2008年 01月 20日
骨盤の締まり具合と頭の据え方 |
『右京区御室大内、仁和寺の東隣にある蓮華寺。正しくは五智山(ごちさん)蓮華寺。真言宗・御室仁和寺派の別格本山です。土用の丑の日に行われる「きゅうり封じ」でも知られています。
境内東の不動堂には本尊・五智不動尊を祀っています。(写真)境内中心には約2m50cmの大きな五智如来石仏が一列に並び、またその後ろには11体の観音菩薩、地蔵菩薩、僧侶等の石仏が並んでいます。五智如来石仏は砂岩で造られ、右から薬師如来・宝生如来・大日如来・阿弥陀如来・釈迦如来です。
五智如来(ごちにょらい)は、五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を5体の如来にあてはめたもので、金剛界五仏のことです。 作例としては、東寺(教王護国寺)講堂、京都・安祥寺の像が著名です。
弘法大師が、病苦を和らげ難病から逃れ、丈夫で長生き出来るようにと願を込めて五智不動尊を祀って生み出したと伝わる秘法「きゅうり封じ」は、土用の丑の日に、お寺できゅうりに名前、年齢、願い事を書いて(きゅうり一本1000円?)、本堂でご住職にお加持をしてもらい、そのきゅうりを持ち帰って3日間朝晩痛いヶ所をさすりながら真言を唱え、4日目の朝に人の踏まない清浄な土に埋めるか川に流すと願いがかなう。』
ということらしいですが、詳しいことはこちらをご覧下さい。
この角度から見てみると、如来さん達の姿勢が良く分かります。野口晴哉先生の体癖論の講義を、じっくりお聞きしてみたいと思ってしまいました。
舞から抜粋します。
つくる平常心であるが、その稽古の工夫は各様で、たとえば地唄舞の武原はん(故人)は、着物の襟に針を逆に刺して稽古した話をのこしている(『私の履歴書』)。これは舞ううちに首をひょいと前へ出す癖を直すためで、こうすると「ちょいとでも首を前に出すと針の先がのどにチクリと当たるので、思わず首を手前に引き、姿勢が正しくなる」から、何十回もこれをやっているうちに癖が直った、という。これは「おどり」のほうだが、名人六世尾上菊五郎は大姿見の前で裸になって踊る稽古で踊りの姿を錬磨したという。
参照:準備
昨日の観照塾の稽古では、足先のちょっとした工夫で、腰と頭の位置が変わることを検証していただきました。自分の癖を直すためには、日常生活でも、たびたび姿勢をチェックすることが大切だと考えています。配付資料142もご一読下さい。
by centeringkokyu
| 2008-01-20 01:38
| 日常