2017年 10月 21日
「良い姿勢とは?」と「肛門を締める」?を継ぐ |
P42
てっとり早く治そうとするときには、わたしの手を使って求めている感覚反応へ導く方法をとります。長年、ひどい痛みを堪えてきた人は、もう治るとは思っていません。そういう人は自分から障害をもうけているので、みなさんのような動き方はできません。だから、私が手伝わないと治すことができないのです。それは踊りのようなもので、踊るときには相手といっしょになって動きます。これを機能的統合と呼んでいます。
P51
わたしたちは、どんな動きでも、上下、左右、前後という六つの方向から、なんの事前の準備動作もなしにはじめることができるという考え方に戻ることになります。
P52
動きは骨盤から生まれ、動きの方向は、手でも足でもなく、頭の動きによって導かれるということです。
やったことの意味を学ぶと、すべてを忠実にやらなくても、別のやり方をしてもそのとおりにできます。それでこそ、本当に選択の自由を学んだことになります。動きの真の本質を学ぶと、両手を使うか、違う手を使うか、違う脚を使うかに関係なく、その動きができるようになります。しかし、動いているとき、頭が自由に動けるようにしておく能力は、自己防衛にとって欠かすことができません。
P53
動きはまず、自己防衛のために自然によって創りだされました。どんな動物でも、なにかをするときには頭を自由に動かせる状態にしているのがおわかりでしょう。
頭を固定する動物はいません。頭を固定しなければ、今やったように素早く楽に起き上がれるし、どんなつらいことでもできます。実際、頭が自由に動くならば、脚を緊張させなくてすみます。動きが途中でひっかからなくなります。みなさんは一つの動きを正しく、頭を自由にして骨盤から力が生まれるようにしておこなったのですから、知らないうちにそのことを学んでいるのです。頭を固定して、骨盤から動かない場合は、なにもできません。
P112
筋肉をリラックスさせたい場合、無理にリラックスさせようとしては駄目です。その部分の筋肉が不必要になるようにからだを支えることです。人間の脳はひじょうに利口ですから、そこの筋肉を休めても大丈夫だと感じたら即座にそのように反応します。
尻の穴を締めるということは正しい。人間は死ぬと、尻の穴から便が出る。つまり、生きている以上は尻の穴を締めているのが正しい状態である。リラックスしていれば、自然に尻の穴は固く締まっている。
しかし、下腹に力を入れれば、必ずみぞおちにも力が入る。これでリラックスなど、できるはずがない。下腹はこころをしずめるところであって、力を入れるところではないのである。
もしも天風先生の教えどおりに坐れば、どうしても身体は安定しない。それは読者も実際にやってみればすぐに理解できるはずだ。
この状態で身体を押されれば、簡単にひっくり返ってしまうのである。もしも自然体ができていたなら、まさしく不動でなければならないはずなのだ。
しかし、下腹に力を入れれば、必ずみぞおちにも力が入る。これでリラックスなど、できるはずがない。下腹はこころをしずめるところであって、力を入れるところではないのである。
もしも天風先生の教えどおりに坐れば、どうしても身体は安定しない。それは読者も実際にやってみればすぐに理解できるはずだ。
この状態で身体を押されれば、簡単にひっくり返ってしまうのである。もしも自然体ができていたなら、まさしく不動でなければならないはずなのだ。
#管理人です。
前回の研究会では、「良い姿勢とは?」をテーマでした。
明日の研究会では、「肛門を締める」?がテーマです。
参加される方は、一度目を通しておいて下さい。
「良い姿勢とは?」と「肛門を締める」?を継ぐきっかけになれば幸いです。
☆リンク先で更新された記事
内容:K先生から「バンバンしない稽古」の指導を受けた。
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導1:資料「日本刀の変遷」より 読み聞かせ>
@室町時代後期には 刀の長さが短くなっている。2尺と少し。
@徒歩の集団戦が主流となり「槍」が普及。「刀」は補助、又は屋内での戦い用。
@5世の連也斎も、生涯に2度 刀を切り詰めている。最後は2尺をきった刀を
使ったと言われている。
@安土桃山時代には 刀の厚みが厚くなっている。これは戦国時代の激しい戦と、
海外から持ち込んだ強固な鎧に対応するため。
@安土桃山時代以前のものを「古刀」と呼び、以後のものを「新刀」と呼ぶ。
@江戸時代前期には、刀の反りが浅くなっている。反りの無い竹刀で「突く」
のが影響。
@只、刀棒で持っても、突くのではなくて、必ず反りを合わせて「斬る」。
突いてしまうと 筋肉が締まって 刀が抜けなくなる。
Q:江戸時代後期に 刀が長くなっているのは?
