2007年 01月 14日
練功法のメニューをバラバラにしてみる |
土曜日は観照塾の稽古がありました。「歩法&剣術のメニュー」の2回目です。
毎回、定例稽古が始まるまで、早く来られた方達はそれぞれ、自分の課題を自習したり、どなたかにアドバイスして貰いながら身体を動かしておられます。
たまたまI川さんが、2人の方に剣の素振りを説明しておられましたので、その様子を拝見していました。I川さんは、正確に振り上げ振り降ろすことから説明しておられました。私はお二人の様子から、息を吸いながら剣を上げ、呼吸の隙間で横隔膜を弛めて身体と剣の重みの釣り合いを取り、吐きながら腹を意識すると剣は落ちてくるという説明を試してみようと考えました。まじめにしっかり剣を振ろうとすると、どうしても硬くなり自然な動きが出来ないからです。それに、今年のテーマは「呼吸・腹と腰」だということを、稽古の中で理解していただきたかったので・・・
お二人の動きが面白いほど変化されたので、その後は前方に歩きながら、正面打ちの堤歩素振りを呼吸に合わせて稽古していただきました。
やはり身体の中心から動くということを再確認していただく必要があると感じ、定例稽古は、堤歩素振りメニューの8番目「ジグザグ 正面廻し打ち」を、ゆっくり丁寧に呼吸に合わせてやっていただくところから始めました。その後、3番目・2番目・1番目とメニューを逆に稽古してから、歩法のメニュー3番目スケーティングに移ってみました。
稽古の途中では、袋竹刀での相対稽古メニュー1番「正面打ち」の稽古目的もご説明しました。さらに、木刀を真っ直ぐ中段や青岸に構え、相手の人が、その木刀の物打ち辺りを動かさないように固定し、そこから相手を崩す稽古もしてみました。これも「試し/確かめる」稽古で、勝つか負けるかではなく、合気以前の身体を創る稽古になっています。
観照塾では、一応こういう稽古をしてくださいということで、私がやりかたをお見せしてから、皆さんに実際に稽古していただくのですが、少ない人数なのに、幾つかのグループがやっておられることはバラバラです。それは、それぞれのグループのリーダーが工夫して、そのグループに加わっている人が上達しやすいように、独自のやりかたを試しておられるからなのです。
第三者が観照塾の稽古を見ていると、3ヶ月毎に持っている道具は変わるし、道具を使って稽古している内容はグループによって違うし、中には、道具を使わないで怪しい動きをしているグループもあるという、摩訶不思議な集団に見えるかも知れません。まあ、観照塾では、一人一人が何かを自得していただくというのが稽古の目的ですから、自分さえ納得できる稽古が出来ればいいわけで、第三者から見て、格好良くしかも全体が纏まって、凛々しく稽古している必要はないというのは、いいわけでしょうか・・・
「合気の身体になれるかもしれない体操」「太極棒」「歩法&剣術」と年間のメニューが決まっていますが、それらはバラバラなのではないということを、「試し/確かめる」「呼吸・腹と腰」というキーワードを使って関連づけてみていただきたいのです。自分が得意な動きや不得意な動きだけを取り出して集中的に稽古して、自分の身体使いの欠点を見つけて修正してください。その発見と修正プログラムのようなものが「センタリング呼吸法」だということです。
毎回、定例稽古が始まるまで、早く来られた方達はそれぞれ、自分の課題を自習したり、どなたかにアドバイスして貰いながら身体を動かしておられます。
たまたまI川さんが、2人の方に剣の素振りを説明しておられましたので、その様子を拝見していました。I川さんは、正確に振り上げ振り降ろすことから説明しておられました。私はお二人の様子から、息を吸いながら剣を上げ、呼吸の隙間で横隔膜を弛めて身体と剣の重みの釣り合いを取り、吐きながら腹を意識すると剣は落ちてくるという説明を試してみようと考えました。まじめにしっかり剣を振ろうとすると、どうしても硬くなり自然な動きが出来ないからです。それに、今年のテーマは「呼吸・腹と腰」だということを、稽古の中で理解していただきたかったので・・・
お二人の動きが面白いほど変化されたので、その後は前方に歩きながら、正面打ちの堤歩素振りを呼吸に合わせて稽古していただきました。
やはり身体の中心から動くということを再確認していただく必要があると感じ、定例稽古は、堤歩素振りメニューの8番目「ジグザグ 正面廻し打ち」を、ゆっくり丁寧に呼吸に合わせてやっていただくところから始めました。その後、3番目・2番目・1番目とメニューを逆に稽古してから、歩法のメニュー3番目スケーティングに移ってみました。
稽古の途中では、袋竹刀での相対稽古メニュー1番「正面打ち」の稽古目的もご説明しました。さらに、木刀を真っ直ぐ中段や青岸に構え、相手の人が、その木刀の物打ち辺りを動かさないように固定し、そこから相手を崩す稽古もしてみました。これも「試し/確かめる」稽古で、勝つか負けるかではなく、合気以前の身体を創る稽古になっています。
観照塾では、一応こういう稽古をしてくださいということで、私がやりかたをお見せしてから、皆さんに実際に稽古していただくのですが、少ない人数なのに、幾つかのグループがやっておられることはバラバラです。それは、それぞれのグループのリーダーが工夫して、そのグループに加わっている人が上達しやすいように、独自のやりかたを試しておられるからなのです。
第三者が観照塾の稽古を見ていると、3ヶ月毎に持っている道具は変わるし、道具を使って稽古している内容はグループによって違うし、中には、道具を使わないで怪しい動きをしているグループもあるという、摩訶不思議な集団に見えるかも知れません。まあ、観照塾では、一人一人が何かを自得していただくというのが稽古の目的ですから、自分さえ納得できる稽古が出来ればいいわけで、第三者から見て、格好良くしかも全体が纏まって、凛々しく稽古している必要はないというのは、いいわけでしょうか・・・
「合気の身体になれるかもしれない体操」「太極棒」「歩法&剣術」と年間のメニューが決まっていますが、それらはバラバラなのではないということを、「試し/確かめる」「呼吸・腹と腰」というキーワードを使って関連づけてみていただきたいのです。自分が得意な動きや不得意な動きだけを取り出して集中的に稽古して、自分の身体使いの欠点を見つけて修正してください。その発見と修正プログラムのようなものが「センタリング呼吸法」だということです。
by centeringkokyu
| 2007-01-14 12:01
| 合気観照塾