2006年 10月 03日
新薬の怪しいカラクリ |
「医者が患者をだますとき」ロバート・メンデルソン著から抜粋します。
現代医学の不文律に次のようなものがある。
「新薬は副作用が現れる前に処方箋を書いて売りさばけ」
この不文律を露骨に示すのが、関節炎の患者に消炎鎮痛剤(抗炎症剤)の新薬が次から次へと処方されている現実である。この現実こそ、現代医学の治療が病気よりも危険であることを端的に表している。
このところ、新開発された鎮痛消炎剤の宣伝が洪水のように医学雑誌に掲載されるようになった。それは、ブタゾリジンやトレクチンなどの襲来を告げるものだった。製薬会社は手間を惜しまず販売合戦を繰り広げ、医者という医者は数百万回もこれらの薬を処方しだ。
その結果、わずか数年後には、消炎鎮痛剤は副作用の新記録を樹立した。関節の痛みを和らげるはずのこの薬が、抗生物質、ホルモン剤と並ぶ危険な化学物質として、数え切れないほどの人々に耐え難い激痛を与えることになったのである。
ブタゾリジンに記された医師向け添付文書を紹介しょう。これを読むと、医者がこんな薬を投与していたのかと知って気分さえ悪くなりかねないので、注意してお読みいだだきだい。
「この薬を患者に投与する際には十二分に注意してください。これは使用法を間違えると、重大な副作用を引き起こす恐れがある劇薬です。服用期間にかかわらず、白血病になった症例が何例も報告されています。患者のほとんどは四十歳以上でした」
さらに、副作用として、頭痛、めまい、昏睡、高血圧、網膜の出血、肝炎など全部で九二の症状があると書かれている。これではこの薬の投与は、患者に害をおよぼす意図的行為と同じになってしまう。添付文書はさらにこう続く。
「患者には注意して指示を出し、経過を十分に観察する必要があります。とくに、四十歳以上の患者で、薬に対する反応が激しい場合は注意を要します。効果が認められる範囲内で可能な限り量を制限してください。致死的な反応を起こす危険性と当初は予想していない効能・効果を比較検討してください。なお、病状はこの薬では変化しません」
「当初は予想していない効能・効果」とは、製薬会社はこの薬に効果、効能を見いだすことができなかったという意味にほかならない。
読者はこの添付文書を読んで、いろいろと疑問を抱いたことだろう。
なぜ製薬会社はこんな危険な薬をわざわざ売るのか。
どんな医者が患者にこんな毒物を飲ませるのか。
製薬会社に関する限り、最初の疑問の答えはきわめて明白である。ブタゾリジンで数百万ドルも儲かるからである。
では、医者はどうか。次の三つの推測が成り立つ。
・この薬の致死的な副作用に気がついている、あるいは気がついていない。
・製薬会社から予想もしない副作用があると注意を促されても意に介しない。
・人智を超越した現代医学教の聖なる信仰の力に導かれ、生け贅を捧げることに使命感を感じている。
ナプロシンを例にとっても、現代医学はどこまで人の命を犠牲にすれば気が済むつもりなのかと思わざるをえない。食品医薬品局は、製造元のシンテックス社が安全性検査の過程で実験動物の死亡と腫瘍の記録を捏造したことを突き止めている。
しかし、この薬を市場から回収することについてはきわめて慎重だった。たいへんな手間と時間のかかる行政上の手続きが必要だという。
#楽隠居です
そろそろ温灸器が便利な季節になります。先日も友人からご注文頂きましたので、発注しました。使い方などは、過去の記事を参考にしてお試しください。
参照1:あつくないお灸入門
参照2:温灸器の使い方Q&A
参照3:何処がツボ?
