2007年 07月 18日
中国産への不信感 |
◆ニンジン、乾燥シイタケ…食品禁輸 中国、10社追加
Sankei Web(2007/07/17 )
【北京=野口東秀】中国の国家品質監督検査検疫総局は16日、日本に冷凍ネギや乾燥シイタケなどを輸出していた食品企業など10社に対して、安全性に問題があるとして新たに輸出禁止を命じた。当局が「ブラックリスト」に掲載した食品企業は計52社、うち日本向けは15社となった。来年の北京五輪を控え、中国の食品の信頼性を回復させることが狙いだが、まだ氷山の一角といえる。
同局がウエブサイトで新たに社名を公表した10社のうち、日本向けが4社、米国向けが6社。日本向けでは、ニンジンからトリアジメノール、冷凍ネギからテブフェノジド、混合野菜からはクロルピリホスなどの残留農薬が検出されたほか、乾燥シイタケからも基準を超える二酸化硫黄が検出された。
中国当局は「食品と医薬品は特別な製品。経済利益のみを追求することがあってはならない」と警告している。これまでにも中国では「工業用の漂白剤と染料を使用したしょうゆ」「乾燥した唐辛子やキノコの中に硫黄を混ぜる」「茶葉の色を染めるために工業用材料を使う」などの食品偽造が発覚している。
◆中国湖南省のネズミ、広東省で食材に CNN 2007.07.16
北京──中国湖南省の洞庭湖周辺ではここ2週間、洪水で流された推定20億匹のネズミが、取引業者によって広東省の省都・広州に食材として輸送されている。中国新聞社が16日、業者の発言として伝えた。
広州はあらゆる食材を使う広東料理の本場。取引業者は「広東省の人々は金持ちだし珍しい食材を好むので、(ネズミの取り引きで)もうかっている」と語った。業者は洞庭湖周辺の村人にネズミの捕獲を委託し、1キロ6人民元(約100円)で買い上げているが、ネズミの行き先は村人に明らかにしていない。
ネズミは生きたまま捕獲することが条件。ある村人は、「一晩で150キロ捕まえることもできるが、良心に背いてそうすることはしない」と語った。
広東省の一部飲食店は、ネズミ肉料理を1キロ136人民元(約2200円)で提供しているものの、湖南省からのネズミ調達については否定した。
湖南省当局によると、ネズミによる農作物の被害面積は160万ヘクタールに拡大しており、ネズミが伝染病を媒介する恐れもあるという。ネズミの天敵であるヘビやフクロウの生息数減少、三峡ダム建設に伴う環境変動が、被害拡大の一因と指摘されている。
中国メディアは先週、広東省のインターネットユーザーが問題解決策として、ネズミ肉料理のレシピを公開したと伝えた。
◆中国、米企業など10社からの冷凍食品輸入を停止
【 AFP 2007年7月16日】(一部更新)
中国政府は13日夜、米国、ベトナム、フィリピンの企業計10社からの冷凍された肉製品の輸入を停止すると発表した。
発表によると、輸入停止の対象となったのは米国企業8社、ベトナム企業1社、フィリピン企業1社の計10社で、米食品大手のタイソン・フーズ(Tyson Foods)、同カーギル(Cargill)関連会社、ベトナムのNachimex、フィリピンのIexcoなどが名を連ねている。
政府当局によれば、輸入停止の決定に至る前の検査で、微量のヒ素やサルモネラ菌が検出されたという。
同措置の継続期間は明らかにされなかったが、政府当局は対象となった企業に対し、直ちに中国の国家質量監督検験検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine)へ報告書を提出するよう命じている。
中国の食品、医薬品をめぐっては、偽物や粗悪商品、有害商品の報告が相次ぎ、現在世界各国で、同国の安全基準に対する激しい非難の声が上がっている。これに対し、中国政府高官らは「問題を誇張している」として外国メディアを批判しているが、一方で、食品の衛生や安全基準に深刻な問題があることも認めている。
国内では前週、収賄罪などで死刑判決を受けた国家食品薬品監督管理局の前局長の刑が執行されているが、これには、政府が問題を深刻に受け止めていることを示す狙いがあったものと見られる。 今回の発表に関して、現時点でカーギルの上海事務所および香港事務所、タイソン幹部からのコメントは得られていない。
◆米社、「チャイナフリー」表示へ 中国産への不信受け
ロサンゼルス(ロイター)2007.07.15
中国産食品や製品に対する不信感が世界的に増大するなか、米食品会社、フード・フォー・ヘルス・インターナショナル(本社・ユタ州オレム)はこのほど、商品に中国産の原材料が入っていないことを示す「チャイナフリー」のシールを導入すると発表した。
