2008年 05月 02日
おこし回転 |
ハイジャンプ 翼なき“天才”からご紹介します。
トップアスリートの能力に特撮を駆使して迫り、人間の可能性を探るシリーズ。第3回は「跳ぶ」。走り高跳びで北京五輪の金メダルを争う2人のアスリートを追う。
一人はアテネ五輪金メダリスト、ステファン・ホルム(スウェーデン)。走り高跳びの選手としては小柄な181センチ。しかし、猛練習と研究で頂点を極めた“努力の王者”だ。
もう一人は、世界陸上でホルムを破ったドナルド・トーマス(バハマ)。陸上を始めて、わずか1年半。「あれでなぜ跳べるのか」と、誰もが首をひねる我流のフォームで世界を制した“ミラクル・ジャンパー”だ。
努力の王者・ホルム対天才・トーマス。2人の跳躍をハイスピード映像を手がかりに徹底比較、人はどこまで高く跳べるのか、その可能性を探っていく。
「起こし回転」の理論の説明映像と、実際にホルムが跳んだ映像を重ねたものとを並べてみました。
「起こし回転」とは、棒を斜めに地面に投げつけると、水平方向のエネルギーが上昇方向の力に変換されて、棒が回転しながら跳ね上がる現象のことで、助走を速くして体を棒状態にして踏み切ると、この「起こし回転」で高く跳べるようです。垂直飛びのように真上に飛ぶのではなく、放物線を描くように回転しながら飛びます。しかし、足首や足に強い負荷がかかります。ホルムの場合は650kg(体重の10倍)の力がかかるようです。ホルムは、練習によって、その負荷に耐えられる強い足を作り上げたのです。彼のアキレス腱は、普通の人の4倍の堅さだそうです。
ホルムは、努力型です。31歳で、高跳び選手では決して高くない身長181㎝。しかし、練習で強じんな体を作り、2m40㎝の記録を持っています。(世界記録は2m45㎝)でも、垂直飛びは60cmしか跳べません。なぜそんなに高く跳べるのか?その秘密のひとつが助走スピード。30kmも出るようです。もうひとつが地面との角度です。地面に対して斜めに踏み切ることで起こし回転が起こり、高く飛び上がるのです。
一方のトーマスは天才型です。陸上を始めて、わずか1年半で「世界陸上」でホルムを破り優勝。その秘密は、彼の身体能力の高さ。身長190cmで75kg。垂直飛びは93cm。立ち高飛びを、まるでその場からバク転をするような感じで跳び、180cmをクリアしてしまいます。アキレス腱は26cmもあるそうです。(一般の人は15cmぐらい)
しかし、トーマスはここにきて、跳び方が常識破りだったものを改良し始めました。ホルムのような「起こし回転」を使った跳び方に変えようとしたのです。しかし、彼の足は「起こし回転」のためには鍛えられていませんでした。トーマスは故障して、しばらく跳べなくなってしまいます。さて、北京オリンピックでは・・・
#楽隠居です
NHKスペシャルの人間の可能性を探るシリーズは、毎回なかなか面白いです。今回は「おこし回転」という言葉がでてきました。「御腰(腰巻き)回転」かと思ったら、「起こし回転」でした。あほらし・・・
棒だけが、ジャンプしてバーを超えていく映像には、ぼう然としました。そして、ハイジャンプの為の身体造り。努力型と天才型の対比。天才でもないし、努力もしない私は、どうすればいいんでしょうか?? 箸にも棒にもかからないかも。
ハイジャンプと合気の関係でもこじつけて、法螺を吹くかい?(落語「地獄百景亡者の戯れ」の登場人物ですけど、ご存じないでしょうねぇ〜) ブォ〜 ブォ〜
参照1:史上最速の男
参照2:脊髄反射と共縮
参照3:歩法について
参照4:剣を使った呼吸力養成法
参照5:抜き合気
参照6:合気道の奥義
参照7:ボケとツッコミ
