2008年 05月 27日
笑いは人類を救う |
「笑って 脳ドック」 桂前治こと中島英雄(中央群馬脳神経外科病院理事長)からご紹介します。
これまで「笑い」は不まじめ、不謹慎と見られ、あまり科学的に注目されていなかったのですが、どうやら笑うのは健康にいいといわれるようになり、事態が変わってきました。
◎古今東西「笑い」の研究が進む
「笑う門には福来たる」。使い古された有名な諺ですが、昔からなんとなく、笑うということは体にいいような気がしていました。結婚式から帰ってきた笑顔と、葬儀から帰ってきたしかめ面を比較したって、一目瞭然。私だって喜劇映画を観てきたのと、切った張ったのヤクザ映画を観てきたのとでは、随分と気分が違ったものです。
でも、なぜ体にいいのか、脳のどこにどう効くのかは、あまり研究の対象にはならなかった。それは一つに「笑い」または「笑う行為」といったものが不まじめなもの、というレッテルを貼られてしまったためもあろうと思われます。
しかし近年、といってもここ十数年ほどですが、笑いに対する研究、それも笑いが健康にいいということが少しずつ解明されるようになってきて、多少世間の目も集まり始めたようです。
でも、まだ笑いの本質、笑いのメカニズムなどにはとうてい届きません。まあ、それだけ「ブラックボックス」の脳がおこなう複雑な作業の結果なんでしょうなあ。
それでも、この摩訶不思議な行為、「笑い」になんとか科学のメスが入りかかってきたような気がする今日この頃。その研究成果をちょっとご紹介しておきましょうか。
まず、下の表を見てください。最近の笑いに対する研究の一覧表です。これを見ていただくとおわかりのように、体の「免疫力の向上」に役立っているように思えます。とくに注目すべきは、ファウジー博士の悪性黒色腫の患者さんに対する実験結果です。悪性黒色腫というのは、たいへん質のよくない腫瘍として有名ですが、これの五年後再発率が二分の一、死亡率は三分の一以下となっているというのは驚くべき成果で、我々医者からすると、どんな最新鋭の治療器械が登場したのかと思うほどの結果なのです。
吉野槇一先生が発表された関節リウマチというのも「自己免疫疾患」の一つと考えられるので、これも免疫力が増強したのかな? と思わせる結果ですかな。
この中で、私が注目したのはリュバンスタイン博士(一九九一年)の、「心の底から大笑いすると、脳内麻薬物質のエンドルフィンの分泌が促進される」という項目です。
私も月一回、病院寄席を演っていますので、これを利用しない手はないということで、笑いの前後の脳波、脳血流量、動脈血中の酸素分圧とpHを測定してみました。(以下省略)
#楽隠居です
私は駄洒落や落語・漫才が好きですが、だんだん大笑いすることはなくなりました。別に箸がころげた程度で笑いたいとは思っていないのですが、だんだん笑えなくなって涙もろくなってきたような気がします。昔は、漫才や落語のネタを全部知っていても結構笑えたものですが、最近の演芸では笑えませんなぁ〜 年老いたから仕方が無いともいえますが・・・
テレビでの持ち時間の少なさと、ちょっと売れると使い倒されるからではないでしょうか。先日聞いた話では、今年4月に吉本総合芸能学院に入学した人は、すでに半分近くは辞めたとのことでした。吉本は既に年間の学費は徴収していますから、全員辞めても問題ないんでしょうね!
最近の若者は、学校や専門学校では授業料を払っているのだから、きっちりと一人前になるまで手取り足取り教えてくれるものだと考えているのでしょうか?これは、笑える話ではなかったですねぇ〜
参照1:笑いと健康
参照2:笑いヨガ
これまで「笑い」は不まじめ、不謹慎と見られ、あまり科学的に注目されていなかったのですが、どうやら笑うのは健康にいいといわれるようになり、事態が変わってきました。
◎古今東西「笑い」の研究が進む
「笑う門には福来たる」。使い古された有名な諺ですが、昔からなんとなく、笑うということは体にいいような気がしていました。結婚式から帰ってきた笑顔と、葬儀から帰ってきたしかめ面を比較したって、一目瞭然。私だって喜劇映画を観てきたのと、切った張ったのヤクザ映画を観てきたのとでは、随分と気分が違ったものです。
でも、なぜ体にいいのか、脳のどこにどう効くのかは、あまり研究の対象にはならなかった。それは一つに「笑い」または「笑う行為」といったものが不まじめなもの、というレッテルを貼られてしまったためもあろうと思われます。
しかし近年、といってもここ十数年ほどですが、笑いに対する研究、それも笑いが健康にいいということが少しずつ解明されるようになってきて、多少世間の目も集まり始めたようです。
でも、まだ笑いの本質、笑いのメカニズムなどにはとうてい届きません。まあ、それだけ「ブラックボックス」の脳がおこなう複雑な作業の結果なんでしょうなあ。
それでも、この摩訶不思議な行為、「笑い」になんとか科学のメスが入りかかってきたような気がする今日この頃。その研究成果をちょっとご紹介しておきましょうか。
まず、下の表を見てください。最近の笑いに対する研究の一覧表です。これを見ていただくとおわかりのように、体の「免疫力の向上」に役立っているように思えます。とくに注目すべきは、ファウジー博士の悪性黒色腫の患者さんに対する実験結果です。悪性黒色腫というのは、たいへん質のよくない腫瘍として有名ですが、これの五年後再発率が二分の一、死亡率は三分の一以下となっているというのは驚くべき成果で、我々医者からすると、どんな最新鋭の治療器械が登場したのかと思うほどの結果なのです。
吉野槇一先生が発表された関節リウマチというのも「自己免疫疾患」の一つと考えられるので、これも免疫力が増強したのかな? と思わせる結果ですかな。
この中で、私が注目したのはリュバンスタイン博士(一九九一年)の、「心の底から大笑いすると、脳内麻薬物質のエンドルフィンの分泌が促進される」という項目です。
私も月一回、病院寄席を演っていますので、これを利用しない手はないということで、笑いの前後の脳波、脳血流量、動脈血中の酸素分圧とpHを測定してみました。(以下省略)
#楽隠居です
私は駄洒落や落語・漫才が好きですが、だんだん大笑いすることはなくなりました。別に箸がころげた程度で笑いたいとは思っていないのですが、だんだん笑えなくなって涙もろくなってきたような気がします。昔は、漫才や落語のネタを全部知っていても結構笑えたものですが、最近の演芸では笑えませんなぁ〜 年老いたから仕方が無いともいえますが・・・
テレビでの持ち時間の少なさと、ちょっと売れると使い倒されるからではないでしょうか。先日聞いた話では、今年4月に吉本総合芸能学院に入学した人は、すでに半分近くは辞めたとのことでした。吉本は既に年間の学費は徴収していますから、全員辞めても問題ないんでしょうね!
最近の若者は、学校や専門学校では授業料を払っているのだから、きっちりと一人前になるまで手取り足取り教えてくれるものだと考えているのでしょうか?これは、笑える話ではなかったですねぇ〜
参照1:笑いと健康
参照2:笑いヨガ
by centeringkokyu
| 2008-05-27 00:03
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