2007年 01月 07日
今年の稽古方針(’07) |
昨日は、観照塾の稽古始めでした。稽古の間隔が3週間も開いてしまうと、流石に今日は少し筋肉痛になってしまいました。でも、「次の日に筋肉痛になるなんて、まだまだ大丈夫!」なんて言い訳をしています。
観照塾では、年間カリキュラム通り「歩法と剣術のメニュー」を3月まで稽古します。昨日の稽古では、「呼吸・腹と腰」が如何に大切であるかということを、体感していただくところから始めました。
動作の手順や形だけに囚われていると、どうしても自分の身体への集中が疎かになり、「呼吸・腹と腰」が動きを創るということを忘れてしまいます。身体の勢いが形を創るのですから、身勢(しんせい)という言葉をよく味わう必要があります。そして、中心から動くのだということを、しっかりと身体に染み込ませて下さい。
ですから、「呼吸・腹と腰」を適切に使うということを、日常動作で自然に行えるようになっていただきたいのです。意識して意識して稽古して、無意識に行えるようにならないと、自然に「使える」ということにはなっていないはずです。
次には、「呼吸の隙間」を使うということも稽古していきたいと考えていますが、まずは「呼吸・腹と腰」を自然に使えるようになるために、「歩法と剣術のメニュー」をしっかり自習していただきたいのです。
再三の引用で恐縮ですが、今年の稽古方針はこれでいきますので、よろしくお願い致します。
巻頭言
呼吸を深く調えることは、それ故健康法であるのみならず、人間の一切の動作の基本になる。舞うにも、茶を点てるにも、華を活けるにも、剣を持つにも、心の安らかさを保つにも、先ず呼吸を調えることから入らねばならない。近代人は右を見、左を見、外のことに捉われて自分の呼吸を見ないから、華を活けても、舞っても、商いをしても、落ち着いてしっかり出来ない。その場その場に、動いてしまう。
中心網要
○決心は自分以外には誰も出来ない。病は自分以外に治せない。
○ 息を吸った時は、腰に力が入り、息を吐いた時は腹に力が入る。
○ 踵は腹に、腰は爪先に相懸ずる。
○ 呼吸と動作は一致する。伸線の中心は腰であり、屈線の中心は腹である。
○ 胸に息を吸った時は腰を中心に全身の伸線が伸びる。
腹に息を吐き出した時には全身の屈線が縮まる。
○ 力は息を吐く時には腹に、吸う時は腰に入れる。常住これを続けて欲しい。
○ 毎日毎日やっていると自然に、吸う時には腰に力が入り、
吐く時には腹に力が入るようになる。
○ 体は上下左右に動いても、瞳孔は常に真ん中に定まる。
参照1:交差する線
参照2:意識を切らない
参照3:正しい姿勢
観照塾では、年間カリキュラム通り「歩法と剣術のメニュー」を3月まで稽古します。昨日の稽古では、「呼吸・腹と腰」が如何に大切であるかということを、体感していただくところから始めました。
動作の手順や形だけに囚われていると、どうしても自分の身体への集中が疎かになり、「呼吸・腹と腰」が動きを創るということを忘れてしまいます。身体の勢いが形を創るのですから、身勢(しんせい)という言葉をよく味わう必要があります。そして、中心から動くのだということを、しっかりと身体に染み込ませて下さい。
ですから、「呼吸・腹と腰」を適切に使うということを、日常動作で自然に行えるようになっていただきたいのです。意識して意識して稽古して、無意識に行えるようにならないと、自然に「使える」ということにはなっていないはずです。
次には、「呼吸の隙間」を使うということも稽古していきたいと考えていますが、まずは「呼吸・腹と腰」を自然に使えるようになるために、「歩法と剣術のメニュー」をしっかり自習していただきたいのです。
再三の引用で恐縮ですが、今年の稽古方針はこれでいきますので、よろしくお願い致します。
巻頭言
呼吸を深く調えることは、それ故健康法であるのみならず、人間の一切の動作の基本になる。舞うにも、茶を点てるにも、華を活けるにも、剣を持つにも、心の安らかさを保つにも、先ず呼吸を調えることから入らねばならない。近代人は右を見、左を見、外のことに捉われて自分の呼吸を見ないから、華を活けても、舞っても、商いをしても、落ち着いてしっかり出来ない。その場その場に、動いてしまう。
中心網要
○決心は自分以外には誰も出来ない。病は自分以外に治せない。
○ 息を吸った時は、腰に力が入り、息を吐いた時は腹に力が入る。
○ 踵は腹に、腰は爪先に相懸ずる。
○ 呼吸と動作は一致する。伸線の中心は腰であり、屈線の中心は腹である。
○ 胸に息を吸った時は腰を中心に全身の伸線が伸びる。
腹に息を吐き出した時には全身の屈線が縮まる。
○ 力は息を吐く時には腹に、吸う時は腰に入れる。常住これを続けて欲しい。
○ 毎日毎日やっていると自然に、吸う時には腰に力が入り、
吐く時には腹に力が入るようになる。
○ 体は上下左右に動いても、瞳孔は常に真ん中に定まる。
参照1:交差する線
参照2:意識を切らない
参照3:正しい姿勢
by centeringkokyu
| 2007-01-07 11:14
| 合気観照塾