仕事など足の“筋ポンプ作用”を使わなかったり、高齢により筋肉が衰えたりすることで起こりやすくなる。また、矯正下着などで体を締め付けるのも、血行が悪くなるので、むくみの原因となる。向こうずねを押したときに押した跡が残ったら、むくみがあるとみていい。
足のむくみ予防研究会の平井正文代表(東海病院下肢静脈瘤(りゅう)・リンパ浮腫・血管センター長)は「長時間の立ち仕事の人に静脈瘤ができやすいなど、むくみを起こすライフスタイルは病気と深い関係がある。女性は男性に比べ筋肉が少ないことからむくみやすいだけに、日頃から予防策をとることが必要」と指摘する。
平井代表は、1日の足のむくみの変化を調べるため、女子学生に協力してもらい、午前と午後各90分の講義前後と昼休み後にむくみの指標である足の太さを測った。その結果、むくみは一定時間を経過してから急に起こるのではなく、講義中などに足を動かさないでいると徐々に蓄積されることがわかった。
また、むくみが予防できるかを調べるため、座っている学生に90分の講義中、つま先を上げるなどの足関節運動を20分ごとに10回やってもらったところ、講義後に足は太くなっていたものの、講義前との太さの差は運動しないときより小さかった。「足関節運動を時々やることで、むくみを予防できることがはっきりした」と平井代表。
では、1回むくんでしまった足のむくみを取るにはどうしたらいいのだろうか。平井代表は、90分の講義後、むくんでいる状態で10分間、「歩く」「足を高く上げて寝る」「寝ころんでの空中自転車こぎ運動をする」の3つの方法を学生に試してもらった。その結果、10分間しっかり歩いてもむくみは解消されなかったが、「足を高く上げる」「空中自転車こぎ運動」では足の太さが講義前と同程度に戻っており、むくみが取れていた。
さらに、別の実験では、弾性ストッキングをはくことで、朝と夕で足の太さがほとんど変わらず、むくみを予防できることが分かった。ただ、心不全や糖尿病など持病のある人は、ストッキングによる圧迫で心臓などに負担をかける可能性もあるので注意が必要だ。
健康な人のむくみは一晩寝れば取れるが、朝になってもむくみが取れなかったり、むくみと一緒に尿が出にくいなどいつもと違った症状があるときは、病気が原因でむくみになっている可能性がある。鬱血(うっけつ)性心不全やネフローゼ症候群、肝硬変、甲状腺機能低下症などの病気はむくみを伴うことが多い。
平井代表は「とくに片足だけがむくんだときは、静脈の病気やリンパ浮腫の可能性がある。むくみに気づかない人もいるが、足の太さが左右で違うようなら、むくみを疑い、一度専門の医療機関を受診してほしい」と話している。
#楽隠居です
写真は、むくみを予防する足関節運動。つま先を上げる→かかとを上げるをくり返し行う(足のむくみ予防研究会提供)ということですが、センタリング呼吸法椅子編では、出来る限り足の指先を反らすようにしたままで、骨盤を持ち上げる→骨盤を締めるという動きも呼吸に合わせてするように指導しています。
指先→足首→膝→股関節→尾骨→腰椎5番→横隔膜→鎖骨→頸椎→瘂門が順番に持ち上がっていくという感覚が大切ですし、視線で頭部を固定し、鎖骨を弛め→横隔膜を弛めてから、ゆっくり息を吐くようにすると身体内部のバランスが変わるかもしれません。但し、無理をしたり、緊張したりしないことが前提になっています。
呼吸を軽く意識しながら、以下の参照で紹介している動きを、工夫しながら体験してみていただきたいと思います。
参照1:内ももに効く「ボール体操」
参照2:下肢静脈瘤情報サイト
by centeringkokyu
| 2008-06-23 00:01
| 日常