トップアスリートの能力に特撮を駆使して迫り、人間の可能性を探るシリーズ。第3回は「跳ぶ」。走り高跳びで北京五輪の金メダルを争う2人のアスリートを追う。
一人はアテネ五輪金メダリスト、ステファン・ホルム(スウェーデン)。走り高跳びの選手としては小柄な181センチ。しかし、猛練習と研究で頂点を極めた“努力の王者”だ。
もう一人は、世界陸上でホルムを破ったドナルド・トーマス(バハマ)。陸上を始めて、わずか1年半。「あれでなぜ跳べるのか」と、誰もが首をひねる我流のフォームで世界を制した“ミラクル・ジャンパー”だ。
努力の王者・ホルム対天才・トーマス。2人の跳躍をハイスピード映像を手がかりに徹底比較、人はどこまで高く跳べるのか、その可能性を探っていく。
「起こし回転」の理論の説明映像と、実際にホルムが跳んだ映像を重ねたものとを並べてみました。
「起こし回転」とは、棒を斜めに地面に投げつけると、水平方向のエネルギーが上昇方向の力に変換されて、棒が回転しながら跳ね上がる現象のことで、助走を速くして体を棒状態にして踏み切ると、この「起こし回転」で高く跳べるようです。垂直飛びのように真上に飛ぶのではなく、放物線を描くように回転しながら飛びます。しかし、足首や足に強い負荷がかかります。ホルムの場合は650kg(体重の10倍)の力がかかるようです。ホルムは、練習によって、その負荷に耐えられる強い足を作り上げたのです。彼のアキレス腱は、普通の人の4倍の堅さだそうです。
ホルムは、努力型です。31歳で、高跳び選手では決して高くない身長181㎝。しかし、練習で強じんな体を作り、2m40㎝の記録を持っています。(世界記録は2m45㎝)でも、垂直飛びは60cmしか跳べません。なぜそんなに高く跳べるのか?その秘密のひとつが助走スピード。30kmも出るようです。もうひとつが地面との角度です。地面に対して斜めに踏み切ることで起こし回転が起こり、高く飛び上がるのです。
一方のトーマスは天才型です。陸上を始めて、わずか1年半で「世界陸上」でホルムを破り優勝。その秘密は、彼の身体能力の高さ。身長190cmで75kg。垂直飛びは93cm。立ち高飛びを、まるでその場からバク転をするような感じで跳び、180cmをクリアしてしまいます。アキレス腱は26cmもあるそうです。(一般の人は15cmぐらい)
しかし、トーマスはここにきて、跳び方が常識破りだったものを改良し始めました。ホルムのような「起こし回転」を使った跳び方に変えようとしたのです。しかし、彼の足は「起こし回転」のためには鍛えられていませんでした。トーマスは故障して、しばらく跳べなくなってしまいます。さて、北京オリンピックでは・・・
#楽隠居です
NHKスペシャルの人間の可能性を探るシリーズは、毎回なかなか面白いです。今回は「おこし回転」という言葉がでてきました。「御腰(腰巻き)回転」かと思ったら、「起こし回転」でした。あほらし・・・
棒だけが、ジャンプしてバーを超えていく映像には、ぼう然としました。そして、ハイジャンプの為の身体造り。努力型と天才型の対比。天才でもないし、努力もしない私は、どうすればいいんでしょうか?? 箸にも棒にもかからないかも。
ハイジャンプと合気の関係でもこじつけて、法螺を吹くかい?(落語「地獄百景亡者の戯れ」の登場人物ですけど、ご存じないでしょうねぇ〜) ブォ〜 ブォ〜
参照1:史上最速の男
参照2:脊髄反射と共縮
参照3:歩法について
参照4:剣を使った呼吸力養成法
参照5:抜き合気
参照6:合気道の奥義
参照7:ボケとツッコミ
by centeringkokyu
| 2008-05-02 00:26
| スポーツ関連