2006年 04月 02日
「ひとり遊び」の楽しみ方 |
私自身はいつも、当然の事として「ひとり遊び」をしている訳ですが、「ひとり遊び」をする習慣の無い人にとっては、何をどうしていいのか分からないのかもしれないと思いました。そこで、私の「ひとり遊び」の楽しみ方をご紹介します。まぁ〜これも私の「ひとり遊び」なんですが・・・
例えば、気功などを習った時には、まず動きを大まかにコピーして、大体の動きを覚えます。それから、ぼんやりと身体全体を意識しながら、どこが思ったように動いていないか。呼吸やリズムはどうかなど、少しずつ細部を意識していきます。大体のコピーが出来た時点で、パロディ(Parody)を考えるのです。完璧にコピー出来るということは、まず不可能ですし時間もかかり過ぎます。それに、パロディを思いつかなくなる恐れもありますから。
功法を考えた人が、何故動作にこのような名前をつけたのだろうとか、自分ならどんな名前をつけるだろうか、などと考えるのもある種のパロディではないかと思います。
パロディには、下手な模倣という意味もあるようですが、私は英語は苦手なので、「捩(もじ)る」という風に考えています。ちょっと捩ってみるのです。それに、捩ってみると本来の動きの意味や目的が分かりやすくなる事もあります。巧く捩れなかったら、習った動きをコピーする方向に、素直に方針転換すればいいだけですから・・・
ちょっと遠回りのようですが、この遠回りが「ひとり遊び」の楽しさだと考えています。
次に、「摧く(砕く)」作業をします。
ここから、功法全体のパターンや目的を分析したり、順番を組み替えたりしてみるのです。最初に木の様子をみて、それから森を見るという事になるのかもしれません。この何かを変えてみるということが、遊び心なのだと思っています。ですから、私は自分で作った練功法でさえ、全く順番を覚えていません。練功法を考える時には、なぜこの順番にするのかを、しっかり考えているのですが、順番に拘ることはまずありません。最初に考えた順番が、絶対に良いということでもありませんしネ!
古流武術の伝書などにも、型の説明の最後に「くだきあり」というように書かれている場合があります。一通りの型稽古ができると、応用編の変化技の稽古に移るのだと思います。「くだく」には、相手が心に描いた理想や思惑などを打ち壊す。という意味や、難しい表現などを分かりやすい形に変える。苦労を厭わず懸命に励む。あれこれと工夫を凝らす。などの意味もあるようです。お若い人達には、古い言い回しよりも、むしろ英語の方が分かりやすいかもしれませんので、ちょっと無理をして英単語を調べてみたところでは、Change・Reform・Transform・Variationというような単語が当てはまるのではないかと思います。しかし、本来の意味や使い方は知りませんので・・・
というようなことで、「捩り」と「摧き(砕き)」が「ひとり遊び」の心ではないかと思っています。そして、「ひとり遊び」は「非取り遊び」だと、こじつけて日々楽しんでいます。
昨日の稽古は、「捩り」と「摧き(砕き)」を意識して、体操の最初の4つをやってみました。全く初めてのやり方でしたので、参加してくださった皆さんのご意見やご感想を、是非お聞かせ頂きたいと思います。
配布資料005「技の習得目標についての提案」や配布資料002-2もご参照ください。
例えば、気功などを習った時には、まず動きを大まかにコピーして、大体の動きを覚えます。それから、ぼんやりと身体全体を意識しながら、どこが思ったように動いていないか。呼吸やリズムはどうかなど、少しずつ細部を意識していきます。大体のコピーが出来た時点で、パロディ(Parody)を考えるのです。完璧にコピー出来るということは、まず不可能ですし時間もかかり過ぎます。それに、パロディを思いつかなくなる恐れもありますから。
功法を考えた人が、何故動作にこのような名前をつけたのだろうとか、自分ならどんな名前をつけるだろうか、などと考えるのもある種のパロディではないかと思います。
パロディには、下手な模倣という意味もあるようですが、私は英語は苦手なので、「捩(もじ)る」という風に考えています。ちょっと捩ってみるのです。それに、捩ってみると本来の動きの意味や目的が分かりやすくなる事もあります。巧く捩れなかったら、習った動きをコピーする方向に、素直に方針転換すればいいだけですから・・・
ちょっと遠回りのようですが、この遠回りが「ひとり遊び」の楽しさだと考えています。
次に、「摧く(砕く)」作業をします。
ここから、功法全体のパターンや目的を分析したり、順番を組み替えたりしてみるのです。最初に木の様子をみて、それから森を見るという事になるのかもしれません。この何かを変えてみるということが、遊び心なのだと思っています。ですから、私は自分で作った練功法でさえ、全く順番を覚えていません。練功法を考える時には、なぜこの順番にするのかを、しっかり考えているのですが、順番に拘ることはまずありません。最初に考えた順番が、絶対に良いということでもありませんしネ!
古流武術の伝書などにも、型の説明の最後に「くだきあり」というように書かれている場合があります。一通りの型稽古ができると、応用編の変化技の稽古に移るのだと思います。「くだく」には、相手が心に描いた理想や思惑などを打ち壊す。という意味や、難しい表現などを分かりやすい形に変える。苦労を厭わず懸命に励む。あれこれと工夫を凝らす。などの意味もあるようです。お若い人達には、古い言い回しよりも、むしろ英語の方が分かりやすいかもしれませんので、ちょっと無理をして英単語を調べてみたところでは、Change・Reform・Transform・Variationというような単語が当てはまるのではないかと思います。しかし、本来の意味や使い方は知りませんので・・・
というようなことで、「捩り」と「摧き(砕き)」が「ひとり遊び」の心ではないかと思っています。そして、「ひとり遊び」は「非取り遊び」だと、こじつけて日々楽しんでいます。
昨日の稽古は、「捩り」と「摧き(砕き)」を意識して、体操の最初の4つをやってみました。全く初めてのやり方でしたので、参加してくださった皆さんのご意見やご感想を、是非お聞かせ頂きたいと思います。
配布資料005「技の習得目標についての提案」や配布資料002-2もご参照ください。
by centeringkokyu
| 2006-04-02 00:04
| 合気観照塾