成功への自動誘導システム |
『潜在意識が答えを知っている!』 マクスウェル・マルツ・著より一部を引用させて頂きます。
より良い人生を送るための新しい習慣
サイバネティクスの考え方によると、人間には「潜在意識」というのもが存在する。これは「心」というよりも「メカニズム(仕組み)」で、脳と神経から成り立っている。意識によって自動的に作用し、その人を方向づけるという。「潜在意識」と「意識」という二種類があるのではなく、ひとつの心(意識)があり、それが自動的に目標へ邁進するためにメカニズムを動かしているということである。
誰にでも備わっているこのメカニズムは、機械的に機能する。人格というものはもち合わせていない。あなた自身が設定した目標次第で、成功か失敗か、幸福か不幸という結果に到達するのだ。「成功の目標」を与えれば、それは「成功メカニズム」として機能するが、ネガティブな目標を与えれば、「失敗メカニズム」として機械的かつストレートに機能する。
これは、「サーヴォ機構」と呼ばれる仕組みが働いているからだ。「サーヴォ機構」は取り組むべき明確なターゲットや目標の設定次第で機能する。自分はだめだとか、劣っているとか、ふさわしくないとか、無能だとかいった内容の情報、すなわちネガティブな自己イメージをインプットすると、「サーヴォ機構」はその情報を、客観的な経験として与えられた情報と同じように処理し、対処するのだ。
あなたがもっているコンピューターのような仕組みを利用する
人間は機械でもなければ、コンピュータでもない。しかしながら、人間というのは生まれながらにして超高性能で、コンピュータにも似た「成功への自動誘導システム」をもっていて、それを自在に使いこなすことができる。脳と神経がサーヴォ機構を働かせ、目標を自動的に追い求める機能を備えているからだ。
つまり脳と神経が目標へ邁進するメカニズムを構成し、自動追尾式のミサイルや魚雷がターゲットを探して向かっていくように、自動的に目標を達成してくれるのだ。
1948年、数学者のノーバード・ウィナー博士は、こうした人間や動物における運動制御と、そのための情報のやりとりを対象とした研究分野を示すのに、「サイバネティクス」という言葉を始めて使った。サイバネティクスという言葉は、もとはギリシャ語で「舵取り」を意味する。
サーヴォ機構は、目標を達成する方向へ自動的に舵を取ったり、外からの刺激に対して適切に反応したりする。同時に自動的に問題を解決し、必要な答えを提示し、新しいアイデアやインスピレーションを湧かせる。
明確なイメージが行動への原動力となる
自動成功メカニズムは、自動的に目標を追い求める非常に複雑なマシンであり、フィードバック・データと蓄えた情報を利用してターゲットに向かい、必要に応じて自動的に軌道修正を行う。だが、それを働かせるためには、狙うべきターゲットがなければならない。ゴルフのインストラクターとして有名なアレックス・モリソンが言ったように、何事も心のなかで明確にイメージしてこそ、実行できるのである。
物事を成し遂げようとして固い意志をもって必死に努力するにしても、だめになりそうなことをあれこれ考えていてはいけない。
必死に「それをしよう」とするのをやめ、リラックスして達成したい目標を思い描き、あとは創造的な成功メカニズムに任せよう。だからといって努力しなくてもよくなるわけではない。努力は有効に目標の達成へと向けられる。
(中略)
このように人間の神経系は、「イマジネーション」での体験と「現実」での体験を区別することができないのである。どちらの場合も、与えられた情報によって神経系が自動的に反応する。人間の神経系というのは、真実だと考えたりイメージしたりしたことに応じて適切に反応するようにできているからだ。
(中略)
私たちの感覚や行動が、自分で真実と信じたりイメージしたりする事柄に従うという性質には素晴らしい利点があることにも気づかされる。要するに、私たちのイメージを上手に使う方法を身につけさえすればいい。
〆管理人です
現実や真実といったもの不変ではなく、良くも悪くも、自分の受けとめ方やイメージの使い方次第で変わりうることが分かりやすく書かれています。
そして、自らを良い方向に導いてくれる無意識の働きを高めるために、自分を意識的に変えていく方法が具体的に示されています。
自身について役立ちそうなことが多くありましたので、ぜひ実践してみたいと思います。
参照1:潜在意識
潜在意識は何物も逃がさない超敏感な感光板です。どんなささいな思いも行いも、ことごとく記録します。それ以上に、想像と霊感の源であり、発想を生み、意識的行動に具体化する不思議な力があります。
参照2:真剣勝負の気魄
ただ、それらの実験を通して得た人間の潜在意識の世界、心の構造というものは、先生の心理指導の重要な素地になったといえよう。やがて催眠術を捨てた先生は、今度は、人間を催眠状態にしないで、さりげない対話の中で、潜在意識教育による個人指導の方法を考え出すのである。
参照3:無意識的な緊張の解放
トランス状態(変性意識状態)では、意識と潜在意識の境にある被暗示障壁の扉が自然に開いてくれるので、情報の出し入れがしやすくなります。そのため、この完全リラックス状態で自分のなりたい姿のイメージを思い浮かべたり、プラスの言葉を聞くと、意識の抵抗を受けずにそれらが潜在意識の中に沁み込むように入って行きます。
参照4:心が細胞をコントロールする
幼児期までに機能化した遺伝子の一部は潜在意識としてその人間の心に深く刻まれる。 まさに『獲得形質の遺伝』と同じ効果を持つことになる。
☆リンク先で更新された記事
◆YSさんからの第四十六回研究会メモ
<指導5: >
@実は、こうやって 一緒じゃないですか。ちょっと 見てください
@意識的に いえ、そういうことを意識の中で やっているわけです。
@皆が 細かいことを言うと ドンドン 中に行って、意識が動かないし、
水が流れないのです。そうでないと、相手の弱いところへ入れて
勝つなんてことは出来ない。
◆YSさんからの第四十六回研究会メモ その2
@これを ひゅっと やる。それで、ここで 楽に。それで、
こっちへ こうもっていって この位置を変えない。
相手が 正気になるから。
@それで、やっとこっちへ 引っ張ってきて、ここへ入って
くると ほら、ここへもってくる。ねっ、すごいでしょう。
@こうやって 前方へ投げようが、後ろへ投げようが、担ごう
が、原理は同じです。相手の反応によって変わるだけです。
◆「この瞬間が一番テンションが上がります。」
調子をお聞きしたときに冒頭の言葉を頂きました!底力がついてきましたね!