2006年 04月 07日
体内操作と皮膚感覚 |
体操の一番目は前後と中心軸、二番目は左右と中心軸、三番目は中心軸と捻り、四番目は任脈・督脈回しだということは、皆さんすでに充分ご理解頂いている事と思います。
前回の稽古で、皆さんが体操をしているところを、久しぶりにじっくりと見せて頂きました。そして、そこで気付いたのは、手を動かす事が目的になってしまい、身体の準備態勢を整えてから、呼吸に合わせたセンタリングをするのだという、最も基本的な事を忘れておられるのではないかということでした。身体のシリンダーをしっかりさせないと、「そこしかない」位置に手が伸びて行くことはあり得ません。
そこで、前回のように、手を動かさないで体操をするということを、試してみたのです。しかも、足の裏でブレーキをかけながら、呼吸に合わせて体軸を立ち上げて行くという、体内操作の大切さに気付いて頂けたのではないかと思っています。
それともう一つ感じたのは、身体意識が非常に平面的で、体内操作から皮膚感覚への意識のしかたが足りないのではないかという事でした。自分の身体を立体的に認識できないと、刻々と状態が変化する他人の身体を立体的に感じ、臨機応変に対応する事が出来るようになるとは思えないのです。
丹田感覚・体内感覚・皮膚感覚が統一的に認識出来てきて初めて、立体的な感覚が生まれ、立体視もできるようになるのだと考えています。そうなると、骨盤時計の意味が身体で分かってくるのではないでしょうか・・・
体操をする時には、「体軸」と「刻々と変化する体内の虚実」を意識しながら、稽古着に擦れていく皮膚の感覚にも集中してみてください。過去の記事2005年6月分の立体視〜空間認識〜うすらぼんやりと脳と眼と呼吸などもご参照ください。
前回の稽古で、皆さんが体操をしているところを、久しぶりにじっくりと見せて頂きました。そして、そこで気付いたのは、手を動かす事が目的になってしまい、身体の準備態勢を整えてから、呼吸に合わせたセンタリングをするのだという、最も基本的な事を忘れておられるのではないかということでした。身体のシリンダーをしっかりさせないと、「そこしかない」位置に手が伸びて行くことはあり得ません。
そこで、前回のように、手を動かさないで体操をするということを、試してみたのです。しかも、足の裏でブレーキをかけながら、呼吸に合わせて体軸を立ち上げて行くという、体内操作の大切さに気付いて頂けたのではないかと思っています。
それともう一つ感じたのは、身体意識が非常に平面的で、体内操作から皮膚感覚への意識のしかたが足りないのではないかという事でした。自分の身体を立体的に認識できないと、刻々と状態が変化する他人の身体を立体的に感じ、臨機応変に対応する事が出来るようになるとは思えないのです。
丹田感覚・体内感覚・皮膚感覚が統一的に認識出来てきて初めて、立体的な感覚が生まれ、立体視もできるようになるのだと考えています。そうなると、骨盤時計の意味が身体で分かってくるのではないでしょうか・・・
体操をする時には、「体軸」と「刻々と変化する体内の虚実」を意識しながら、稽古着に擦れていく皮膚の感覚にも集中してみてください。過去の記事2005年6月分の立体視〜空間認識〜うすらぼんやりと脳と眼と呼吸などもご参照ください。
by centeringkokyu
| 2006-04-07 23:21
| 合気観照塾