2006年 05月 01日
「メタボリックシンドローム」とは? |
4月30日付けの産經新聞に「リスク高める高血圧症」という題で、メタボリックシンドロームに関しての記事がでていました。URL http://metabolic-sankei.jp/も紹介していましたので、そちらから抜粋します。
生活習慣病といわれている疾患には、主なものに「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などがありますが、これらは個々に原因があるのではなく「内臓脂肪型肥満」が主な原因であることが科学的に証明されつつあります。
これらの疾患を複数持つ病態を「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」といいます。これは動脈硬化症のリスクを非常に大きくし、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞という大変危険な病気につながっていきます。
趣旨 現在、わが国は世界に例を見ないスピードで高齢化社会が進行しており、健康寿命の延伸をテーマに厚生労働省は、2000年度から「健康日本21運動」に取り組んでいます。
しかし、これまでの50年に糖尿病の患者数は飛躍的に増加し、また成人の4人に一人が高血圧症の患者といわれ若年層にまで拡大、それにともない医療費も増大の一途をたどっています。このように、国民の健康増進を図り「医療費を削減」することは今や国家的な重要課題なのです。
産經新聞社は、「メタボリックシンドローム」の診断基準を国民に広く活用し、「生活習慣病対策」を具体的に実施するために「メタボリックシンドローム撲滅運動」として政府、医学界、産業界が一体となった活動を積極的に推進しています。
メタボリックシンドロームチェック!
<診断基準>
へその高さの腹囲が基準です。あなたも測ってみましょう。
男性:85cm以上は注意信号
女性:90cm以上は注意信号
1.脂質 中性脂肪:150mg/dl以上 または、HDLコレステロール:40mg/dl未満 いずれかの場合は注意信号
2.空腹時血糖:110mg/dl以上は注意信号
3.血圧 収縮期血圧:130mmHg以上 または、拡張期血圧:85mmHg以上 いずれかの場合は注意信号
※腹囲のほか1〜3の項目が2つ以上あてはまる場合は、メタボリックシンドロームかもしれません。医師へ相談してみましょう。 引用終わり
新聞の方には、日本高血圧学会理事長に聞くということで、対談形式で次のように書かれていました。「従来は、高血圧症のガイドラインは、140mmHg/90mmHg以上が危険と言われていました。今回基準を下げたことによって、全国民の6割がリスクを抱えていることになるのではないだろうか。」
その後には、長々とメタボリックシンドロームの危険性を科学的に述べておられるのですが、その中ではちゃんと「メタボリックシンドロームを改善するのは、一にも二にも生活習慣という事ですが、これがなかなか難しい。その際には、薬物療法を考えなくてはいけない」と手短に言われていました。
同じ新聞の横の欄には、米国高血圧学会元会長が「診断基準にもある通り、高血圧症は、そういうさまざまな代謝異常と大いに関係しているが、必ずしも効果的な治療が施されているとは思えない。」そしてこちらも「大半の患者にとっては、運動などで減量することが第一の治療法ですが、そういうアドバイスを実行するのはなかなか難しい。」と述べておられます。
そして、同じ日の産經新聞の別のページには、浜松医科大学名誉教授が「元気で長生きするための食生活」副題が「肥満は本当に危険か 寿命が短いのはやせ型の方」という記事を書いておられます。
この中の肥満の定義として、体格指数(BMI 体重を身長で二回割ったもの)について、日本では正常値は18.5〜24.9で、25〜29.9が肥満とされ、18.49以下がやせです。厚生労働省は22から23になるように勧めています。現在の日本の男性平均は23.8です。欧米では、25〜29.9が過体重、30以上が肥満です。
日本では24〜25くらいのBMIがもっとも寿命が長く、厚生労働省の勧める22か23の体重の人はむしろ死亡率が高いと報告しています。BMIと死亡の危険率のグラフは、下に貼付けておきます。
国民の健康増進を図り「医療費を削減」することと、「メタボリックシンドローム」の診断基準を国民に広く活用し、「生活習慣病対策」を具体的に実施するために「メタボリックシンドローム撲滅運動」として政府、医学界、産業界が一体となった活動を積極的に推進することって、どう関係があるのか、私には理解できないのですが・・・
国やお医者様が言っている基準の数値って、一体何の為に、誰が決めるのでしょうかねぇ〜
生活習慣病といわれている疾患には、主なものに「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などがありますが、これらは個々に原因があるのではなく「内臓脂肪型肥満」が主な原因であることが科学的に証明されつつあります。
これらの疾患を複数持つ病態を「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」といいます。これは動脈硬化症のリスクを非常に大きくし、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞という大変危険な病気につながっていきます。
趣旨 現在、わが国は世界に例を見ないスピードで高齢化社会が進行しており、健康寿命の延伸をテーマに厚生労働省は、2000年度から「健康日本21運動」に取り組んでいます。
しかし、これまでの50年に糖尿病の患者数は飛躍的に増加し、また成人の4人に一人が高血圧症の患者といわれ若年層にまで拡大、それにともない医療費も増大の一途をたどっています。このように、国民の健康増進を図り「医療費を削減」することは今や国家的な重要課題なのです。
産經新聞社は、「メタボリックシンドローム」の診断基準を国民に広く活用し、「生活習慣病対策」を具体的に実施するために「メタボリックシンドローム撲滅運動」として政府、医学界、産業界が一体となった活動を積極的に推進しています。
メタボリックシンドロームチェック!
