2005年 09月 22日
スマナサーラ長老の講習会 |
I川さんからの投稿をご紹介します。
連休を利用して、スマナサーラ長老の講習会に行ってきました。
長老の話を聞いて、それからウィパッサナー瞑想の実践をしてきました。
長老の話は、参加者から質問をもらって長老がそれに答えていくという形式だったんですが、すべての質問に即座に単純明快に答えられていて、すごく面白かったです。
一番面白かったのは、お話の中で「人生に目的はない」「目的を持たないこと」ということを、すごく強調されていたこと。
目的を設定するから苦しいんだって、諄々と説かれていたのが、すごく印象に残りました。
それと、お話の中で、養老さんが著書の中でおっしゃってることと重なる部分がすごくあったんですね。
これも、面白いなあって思いました。
すごいなって思ったのは、長老が「自然」そのものだったことです。
講習会は、ごく普通の建物の中の普通の和室であったのですが、その中で長老とそのまわりだけ、雰囲気が山の中みたいだったんです。
ああ、これは養老さんと話が合うはずだなあって妙に納得しました。
それに対して、玄侑さんは同じ僧侶でもどこか都会的で洗練されてる気がします。
そこらへんが、人気の秘密かもしれませんが、ああ、こりゃ長老とは合わんわって、こちらも納得しました。
さて、ウィパッサナー瞑想ですが、これがすごく面白かったです。
ただ、立ったり、座ったり、歩いたりするだけなんですが、めちゃくちゃ面白い
ウィパッサナーの歩く瞑想というのは、ちょうど歩法でいう「鉄球運び」みたいな感じでした。
ゆっくり丁寧に、ただただ「上げて、運んで、下ろして」を、実況中継しながら延々とやり続ける。
私がやったのは30分でしたが、本当は1時間以上やるそうです。
ちなみに、次の日には、フトモモの裏と内股が筋肉痛になりました。
ついでに首と肩も痛くなったので、あまり偉そうなことは言えないんですが・・・。
説明の中で長老が強調されたのは「スローモーション」と「ストップモーション」ということでした。
たとえば、ゆっくりと手を挙げる動作をしたんですが「スローモーション」でやるけど、止まったりコマ送りになったりしてはいけないということ。
逆に、止まるときは徹底的に止まるのが大事だそうです。
やってて気付いたんですが「スローモーション」でやるためには、手とおなかがつながってないとできないんですよね。
ちなみに、歩く瞑想は「スローモーション」で、座る瞑想は「ストップモーション」でやるらしいです。
全体を通してやってみて、なんや、観照塾とやってることは一緒だなって思いました。
いやあ、楽しかったです。
※管理人です
ねこの徒然8/30に、A・スマナサーラ長老の著書が紹介されていますが、もう一冊追加で、「頭が突然鋭くなる瞑想法」——ブッダが悟りをひらいた人類最高の英知——
お薦めしておきます。近日中に配付資料にしますので、暫くお待ち下さい。
このブログ2005年01月法句経にもA・スマナサーラ長老の事が書かれています。
連休を利用して、スマナサーラ長老の講習会に行ってきました。
長老の話を聞いて、それからウィパッサナー瞑想の実践をしてきました。
長老の話は、参加者から質問をもらって長老がそれに答えていくという形式だったんですが、すべての質問に即座に単純明快に答えられていて、すごく面白かったです。
一番面白かったのは、お話の中で「人生に目的はない」「目的を持たないこと」ということを、すごく強調されていたこと。
目的を設定するから苦しいんだって、諄々と説かれていたのが、すごく印象に残りました。
それと、お話の中で、養老さんが著書の中でおっしゃってることと重なる部分がすごくあったんですね。
これも、面白いなあって思いました。
すごいなって思ったのは、長老が「自然」そのものだったことです。
講習会は、ごく普通の建物の中の普通の和室であったのですが、その中で長老とそのまわりだけ、雰囲気が山の中みたいだったんです。
ああ、これは養老さんと話が合うはずだなあって妙に納得しました。
それに対して、玄侑さんは同じ僧侶でもどこか都会的で洗練されてる気がします。
そこらへんが、人気の秘密かもしれませんが、ああ、こりゃ長老とは合わんわって、こちらも納得しました。
さて、ウィパッサナー瞑想ですが、これがすごく面白かったです。
ただ、立ったり、座ったり、歩いたりするだけなんですが、めちゃくちゃ面白い
ウィパッサナーの歩く瞑想というのは、ちょうど歩法でいう「鉄球運び」みたいな感じでした。
ゆっくり丁寧に、ただただ「上げて、運んで、下ろして」を、実況中継しながら延々とやり続ける。
私がやったのは30分でしたが、本当は1時間以上やるそうです。
ちなみに、次の日には、フトモモの裏と内股が筋肉痛になりました。
ついでに首と肩も痛くなったので、あまり偉そうなことは言えないんですが・・・。
説明の中で長老が強調されたのは「スローモーション」と「ストップモーション」ということでした。
たとえば、ゆっくりと手を挙げる動作をしたんですが「スローモーション」でやるけど、止まったりコマ送りになったりしてはいけないということ。
逆に、止まるときは徹底的に止まるのが大事だそうです。
やってて気付いたんですが「スローモーション」でやるためには、手とおなかがつながってないとできないんですよね。
ちなみに、歩く瞑想は「スローモーション」で、座る瞑想は「ストップモーション」でやるらしいです。
全体を通してやってみて、なんや、観照塾とやってることは一緒だなって思いました。
いやあ、楽しかったです。
※管理人です
ねこの徒然8/30に、A・スマナサーラ長老の著書が紹介されていますが、もう一冊追加で、「頭が突然鋭くなる瞑想法」——ブッダが悟りをひらいた人類最高の英知——
お薦めしておきます。近日中に配付資料にしますので、暫くお待ち下さい。
このブログ2005年01月法句経にもA・スマナサーラ長老の事が書かれています。
by centeringkokyu
| 2005-09-22 00:26
| 合気観照塾