◎第十一回呼吸動作研究会
☆テーマ 『身体を観て、触って、感じる』
担当 K元
○自分で触って呼吸の観察
・胸に息を入れる
・肋骨下部に息を入れる
・鳩尾から下に息を入れる
・お臍の高さに息を入れる
・下腹部に息を入れる
※左右の違いや入りやすい所、入りにくい所を観察
※呼吸の基本は吸って、弛めて、吐いて
・肩胛骨の高さに息を入れる
・肩胛骨の下に息を入れる
・鳩尾の裏側に息を入れる
・お臍の裏側に息を入れる
・下腹部の息の入り方を観察
※背部に息を入れた後に腹部や胸部の息の入り方の変化を味わう
・骨盤底筋の恥骨側から尾骨側へ息を入れる
・尾骨側から恥骨側へ息を入れる
・下腹部の息の入り方を観察
※骨盤底筋の意識がある時とない時の違いを味わう
○ペアで呼吸の観察
・上記の内容をお互いに観察
・前面の呼吸を観察する時に背面を気にする
・前から背面の呼吸を観察する
・再度、前面の呼吸を観察した時の背面の感覚は?
・息の入り方出て生き方の観察
・実際に意識の有る所や薄い所に手を当てて観察
・意識の薄い所に変化は有るか??
○下半身のバランスが気になると声が聞こえたので
・青竹踏みに足趾を乗せて呼吸
・乗せない場合の呼吸も観察
・鏡を横に置いて、ある時ない時の観察
・恥骨が出た時の呼吸と引いた時の呼吸
○バンドを骨盤や肋骨に巻いて観察
・ある時ない時の身体のバランスを観察
・呼吸の入り方を観察
・細かく身体をゆすった時の動きの違いを観察
・ずっと付けるのでは無く、ある時ない時の観察
・ない時でもある時に近づくにはどうするか検証する必要がある
身体に触れながら息を吸い、呼吸の入りやすい所や飛ばしている所をチェックする
立位で骨盤底へ呼吸を入れて、会陰部の行き来によって骨盤が動くことを体感した
意識が薄い場所を相手に触れてもらって呼吸を入れることで、全体のバランスも変わることを感じられた
背側の動きも意識しながら腹側から診ることで、パートナーの呼吸の偏りや姿勢のアンバランスを立体的に感じられた
趾先を竹踏みに乗せることで、下肢を弛めやすくなり、呼吸の立ち上がりが変わることを体感した
股関節から折り畳み、腰椎、胸椎、頚椎の順に重力に沿って弛め、脱力して身体背側を丸くする
前屈位で腕を垂らして脱力し、肩からではなく、骨盤の動きで手を揺らす
骨盤を帯で締めて、外側を弛めたまま呼吸で下肢を張り、内側の細い幅で動く
圧痛のある場所を押すのではなく、経絡を意識して触れることで、繋がりの中で弛んでいく働きを待つ
ペアでの施術を通して、呼吸の入り方と、姿勢のバランスと、経絡の虚実の関係性を検証することが出来た
#管理人です
背部や骨盤底など、普段から気を付けない所を意識して呼吸して頂くと、随分変化が現れていました。
呼吸で身体の中を探検して未踏の地に入った時に身体の感覚や反応、これまで持っていた固定観念が変わると考えています。
無理はしないで、ゆっくりと時間をかけて呼吸探検隊と共に観察をしていただければと思います。
解らないからこそ楽しく進んで行きましょう!!
【竹踏みの解説が丁寧に書かれています。】
【足のアーチの解説(写真付き)】
【抗重力筋の大切さが良く分かります。】
【骨盤底筋と呼吸の関係が良く分かります。】
【合気(力抜きの秘法)に、少しだけ近づける?】
☆リンク先で更新された記事
先日は、PONOでの聞香の会がありました。
今回は、呼吸と共に香りを吸い、弛めて吸った香りを落としてから息を吐くことで、肚で聞くということが、実感できました。
白檀や伽羅などを聞き比べ、伝わる繊細さや沈む深みの違いを体験し、香りの奥深さを感じられました。
気持ち良く身体が弛んだり、細くなったり、頭がスッキリする様子を味わいました。
香の効果に加えて、明け方の湯たんぽの様な香炉の心地良さも手伝って、手や足の先まで温まりました。
同じ香を聞いても、メンバーのそれぞれで香りに対する反応や表現が違い、受け取り方の多様性を興味深く思いました。
鼻詰まりが通ったり、お腹が動き出したり、顔の血色が良くなったり、身体に現れる変化も様々であることを感じました。