<診断基準>
へその高さの腹囲が基準です。あなたも測ってみましょう。
男性:85cm以上は注意信号
女性:90cm以上は注意信号
1.脂質 中性脂肪:150mg/dl以上 または、HDLコレステロール:40mg/dl未満 いずれかの場合は注意信号
2.空腹時血糖:110mg/dl以上は注意信号
3.血圧 収縮期血圧:130mmHg以上 または、拡張期血圧:85mmHg以上 いずれかの場合は注意信号
※腹囲のほか1〜3の項目が2つ以上あてはまる場合は、メタボリックシンドロームかもしれません。医師へ相談してみましょう。 引用終わり
新聞の方には、日本高血圧学会理事長に聞くということで、対談形式で次のように書かれていました。「従来は、高血圧症のガイドラインは、140mmHg/90mmHg以上が危険と言われていました。今回基準を下げたことによって、全国民の6割がリスクを抱えていることになるのではないだろうか。」
その後には、長々とメタボリックシンドロームの危険性を科学的に述べておられるのですが、その中ではちゃんと「メタボリックシンドロームを改善するのは、一にも二にも生活習慣という事ですが、これがなかなか難しい。その際には、薬物療法を考えなくてはいけない」と手短に言われていました。
同じ新聞の横の欄には、米国高血圧学会元会長が「診断基準にもある通り、高血圧症は、そういうさまざまな代謝異常と大いに関係しているが、必ずしも効果的な治療が施されているとは思えない。」そしてこちらも「大半の患者にとっては、運動などで減量することが第一の治療法ですが、そういうアドバイスを実行するのはなかなか難しい。」と述べておられます。
そして、同じ日の産經新聞の別のページには、浜松医科大学名誉教授が「元気で長生きするための食生活」副題が「肥満は本当に危険か 寿命が短いのはやせ型の方」という記事を書いておられます。
この中の肥満の定義として、体格指数(BMI 体重を身長で二回割ったもの)について、日本では正常値は18.5〜24.9で、25〜29.9が肥満とされ、18.49以下がやせです。厚生労働省は22から23になるように勧めています。現在の日本の男性平均は23.8です。欧米では、25〜29.9が過体重、30以上が肥満です。
日本では24〜25くらいのBMIがもっとも寿命が長く、厚生労働省の勧める22か23の体重の人はむしろ死亡率が高いと報告しています。BMIと死亡の危険率のグラフは、下に貼付けておきます。
国民の健康増進を図り「医療費を削減」することと、「メタボリックシンドローム」の診断基準を国民に広く活用し、「生活習慣病対策」を具体的に実施するために「メタボリックシンドローム撲滅運動」として政府、医学界、産業界が一体となった活動を積極的に推進することって、どう関係があるのか、私には理解できないのですが・・・
国やお医者様が言っている基準の数値って、一体何の為に、誰が決めるのでしょうかねぇ〜
by centeringkokyu
| 2006-05-01 00:01
| 社会