参照4:全体を見ること
ところで、昨日実家の母のところに、「俺いま、知り合いの女の人に悪いことをして、警察にいてるねん!」という電話があったそうです。私は「もしもお金を振り込むんやったら、僕の銀行口座にしておいてね!」っとお願いしておきました。
現代医学の不文律に次のようなものがある。
「新薬は副作用が現れる前に処方箋を書いて売りさばけ」
この不文律を露骨に示すのが、関節炎の患者に消炎鎮痛剤(抗炎症剤)の新薬が次から次へと処方されている現実である。この現実こそ、現代医学の治療が病気よりも危険であることを端的に表している。
このところ、新開発された鎮痛消炎剤の宣伝が洪水のように医学雑誌に掲載されるようになった。それは、ブタゾリジンやトレクチンなどの襲来を告げるものだった。製薬会社は手間を惜しまず販売合戦を繰り広げ、医者という医者は数百万回もこれらの薬を処方しだ。
その結果、わずか数年後には、消炎鎮痛剤は副作用の新記録を樹立した。関節の痛みを和らげるはずのこの薬が、抗生物質、ホルモン剤と並ぶ危険な化学物質として、数え切れないほどの人々に耐え難い激痛を与えることになったのである。
ブタゾリジンに記された医師向け添付文書を紹介しょう。これを読むと、医者がこんな薬を投与していたのかと知って気分さえ悪くなりかねないので、注意してお読みいだだきだい。
「この薬を患者に投与する際には十二分に注意してください。これは使用法を間違えると、重大な副作用を引き起こす恐れがある劇薬です。服用期間にかかわらず、白血病になった症例が何例も報告されています。患者のほとんどは四十歳以上でした」
さらに、副作用として、頭痛、めまい、昏睡、高血圧、網膜の出血、肝炎など全部で九二の症状があると書かれている。これではこの薬の投与は、患者に害をおよぼす意図的行為と同じになってしまう。添付文書はさらにこう続く。
「患者には注意して指示を出し、経過を十分に観察する必要があります。とくに、四十歳以上の患者で、薬に対する反応が激しい場合は注意を要します。効果が認められる範囲内で可能な限り量を制限してください。致死的な反応を起こす危険性と当初は予想していない効能・効果を比較検討してください。なお、病状はこの薬では変化しません」
「当初は予想していない効能・効果」とは、製薬会社はこの薬に効果、効能を見いだすことができなかったという意味にほかならない。
読者はこの添付文書を読んで、いろいろと疑問を抱いたことだろう。
なぜ製薬会社はこんな危険な薬をわざわざ売るのか。
どんな医者が患者にこんな毒物を飲ませるのか。
製薬会社に関する限り、最初の疑問の答えはきわめて明白である。ブタゾリジンで数百万ドルも儲かるからである。
では、医者はどうか。次の三つの推測が成り立つ。
・この薬の致死的な副作用に気がついている、あるいは気がついていない。
・製薬会社から予想もしない副作用があると注意を促されても意に介しない。
・人智を超越した現代医学教の聖なる信仰の力に導かれ、生け贅を捧げることに使命感を感じている。
ナプロシンを例にとっても、現代医学はどこまで人の命を犠牲にすれば気が済むつもりなのかと思わざるをえない。食品医薬品局は、製造元のシンテックス社が安全性検査の過程で実験動物の死亡と腫瘍の記録を捏造したことを突き止めている。
しかし、この薬を市場から回収することについてはきわめて慎重だった。たいへんな手間と時間のかかる行政上の手続きが必要だという。
#楽隠居です
そろそろ温灸器が便利な季節になります。先日も友人からご注文頂きましたので、発注しました。使い方などは、過去の記事を参考にしてお試しください。
参照1:あつくないお灸入門
参照2:温灸器の使い方Q&A
参照3:何処がツボ?
参照4:全体を見ること
ところで、昨日実家の母のところに、「俺いま、知り合いの女の人に悪いことをして、警察にいてるねん!」という電話があったそうです。私は「もしもお金を振り込むんやったら、僕の銀行口座にしておいてね!」っとお願いしておきました。
by centeringkokyu
| 2006-10-03 00:06
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