2007年 02月 04日
礼法とセンタリング呼吸法 |
先日の予告通り、昨日の観照塾では、礼法の稽古から始めました。
中心軸を保ちながら、呼吸に合わせて礼法を行う必要性に気づいていただけたと思います。何気ない動作の中に、目付・手の内・西江水が自ずから身につくようになっているのだと考えたわけですが、何らかの仮説を立てて、それが検証できるような動きをしてみる。そして、その動きを見るためのチェックポイントをいろいろ考えてみることも必要です。
稽古では、自分の中心線に合わせて、畳の隙間の線や道場の壁面板の線などを決めて、木刀を置くのですが、剣を抜く動作の時の骨盤・腰椎・鎖骨の動きを確認しておきます。次に、軽くお辞儀をしてから、床に置いた木刀を両手で持ち、右膝を立てて軸を細くして立ち上がります。その時には、無形之位での切っ先がふらつかないように、手の内を制御する必要があります。
一連の動作の中で、「腰を反る/丸める」動作による、大転子・骨盤・肘・手首・鎖骨・後頭骨などのつながりを注意して見ていただきました。特に、手の形と手首の決め方が、肘から鎖骨の浮き方に影響を与えるということをご理解いただけたものと思います。
大東流は、一刀流の影響が大きいはずだとの説がありますが、この辺りの「剣の手の内」や「朝顔の手」と肘・肩・肚につながる伝達系のありようが、剣を振り上げて降ろす動作と共通しているのではないかとも考えています。
さらに、ちょっとした呼吸の使い方をすることが、身体の緊張と伸展に影響を与え、動きもシャープになるかもしれません。
今回初めて、三学の一本目を体験していただきましたが、皆さんの動きは、私が初めて三学を習った時よりも数段上でした。丁寧な礼法の稽古が、全ての動作が洗練されることにつながるのだと思っています。
N山さんも剣は面白いですと言ってくださっていましたので、どこが面白かったのかを教えていただきたいと思います。他の皆さんからの感想や質問もお待ちしていますので、よろしく!
中心軸を保ちながら、呼吸に合わせて礼法を行う必要性に気づいていただけたと思います。何気ない動作の中に、目付・手の内・西江水が自ずから身につくようになっているのだと考えたわけですが、何らかの仮説を立てて、それが検証できるような動きをしてみる。そして、その動きを見るためのチェックポイントをいろいろ考えてみることも必要です。
稽古では、自分の中心線に合わせて、畳の隙間の線や道場の壁面板の線などを決めて、木刀を置くのですが、剣を抜く動作の時の骨盤・腰椎・鎖骨の動きを確認しておきます。次に、軽くお辞儀をしてから、床に置いた木刀を両手で持ち、右膝を立てて軸を細くして立ち上がります。その時には、無形之位での切っ先がふらつかないように、手の内を制御する必要があります。
一連の動作の中で、「腰を反る/丸める」動作による、大転子・骨盤・肘・手首・鎖骨・後頭骨などのつながりを注意して見ていただきました。特に、手の形と手首の決め方が、肘から鎖骨の浮き方に影響を与えるということをご理解いただけたものと思います。
大東流は、一刀流の影響が大きいはずだとの説がありますが、この辺りの「剣の手の内」や「朝顔の手」と肘・肩・肚につながる伝達系のありようが、剣を振り上げて降ろす動作と共通しているのではないかとも考えています。
さらに、ちょっとした呼吸の使い方をすることが、身体の緊張と伸展に影響を与え、動きもシャープになるかもしれません。
今回初めて、三学の一本目を体験していただきましたが、皆さんの動きは、私が初めて三学を習った時よりも数段上でした。丁寧な礼法の稽古が、全ての動作が洗練されることにつながるのだと思っています。
N山さんも剣は面白いですと言ってくださっていましたので、どこが面白かったのかを教えていただきたいと思います。他の皆さんからの感想や質問もお待ちしていますので、よろしく!
by centeringkokyu
| 2007-02-04 00:40
| 合気観照塾