2006年 10月 15日
センタリング呼吸法と合気 |
土曜日の観照塾では、太極棒のメニュー第4「砂時計をひっくり返す」から始めました。これは呼吸に合わせて、中心軸と左右の腕の付け根と股関節を結ぶ線を意識しながら、身体の重みを左右に移し替える動作になっています。
身体の重みを移し替えるためには、膻中ー瘂門ー百会へと身体の重みをまず引き上げてニュートラルの状態を保ち、それから左もしくは右に重みを落としていかなければなりません。息を吸い終わった時と吐き終わった時には、不要な力を抜くことと、身体の状態や重みがどうなっているかをチェックします。これも「気づきの呼吸法」であり、左右へのセンタリングでもあります。
この重みを移し替えるということが、合気につながるのではないかと考えている訳です。身体の重みを相手の中心に移し替えると合気下げになるのですが、その前には身体の重みを引き上げる、合気上げの動作が必要になります。
さらに、合気上げが出来るようになる為には、その準備として、相手と一つになっておく必要があります。ですから、まず自分の心身をニュートラルにしておくことが大切だと考えています。これが、合気以前ということなんでしょうか・・・
剣術でいえば、無形の位が大切だということです。「こんなん道歌?」に「身の内に 弓・槍・刀備わって 息整えば 無形の位」と書いた記憶があります。無とは何かということを考える切っ掛けにしていただければ嬉しいです。
次に、メニュー第1「雑巾絞り」をやってみました。やり方はちょっと誇張して、太極棒を上げ切った時の、視線・瘂門・膻中・命門・丹田の感覚をよく分かってもらえるようにやってみたつもりですが、如何でしたでしょうか。息を吸いながら、反り身の臨界点まで太極棒を持ち上げるー横隔膜を弛めるー身体の重みと視線と太極棒と吐く息が一致しながら動く、しかも中心線はぶれない。これは、「ヘ・た・レ」でありちょっとオーバーな「舟漕ぎ運動」でもあります。
第4及び第1動作をしながら、相手の人に五分五分になるような負荷を掛けてもらい、そこから51対49になるようにして動いていく稽古もしました。この比率は相手が掛ける負荷の大きさによって細かく変化しますし、稽古が済んでからI川さんが言っておられたように、弛みを取るということでもあります。しかし、弛みを取った状態のまま動くと共に、相手との接点の圧力を一定にするということも意識しておいていただきたいと思います。参照:五分五分からの体内操作
その為には、軽く「意守丹田」して、自分の中心と相手の中心ということまで感じながら動く必要があるのではないか・・・
下の写真は、身体のイメージとして、面白いかな?っと思って・・・
電線や橋の影もちょっと気に入っています。
自ずから 映らば映る 映るとは 川も思わず 橋も思わず (新影流 大川橋造?)
身体の重みを移し替えるためには、膻中ー瘂門ー百会へと身体の重みをまず引き上げてニュートラルの状態を保ち、それから左もしくは右に重みを落としていかなければなりません。息を吸い終わった時と吐き終わった時には、不要な力を抜くことと、身体の状態や重みがどうなっているかをチェックします。これも「気づきの呼吸法」であり、左右へのセンタリングでもあります。
この重みを移し替えるということが、合気につながるのではないかと考えている訳です。身体の重みを相手の中心に移し替えると合気下げになるのですが、その前には身体の重みを引き上げる、合気上げの動作が必要になります。
さらに、合気上げが出来るようになる為には、その準備として、相手と一つになっておく必要があります。ですから、まず自分の心身をニュートラルにしておくことが大切だと考えています。これが、合気以前ということなんでしょうか・・・
剣術でいえば、無形の位が大切だということです。「こんなん道歌?」に「身の内に 弓・槍・刀備わって 息整えば 無形の位」と書いた記憶があります。無とは何かということを考える切っ掛けにしていただければ嬉しいです。
次に、メニュー第1「雑巾絞り」をやってみました。やり方はちょっと誇張して、太極棒を上げ切った時の、視線・瘂門・膻中・命門・丹田の感覚をよく分かってもらえるようにやってみたつもりですが、如何でしたでしょうか。息を吸いながら、反り身の臨界点まで太極棒を持ち上げるー横隔膜を弛めるー身体の重みと視線と太極棒と吐く息が一致しながら動く、しかも中心線はぶれない。これは、「ヘ・た・レ」でありちょっとオーバーな「舟漕ぎ運動」でもあります。
第4及び第1動作をしながら、相手の人に五分五分になるような負荷を掛けてもらい、そこから51対49になるようにして動いていく稽古もしました。この比率は相手が掛ける負荷の大きさによって細かく変化しますし、稽古が済んでからI川さんが言っておられたように、弛みを取るということでもあります。しかし、弛みを取った状態のまま動くと共に、相手との接点の圧力を一定にするということも意識しておいていただきたいと思います。参照:五分五分からの体内操作
その為には、軽く「意守丹田」して、自分の中心と相手の中心ということまで感じながら動く必要があるのではないか・・・
下の写真は、身体のイメージとして、面白いかな?っと思って・・・
電線や橋の影もちょっと気に入っています。
自ずから 映らば映る 映るとは 川も思わず 橋も思わず (新影流 大川橋造?)
by centeringkokyu
| 2006-10-15 12:19
| 合気観照塾