A:幕末、一番極端なのは 薩摩藩です。「薩摩拵え」というのは、真っ直ぐの
柄の長いやつ。それで 一発でバカンと倒すには、反りが要らない。
逆に言えば 真っ直ぐの方が打撃力がある。
<指導2:刀を振らなくても刃筋が現れる>
@今、模擬刀を使って をやっていますが、「三学円の太刀」の最初
なんかは、こうなんですよね。 それで、刀の反りがあると、ここでコロン
とひっくり返るのです。
@ところが、刀に反りが無ければ、コロンとこないのです。
@その違いを 体感してください。
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導1:資料「日本刀の変遷」より 読み聞かせ>
@室町時代後期には 刀の長さが短くなっている。2尺と少し。
@徒歩の集団戦が主流となり「槍」が普及。「刀」は補助、又は屋内での戦い用。
@5世の連也斎も、生涯に2度 刀を切り詰めている。最後は2尺をきった刀を
使ったと言われている。
@安土桃山時代には 刀の厚みが厚くなっている。これは戦国時代の激しい戦と、
海外から持ち込んだ強固な鎧に対応するため。
@安土桃山時代以前のものを「古刀」と呼び、以後のものを「新刀」と呼ぶ。
@江戸時代前期には、刀の反りが浅くなっている。反りの無い竹刀で「突く」
のが影響。
@只、刀棒で持っても、突くのではなくて、必ず反りを合わせて「斬る」。
突いてしまうと 筋肉が締まって 刀が抜けなくなる。
Q:江戸時代後期に 刀が長くなっているのは?
A:幕末、一番極端なのは 薩摩藩です。「薩摩拵え」というのは、真っ直ぐの
柄の長いやつ。それで 一発でバカンと倒すには、反りが要らない。
逆に言えば 真っ直ぐの方が打撃力がある。
<指導2:刀を振らなくても刃筋が現れる>
@今、模擬刀を使って をやっていますが、「三学円の太刀」の最初
なんかは、こうなんですよね。 それで、刀の反りがあると、ここでコロン
とひっくり返るのです。
@ところが、刀に反りが無ければ、コロンとこないのです。
@その違いを 体感してください。
内容:K先生から「刃筋が絶対に狂わない」指導を受けた。
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導4:刃を上向き、下向きにして 刀を捧げ持つ>
@大きい、反りのあるものを持ってください。
@刃を上に向けて、親指と人差し指の間で 上に上げてください。
@バランスの取れるところを探して、吸って 緩めて 吐きます。
@手は前後。足は真っ直ぐから 少し中へ入れてください。薬指が真っ直ぐに
なる様に。
@それで 肩を上に上げて 肘を少し前に出して。
@それを 少し降ろします。それで、吸って 緩めて 吐きます。こうです。
@それで 少し また 落ちます。吸って 喉の辺りまで 下げてください。
@そのときの 肩の感じ。
@逆に、今度は 刃を下に向けてください。上に上げて。
@吸って 緩めて 吐きます。そのまま 刃が下を向いている。
@このときに、刃が下を向いているのと、上を向いているのとで、吸って
緩めて 肩を緩めて吐きます。肩のゆるみ方は どうですか?
Q:肩にかかる荷重が違いますが?
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導4:刃を上向き、下向きにして 刀を捧げ持つ>
@大きい、反りのあるものを持ってください。
@刃を上に向けて、親指と人差し指の間で 上に上げてください。
@バランスの取れるところを探して、吸って 緩めて 吐きます。
@手は前後。足は真っ直ぐから 少し中へ入れてください。薬指が真っ直ぐに
なる様に。
@それで 肩を上に上げて 肘を少し前に出して。
@それを 少し降ろします。それで、吸って 緩めて 吐きます。こうです。
@それで 少し また 落ちます。吸って 喉の辺りまで 下げてください。
@そのときの 肩の感じ。
@逆に、今度は 刃を下に向けてください。上に上げて。
@吸って 緩めて 吐きます。そのまま 刃が下を向いている。
@このときに、刃が下を向いているのと、上を向いているのとで、吸って
緩めて 肩を緩めて吐きます。肩のゆるみ方は どうですか?
Q:肩にかかる荷重が違いますが?