同社は、自然食品や栄養補助食品(サプリメント)、ペット用食品などを扱っている。「わが社の商品は、有機農産物を米国内で加工、包装している。化学薬品は加えていない」と、同社幹部は強調する。チャイナフリーのシールを付けることで、さらに安全性を印象付けるのが狙いだ。
フランク・デービス社長はロイター通信とのインタビューで、「中国産食品の問題が盛んに報じられ、消費者も不安を募らせているはずだ」と話した。チャイナフリーの表示は、同社の広告や販売促進キャンペーンにも使われるという。
米国では今春、中国産原料を使ったペットフードで多数の犬やネコが死ぬ騒ぎがあり、その後も練り歯磨き剤や魚介類などへの有毒物質の混入が相次いで明るみに出ている。
◆「偽肉まん」は、豚肉と段ボールの割合が4対6 中国
asahi.com 2007年07月12日
中国産の食品や薬品に対し各国で不信感が高まる中、中国の国内に流通する食品からも相次いで「偽物」が見つかっている。地元メディアの報道で次々と暴露され、市民の不安は高まっている。
どろどろに溶かした段ボールの固まりをひき肉に練り込んでいる隠し撮り映像が、11日、北京テレビのニュースで流された。豚肉と段ボールは4対6の割合。香料を足して10分ほど蒸すと「偽肉まん」ができあがる。放送後、インターネットの掲示板には「何を信じて食べればいいのか」などの書き込みが殺到した。
水道水が飲用に適さない北京では、大型ボトル入りの飲料水を家庭や会社で飲んでいるが、地元紙・京華時報によると、北京市内で売られている大手4社の飲料水が年間約1億本であるのに対し、実際に流通している4社の銘柄入り大型ボトルは約2億本あった。
中国中央テレビによると、河南省では約1万3000本の偽ワインが見つかった。水で半分以上薄めて香料を加えており、価格は本物の5分の1程度だった。
◆今度は段ボール入り肉まん・偽ワクチン発覚 中国
REUTERS 2007.07.12
北京(ロイター) 食品や薬品の危険性で国際社会の批判が高まっている中国で、新たに偽装肉まんと偽ワクチンが流通していたことが、国営の中国中央テレビ(CCTV)などの報道で12日明らかになった。
北京市当局は先日、違法飲食店の取り締まりに乗り出し、具のひき肉に段ボールの破片を混ぜた肉まんを販売していた悪質業者を摘発した。当局は市民に「合法的」な店の利用を呼びかけている。
当局はまた、隣人の飼い犬に噛まれた女性が、地元の病院から偽の狂犬病ワクチンを投与された件について調査を進めている。ワクチンは2年前、品質に問題があるとして販売が中止された製品だった。
中国当局者は米商工会議所との会合に関する声明で、海外メディアの報道に悪意があると主張。そのうえで、「一部の企業や製品に問題があることは、中国製品の品質をめぐる全般的な問題が存在することを意味しない。個々の事例は、中米貿易の健全な発展に影響しない」と述べている。
#楽隠居です
わざわざ私が取り上げるまでもなく、皆さん充分ご存じだと思いますが、あまりに凄いので、一応まとめて掲載させていただきました。
基本的には外資企業、熱烈歓迎の中国ですが、時として有名企業を標的に外資叩きが行われます。 日本の一流企業では、松下の携帯電話事件、ソニーのデジタルカメラ事件、JALの中国客差別騒動、三菱自動車のクレーマー事件などなど・・
そういえばP&G(マックスファクター)「SK-Ⅱ」の事件もありました。 SK-Ⅱは日本で製造されていますので、本当に問題があるなら、日本でも大騒ぎになっていたはずです。「SK-Ⅱ」は中国でも人気プブランドの一つだそうで、巷には偽物も山ほど出回っているようです。取り締まるんなら偽物の方が先のはずですが、毎度お馴染みの野放し状態・・・
この事件、残留農薬問題などの原因で、中国から日本への農作物の輸出が激減していることへの報復と、当局の安全管理に対する人民の不安と不信を取り除く為に、P&Gが標的にされたのではないでしょうか・・・
今回の「中国、米企業など10社からの冷凍食品輸入を停止」というのも、あんたがそんな事するんやったら、うちかて嫌がらせしたるでぇ〜ということかも・・・
健康法だと思って一生懸命稽古した太極拳で膝を痛めたのも、八極拳で振脚?をバンバンやりすぎて頭が少々おかしくなったのも、中国産だからとは言いませんが・・・(私のことではありません!念のため。)
参照1:中国の環境問題
参照2:情報を疑ってみる
参照3:洗脳の世界
参照4:達人が人を見る目
