2005年 02月 10日
現代剣道と古流剣術そして合気 |
まずお断りしておきますが、私は現代剣道の経験はありませんし、古流剣術は新陰流を少々、合気道と大東流合気柔術に関しても、少しだけ囓った程度です。守・破・離という事を考えますと、守を疎かにして、破と離に走った落ちこぼれ以下の弟子である事は間違いありません。だからこそ、勝手な仮説を立てる事が出来るのだということを、充分認識しておいて頂きたいと思います。
さて、現代剣道の場合は、一応当てれば勝ちという事が出来ると思います。極論すれば、斬るというより、一点に当てる為の技術ではないでしょうか。組み討ちや足を斬りはらうという事にはなりませんから。
現代剣道の竹刀は、刀に比べると全長で20センチ近く長いのではないでしょうか。柄の形状も丸いですし、小手をはめていますので、手の内の感覚も、斬り押さえるという事には向いていないと思います。
一方、新陰流を考えてみますと、例えば、柳生連也は、元禄時代の人のはずですから、すでに甲冑を着て戦うという事は、相当少なくなっていたはずです。武器も太刀から刀に代わり、立ち方も変化したようです。記録によりますと、連也は自分の刀を生涯で二度短く切りつめ、晩年は二尺たらずの刀を使っていたようです。長短一味ということもあるでしょうが、刀全般的にみても二尺三〜四寸ぐらいの刀が多かったようです。(連也…尾張柳生3代目柳生兵庫厳包が隠居して浦連也を名のり、通称連也と呼ばれた。元禄7年70歳で亡くなった。柳生兵庫助利厳の三男。)
古流剣術の場合は、付け乗るもしくは、一刀流や馬庭念流のように、即意付けという考え方があります。刀や拳を斬り付け押さえ、押し倒したり、刀をもぎ取ったりする事もあり得ると思います。
嶺谷ということや転勝という事を考えますと、点で当てるというより、点で相手をとらえ、引きずり込んだり、相手の中心にかけて、刀で擦り込んで押し倒すということが重要だったのではないかと思います。ですから、点というより、点から線の攻めになると考える方が良いのではないでしょうか。
このあたりの技法が、合気とは何かという事のヒントになると考えたのですが・・・
参照:介者截合に於けるところの極意
さて、現代剣道の場合は、一応当てれば勝ちという事が出来ると思います。極論すれば、斬るというより、一点に当てる為の技術ではないでしょうか。組み討ちや足を斬りはらうという事にはなりませんから。
現代剣道の竹刀は、刀に比べると全長で20センチ近く長いのではないでしょうか。柄の形状も丸いですし、小手をはめていますので、手の内の感覚も、斬り押さえるという事には向いていないと思います。
一方、新陰流を考えてみますと、例えば、柳生連也は、元禄時代の人のはずですから、すでに甲冑を着て戦うという事は、相当少なくなっていたはずです。武器も太刀から刀に代わり、立ち方も変化したようです。記録によりますと、連也は自分の刀を生涯で二度短く切りつめ、晩年は二尺たらずの刀を使っていたようです。長短一味ということもあるでしょうが、刀全般的にみても二尺三〜四寸ぐらいの刀が多かったようです。(連也…尾張柳生3代目柳生兵庫厳包が隠居して浦連也を名のり、通称連也と呼ばれた。元禄7年70歳で亡くなった。柳生兵庫助利厳の三男。)
古流剣術の場合は、付け乗るもしくは、一刀流や馬庭念流のように、即意付けという考え方があります。刀や拳を斬り付け押さえ、押し倒したり、刀をもぎ取ったりする事もあり得ると思います。
嶺谷ということや転勝という事を考えますと、点で当てるというより、点で相手をとらえ、引きずり込んだり、相手の中心にかけて、刀で擦り込んで押し倒すということが重要だったのではないかと思います。ですから、点というより、点から線の攻めになると考える方が良いのではないでしょうか。
このあたりの技法が、合気とは何かという事のヒントになると考えたのですが・・・
参照:介者截合に於けるところの極意
by centeringkokyu
| 2005-02-10 22:55
| 合気観照塾