2005年 11月 13日
K野さんとの違いって? |
S川さんからの投稿をご紹介します。
観照塾での練習で、K野さんの動きや説明のように自分が動けないということがよくあります。何故だろう?と思っていた時、K野さんご自身から次のようなお話を伺いました。
1.『円運動等だけでは出来ない部分を埋めるために剣の意識を使っています』
2.『纏絲→抽絲ではなくて、意識で線を通したあと身体が追いかけてくる(のってくる)。だから意識と動作には微差があるのです』
これを聞いた時に、K野さんが以前に比べてゆるみをとり、方向を決めて技などが入ってくる間隔が極端に短くなってきていたのはどうしてだろうという疑問が少し解決しました。
以前は体術的な要素が多く、それを成立させるための必要条件を抽出されていたのが、剣術の稽古を重ねられていくうちに厳密さを増し剣術的な要素、斬るという要素が深まりそれが基になって現在のような技になっていったのではと思いました。
触れてから始まるより、離れている時から始められる方が準備する時間も取れますし、余裕もできますからそういう意識で臨んでいる方が常に優位にたてるのは当たり前といえば当たり前ですね。またお互いに触れ合った状態であったとしても相手よりも早く優位にたつこともできるのでこれはかなり優れものだと感じます。
では剣術をすればK野さんのようにできるのか?となるとまた話は別で、今まで以上に自分自身の身体の動き、意識の使い方などに厳密さと変化を感じることがなければ、剣を振り回すことはできても剣を使うことはできないので注意しないといけないと思います。
剣にもつながる厳密さと変化を感じるための良い練習は?と考えた時に 何故K野さんがセンタリング呼吸法というものを中心とした“観照”塾をたちあげたのかも分かるような気がします。
呼吸法が何か特別な力や能力を与えてくれるのではなく、そこからの気付きが剣や体術や身体調整や様々な方面への道標となるであろうことに気がつかれたのでしょう。
後はそれを実践し、丁寧に検証していったのかどうか、観照していけてるのか・・・というところが結局、自分とK野さんとの一番の違いのようです。K野さん恐るべし!
※管理人です
S川さんとは、途中に2年程のブランクはありますが、20年近いお付き合いになります。私が「円運動・呼吸・反射」というある種の呪縛から逃れる過程を、一番冷静に見守ってくださった方だと思います。私自身は、いつも「途中経過」で「とりあえずやってみよう」という気持ちですから、以前はどのような説明で、どのように動いていたかという事には拘りません。ですから、戸惑われる場合も多々あるはずです。そのようなときには、遠慮なくどなたかにお尋ね下さい。何かの参考になるかもしれませんから。そして、必ず自分で工夫して検証してみてください。
観照塾での練習で、K野さんの動きや説明のように自分が動けないということがよくあります。何故だろう?と思っていた時、K野さんご自身から次のようなお話を伺いました。
1.『円運動等だけでは出来ない部分を埋めるために剣の意識を使っています』
2.『纏絲→抽絲ではなくて、意識で線を通したあと身体が追いかけてくる(のってくる)。だから意識と動作には微差があるのです』
これを聞いた時に、K野さんが以前に比べてゆるみをとり、方向を決めて技などが入ってくる間隔が極端に短くなってきていたのはどうしてだろうという疑問が少し解決しました。
以前は体術的な要素が多く、それを成立させるための必要条件を抽出されていたのが、剣術の稽古を重ねられていくうちに厳密さを増し剣術的な要素、斬るという要素が深まりそれが基になって現在のような技になっていったのではと思いました。
触れてから始まるより、離れている時から始められる方が準備する時間も取れますし、余裕もできますからそういう意識で臨んでいる方が常に優位にたてるのは当たり前といえば当たり前ですね。またお互いに触れ合った状態であったとしても相手よりも早く優位にたつこともできるのでこれはかなり優れものだと感じます。
では剣術をすればK野さんのようにできるのか?となるとまた話は別で、今まで以上に自分自身の身体の動き、意識の使い方などに厳密さと変化を感じることがなければ、剣を振り回すことはできても剣を使うことはできないので注意しないといけないと思います。
剣にもつながる厳密さと変化を感じるための良い練習は?と考えた時に 何故K野さんがセンタリング呼吸法というものを中心とした“観照”塾をたちあげたのかも分かるような気がします。
呼吸法が何か特別な力や能力を与えてくれるのではなく、そこからの気付きが剣や体術や身体調整や様々な方面への道標となるであろうことに気がつかれたのでしょう。
後はそれを実践し、丁寧に検証していったのかどうか、観照していけてるのか・・・というところが結局、自分とK野さんとの一番の違いのようです。K野さん恐るべし!
※管理人です
S川さんとは、途中に2年程のブランクはありますが、20年近いお付き合いになります。私が「円運動・呼吸・反射」というある種の呪縛から逃れる過程を、一番冷静に見守ってくださった方だと思います。私自身は、いつも「途中経過」で「とりあえずやってみよう」という気持ちですから、以前はどのような説明で、どのように動いていたかという事には拘りません。ですから、戸惑われる場合も多々あるはずです。そのようなときには、遠慮なくどなたかにお尋ね下さい。何かの参考になるかもしれませんから。そして、必ず自分で工夫して検証してみてください。
by centeringkokyu
| 2005-11-13 19:15
| 合気観照塾