2006年 12月 01日
会報 06/12/01 |
あっという間に12月になってしまいました。今月は皆さん、お仕事やお付き合いなどでご多忙だとは思いますが、無理のない範囲で稽古に参加していただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。また、車で来られる方は、少々稽古に遅れても大丈夫ですから、くれぐれも事故を起こさないようになさってください。
観照塾の12月の稽古は、2・9・16日の3回だけになります。太極棒から杖の稽古になりますので、杖をお持ちの方はご用意願います。(まだ持っておられない方は、白蠟製をお薦めします。樫よりも弾力性がありますので。)中心・視線・意識などの使い方を工夫して稽古すると、動力系と伝達系の感覚が厳密になるはずです。
適度な負荷を掛け合いながら、「纏絲勁から紬絲勁へと変化する」ことが、「弛みを取って噛み合う」ということになります。そして次に、相手の中心を攻める心持ちを大切にすると、自然に相手の「弱いところに漏れ入れる」ことになるのだと考えています。いろいろと前提条件を変えながら検証していただきたいと思います。
合気の理 弛みを取って 噛み合って 中心合わす 丸い息かな?
杖は丸いので掴みやすいですが、刃筋の感覚が曖昧になります。そして、真っ直ぐなので、簡単な梃子の原理は、分かりやすいのですが、微妙な支点の移動は気づきにくくなりますし、こちらの動きも固くなりがちです。手の内や刀の反りの感覚をしっかり身に付けながら、杖の使い方を工夫していただきたいものです。
横隔膜をキープしながら杖を操作すると、相手に任せてから杖を通じて一つになるという感覚が分かりやすいかもしれません。これは、治療家にも使っていただける体内操作の方法だと考えています。
相手が何も持っていない時よりも、杖を持っている時の方が身体の使い方の癖が出やすいので、こちらのちょっとした刺激に反応して固まってしまいやすいこともあるようです。身体の一部分を固めている人を弛めるというのは、ある種の治療と同じかもしれません。
稽古方法としては、今年も以下のように考えていますが、参加者のレベルと私の思いつきでどのように変化するかわかりません。
・気の研 バージョンで、後ろから胸を少しだけ押さえて歩きにくくして、丹田と意識と視線を体感する。
・両手で杖を持って、押し合いをして、意識と身体の使い方のチェック。
・杖を使って、定歩での突き・本手打ち・逆手打ちをしてから、相手に前に立ってもらっての移動稽古。
・下がりながらの突きで、股関節の感覚をチェックする。
・体術的な稽古と杖との関連、相手に「くれてやる」ことの意味。杖をこちらが握りしめていると、相手は動かないが、相手に任せてしまうと、案外簡単につながって、こちらの思う通りに動いてくれる。
・身体の中心と意識の広がりを体感する。嶺谷・十文字。
観照塾の12月の稽古は、2・9・16日の3回だけになります。太極棒から杖の稽古になりますので、杖をお持ちの方はご用意願います。(まだ持っておられない方は、白蠟製をお薦めします。樫よりも弾力性がありますので。)中心・視線・意識などの使い方を工夫して稽古すると、動力系と伝達系の感覚が厳密になるはずです。
適度な負荷を掛け合いながら、「纏絲勁から紬絲勁へと変化する」ことが、「弛みを取って噛み合う」ということになります。そして次に、相手の中心を攻める心持ちを大切にすると、自然に相手の「弱いところに漏れ入れる」ことになるのだと考えています。いろいろと前提条件を変えながら検証していただきたいと思います。
合気の理 弛みを取って 噛み合って 中心合わす 丸い息かな?
杖は丸いので掴みやすいですが、刃筋の感覚が曖昧になります。そして、真っ直ぐなので、簡単な梃子の原理は、分かりやすいのですが、微妙な支点の移動は気づきにくくなりますし、こちらの動きも固くなりがちです。手の内や刀の反りの感覚をしっかり身に付けながら、杖の使い方を工夫していただきたいものです。
横隔膜をキープしながら杖を操作すると、相手に任せてから杖を通じて一つになるという感覚が分かりやすいかもしれません。これは、治療家にも使っていただける体内操作の方法だと考えています。
相手が何も持っていない時よりも、杖を持っている時の方が身体の使い方の癖が出やすいので、こちらのちょっとした刺激に反応して固まってしまいやすいこともあるようです。身体の一部分を固めている人を弛めるというのは、ある種の治療と同じかもしれません。
稽古方法としては、今年も以下のように考えていますが、参加者のレベルと私の思いつきでどのように変化するかわかりません。
・気の研 バージョンで、後ろから胸を少しだけ押さえて歩きにくくして、丹田と意識と視線を体感する。
・両手で杖を持って、押し合いをして、意識と身体の使い方のチェック。
・杖を使って、定歩での突き・本手打ち・逆手打ちをしてから、相手に前に立ってもらっての移動稽古。
・下がりながらの突きで、股関節の感覚をチェックする。
・体術的な稽古と杖との関連、相手に「くれてやる」ことの意味。杖をこちらが握りしめていると、相手は動かないが、相手に任せてしまうと、案外簡単につながって、こちらの思う通りに動いてくれる。
・身体の中心と意識の広がりを体感する。嶺谷・十文字。
by centeringkokyu
| 2006-12-01 00:00
| 合気観照塾