内容:K先生から「剣術の妙」の指導を受けた。
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導5:刀を捧げ持ち歩法>
@歩法をやります。
@その場で ちょっとやってみてください。どれだけ 足の指 前を使わないで
片手で歩けるか。
@そのときに 股関節と腰の感じ。それから 足の幅。
@少しくらい 付けても 触ってもいいですけれど、踵を中心のままでこう前後
にやる。
@そのときに 前に突っ込まない。踵です。
@次に、模擬刀を持って 歩いてみます。
@それで、反りを下にして 首の後ろというか上のところへ 肘を少し前に出して
それで もう 握らないで、片手で こう歩いてみてください。楽に。
@それで、ゆすって 視線はあまり下を見ない。真っ直ぐ前を。
@要は そういった感じで、こう前へゆすってもいいが、丹田の意識、肘の意識、
肩甲骨が動くというのが大事です。
@とりあえず いったん少し上に上げて、吸って、肩の力を抜いて、この重みで
そのまま落ちてくる。吸って、上げて、緩めて。
@それで、もっと反対に向けてやると、もう上げてやるだけで感じが違うのです。
@肩の力を抜いて、といっても 抜けない。 こっちへ向いていると 抜ける。
そういうことを
Q:そうか、重みが ここへ来ているのですね?
A:そういうことです。それが 丹田で ちゃんと受けられる。
Q:両サイドから?
A:上だから。
(第四十七回研究会)
期日:2017年10月9日(月)13時~
<指導5:刀を捧げ持ち歩法>
@歩法をやります。
@その場で ちょっとやってみてください。どれだけ 足の指 前を使わないで
片手で歩けるか。
@そのときに 股関節と腰の感じ。それから 足の幅。
@少しくらい 付けても 触ってもいいですけれど、踵を中心のままでこう前後
にやる。
@そのときに 前に突っ込まない。踵です。
@次に、模擬刀を持って 歩いてみます。
@それで、反りを下にして 首の後ろというか上のところへ 肘を少し前に出して
それで もう 握らないで、片手で こう歩いてみてください。楽に。
@それで、ゆすって 視線はあまり下を見ない。真っ直ぐ前を。
@要は そういった感じで、こう前へゆすってもいいが、丹田の意識、肘の意識、
肩甲骨が動くというのが大事です。
@とりあえず いったん少し上に上げて、吸って、肩の力を抜いて、この重みで
そのまま落ちてくる。吸って、上げて、緩めて。
@それで、もっと反対に向けてやると、もう上げてやるだけで感じが違うのです。
@肩の力を抜いて、といっても 抜けない。 こっちへ向いていると 抜ける。
そういうことを
Q:そうか、重みが ここへ来ているのですね?
A:そういうことです。それが 丹田で ちゃんと受けられる。
Q:両サイドから?
A:上だから。
三女を観察していると乳吐きが多いので、師匠のアドバイスも有り妻の調整や抱き方、乳の上げ方を模索している所です。
便は良く出る方でしたが、妻の実家から帰ってきてからは便秘気味になっていました。
「う゛~う゛~」と唸りだした後にやっとこさ出たり、ガスだけ出たり、何も出なかったりと順番に便の出が悪くなっていきます。
全体的に観察すると右の腰が硬くなっていて、唸ると右腰固め支点にして身体が動いている様に観えました。
唸ると変に胃が圧迫されて乳を吐く事も有りました。
共有空間に対する意識
内面に向いた
繊細な注意の意識が培われるならば、
「いまここ」に起こっている
たくさんの感覚に敏感な感性をもち、
たくさんの感覚に敏感な感性をもち、
その場に起こっている現象に対する
「深い」汲み取り能力、
すなわち「洞察力」が生まれてくる。
他者に出会った時、
一瞬一瞬
そこに起こっていることを汲み取って
一瞬一瞬
そこに起こっていることを汲み取って
「自分を観る」能力を大事にしていけば、
おのずとそこには、
以前よりも深まった
「洞察力」が身に備わって行くであろう。
「洞察力」が身に備わって行くであろう。
##管理人です。
東雲道場には、最近出席できていませんが、出席している時よりSYさんの記事に臨場感を感じるので変な感覚です。
出席している時は、ゼロの状態で読めていないと言う事ですね。
記事を読む時もセンタリングされた状態でないと、F本さんの記事にある様に「洞察力」が働かない、若しくは、偏るという事が良く分かりました。
参照1 学ぶとは洞察力を養うこと
参照2 観察力
参照3 何を観察すればいいのか
by centeringkokyu
| 2017-10-21 01:51
| 呼吸動作研究会