Sankei Web(2007/07/17 )
【北京=野口東秀】中国の国家品質監督検査検疫総局は16日、日本に冷凍ネギや乾燥シイタケなどを輸出していた食品企業など10社に対して、安全性に問題があるとして新たに輸出禁止を命じた。当局が「ブラックリスト」に掲載した食品企業は計52社、うち日本向けは15社となった。来年の北京五輪を控え、中国の食品の信頼性を回復させることが狙いだが、まだ氷山の一角といえる。
同局がウエブサイトで新たに社名を公表した10社のうち、日本向けが4社、米国向けが6社。日本向けでは、ニンジンからトリアジメノール、冷凍ネギからテブフェノジド、混合野菜からはクロルピリホスなどの残留農薬が検出されたほか、乾燥シイタケからも基準を超える二酸化硫黄が検出された。
中国当局は「食品と医薬品は特別な製品。経済利益のみを追求することがあってはならない」と警告している。これまでにも中国では「工業用の漂白剤と染料を使用したしょうゆ」「乾燥した唐辛子やキノコの中に硫黄を混ぜる」「茶葉の色を染めるために工業用材料を使う」などの食品偽造が発覚している。
◆中国湖南省のネズミ、広東省で食材に CNN 2007.07.16
北京──中国湖南省の洞庭湖周辺ではここ2週間、洪水で流された推定20億匹のネズミが、取引業者によって広東省の省都・広州に食材として輸送されている。中国新聞社が16日、業者の発言として伝えた。
広州はあらゆる食材を使う広東料理の本場。取引業者は「広東省の人々は金持ちだし珍しい食材を好むので、(ネズミの取り引きで)もうかっている」と語った。業者は洞庭湖周辺の村人にネズミの捕獲を委託し、1キロ6人民元(約100円)で買い上げているが、ネズミの行き先は村人に明らかにしていない。
ネズミは生きたまま捕獲することが条件。ある村人は、「一晩で150キロ捕まえることもできるが、良心に背いてそうすることはしない」と語った。
広東省の一部飲食店は、ネズミ肉料理を1キロ136人民元(約2200円)で提供しているものの、湖南省からのネズミ調達については否定した。
湖南省当局によると、ネズミによる農作物の被害面積は160万ヘクタールに拡大しており、ネズミが伝染病を媒介する恐れもあるという。ネズミの天敵であるヘビやフクロウの生息数減少、三峡ダム建設に伴う環境変動が、被害拡大の一因と指摘されている。
中国メディアは先週、広東省のインターネットユーザーが問題解決策として、ネズミ肉料理のレシピを公開したと伝えた。
◆中国、米企業など10社からの冷凍食品輸入を停止
【 AFP 2007年7月16日】(一部更新)
中国政府は13日夜、米国、ベトナム、フィリピンの企業計10社からの冷凍された肉製品の輸入を停止すると発表した。
発表によると、輸入停止の対象となったのは米国企業8社、ベトナム企業1社、フィリピン企業1社の計10社で、米食品大手のタイソン・フーズ(Tyson Foods)、同カーギル(Cargill)関連会社、ベトナムのNachimex、フィリピンのIexcoなどが名を連ねている。
政府当局によれば、輸入停止の決定に至る前の検査で、微量のヒ素やサルモネラ菌が検出されたという。
同措置の継続期間は明らかにされなかったが、政府当局は対象となった企業に対し、直ちに中国の国家質量監督検験検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine)へ報告書を提出するよう命じている。
中国の食品、医薬品をめぐっては、偽物や粗悪商品、有害商品の報告が相次ぎ、現在世界各国で、同国の安全基準に対する激しい非難の声が上がっている。これに対し、中国政府高官らは「問題を誇張している」として外国メディアを批判しているが、一方で、食品の衛生や安全基準に深刻な問題があることも認めている。
国内では前週、収賄罪などで死刑判決を受けた国家食品薬品監督管理局の前局長の刑が執行されているが、これには、政府が問題を深刻に受け止めていることを示す狙いがあったものと見られる。 今回の発表に関して、現時点でカーギルの上海事務所および香港事務所、タイソン幹部からのコメントは得られていない。
◆米社、「チャイナフリー」表示へ 中国産への不信受け
ロサンゼルス(ロイター)2007.07.15
中国産食品や製品に対する不信感が世界的に増大するなか、米食品会社、フード・フォー・ヘルス・インターナショナル(本社・ユタ州オレム)はこのほど、商品に中国産の原材料が入っていないことを示す「チャイナフリー」のシールを導入すると発表した。
同社は、自然食品や栄養補助食品(サプリメント)、ペット用食品などを扱っている。「わが社の商品は、有機農産物を米国内で加工、包装している。化学薬品は加えていない」と、同社幹部は強調する。チャイナフリーのシールを付けることで、さらに安全性を印象付けるのが狙いだ。
フランク・デービス社長はロイター通信とのインタビューで、「中国産食品の問題が盛んに報じられ、消費者も不安を募らせているはずだ」と話した。チャイナフリーの表示は、同社の広告や販売促進キャンペーンにも使われるという。
米国では今春、中国産原料を使ったペットフードで多数の犬やネコが死ぬ騒ぎがあり、その後も練り歯磨き剤や魚介類などへの有毒物質の混入が相次いで明るみに出ている。
◆「偽肉まん」は、豚肉と段ボールの割合が4対6 中国
asahi.com 2007年07月12日
中国産の食品や薬品に対し各国で不信感が高まる中、中国の国内に流通する食品からも相次いで「偽物」が見つかっている。地元メディアの報道で次々と暴露され、市民の不安は高まっている。
どろどろに溶かした段ボールの固まりをひき肉に練り込んでいる隠し撮り映像が、11日、北京テレビのニュースで流された。豚肉と段ボールは4対6の割合。香料を足して10分ほど蒸すと「偽肉まん」ができあがる。放送後、インターネットの掲示板には「何を信じて食べればいいのか」などの書き込みが殺到した。
水道水が飲用に適さない北京では、大型ボトル入りの飲料水を家庭や会社で飲んでいるが、地元紙・京華時報によると、北京市内で売られている大手4社の飲料水が年間約1億本であるのに対し、実際に流通している4社の銘柄入り大型ボトルは約2億本あった。
中国中央テレビによると、河南省では約1万3000本の偽ワインが見つかった。水で半分以上薄めて香料を加えており、価格は本物の5分の1程度だった。
◆今度は段ボール入り肉まん・偽ワクチン発覚 中国
REUTERS 2007.07.12
北京(ロイター) 食品や薬品の危険性で国際社会の批判が高まっている中国で、新たに偽装肉まんと偽ワクチンが流通していたことが、国営の中国中央テレビ(CCTV)などの報道で12日明らかになった。
北京市当局は先日、違法飲食店の取り締まりに乗り出し、具のひき肉に段ボールの破片を混ぜた肉まんを販売していた悪質業者を摘発した。当局は市民に「合法的」な店の利用を呼びかけている。
当局はまた、隣人の飼い犬に噛まれた女性が、地元の病院から偽の狂犬病ワクチンを投与された件について調査を進めている。ワクチンは2年前、品質に問題があるとして販売が中止された製品だった。
中国当局者は米商工会議所との会合に関する声明で、海外メディアの報道に悪意があると主張。そのうえで、「一部の企業や製品に問題があることは、中国製品の品質をめぐる全般的な問題が存在することを意味しない。個々の事例は、中米貿易の健全な発展に影響しない」と述べている。
#楽隠居です
わざわざ私が取り上げるまでもなく、皆さん充分ご存じだと思いますが、あまりに凄いので、一応まとめて掲載させていただきました。
基本的には外資企業、熱烈歓迎の中国ですが、時として有名企業を標的に外資叩きが行われます。 日本の一流企業では、松下の携帯電話事件、ソニーのデジタルカメラ事件、JALの中国客差別騒動、三菱自動車のクレーマー事件などなど・・
そういえばP&G(マックスファクター)「SK-Ⅱ」の事件もありました。 SK-Ⅱは日本で製造されていますので、本当に問題があるなら、日本でも大騒ぎになっていたはずです。「SK-Ⅱ」は中国でも人気プブランドの一つだそうで、巷には偽物も山ほど出回っているようです。取り締まるんなら偽物の方が先のはずですが、毎度お馴染みの野放し状態・・・
この事件、残留農薬問題などの原因で、中国から日本への農作物の輸出が激減していることへの報復と、当局の安全管理に対する人民の不安と不信を取り除く為に、P&Gが標的にされたのではないでしょうか・・・
今回の「中国、米企業など10社からの冷凍食品輸入を停止」というのも、あんたがそんな事するんやったら、うちかて嫌がらせしたるでぇ〜ということかも・・・
健康法だと思って一生懸命稽古した太極拳で膝を痛めたのも、八極拳で振脚?をバンバンやりすぎて頭が少々おかしくなったのも、中国産だからとは言いませんが・・・(私のことではありません!念のため。)
参照1:中国の環境問題
参照2:情報を疑ってみる
参照3:洗脳の世界
参照4:達人が人を見る目
by centeringkokyu
| 2007-07-18 00:08
| 社会