常に相手との関係性の中で自分の内部の動きに目を向けていく |
呼吸で動ける範囲で揺れ、徐々に振れ幅を広くして、「ロッキングチェア」や「鳥と亀」で相手と同調できるかを確認しました。
そして、立位の相手の股関節に手を当て、鳥の動きで股関節を擦って転ばせました。
相手の臀部の丸みに沿って吸い込み、その流れのまま骨盤の反る丸める動きを手に反映できると、相手が崩れる方向へ誘導できました。
その際、相手の頭よりも高くまで吸い上げて浮かせ、意識を相手の向こう側まで透すことで、力が手前で止まらずに伝わっていくことを学びました。
動きの誘導を身体で留めずに、意識の広がりや意念の働きを活かすことによって、自分の中心を保ったまま相手のバランスを臨界まで崩せることを実感しました。
それから、立位で前から手を持ってもらい、合気斬りや合気落としを行ないました。
丸めて吸い込み、鼠径部を深めて第五腰椎が決まる方向に骨盤が動くと、その力が脊柱を上っていくことを感じました。
頚まで息を吸い上げられると相手が浮き、吊ったまま肩の力を抜くことで、腕と相手の重みを落とせることを体感しました。
肘が落ち、薬指が利くバランスで手を張れると、体幹を上がってきた力が、相手を浮かせる働きとして滞りなく伝わることを感じられました。
固まっている場所があったり、動きの起点が違うと、技が掛からなくなることを身をもって体験しました。
形に囚われずに、常に相手との関係性の中で自分の内部の動きに目を向けていく大切さを実感しました。
「今」の健康の有り難さを感じ、からだからのサインを聞き逃さないように心掛けていけば、いくつになってもその歳に応じた健康を維持できるのではないかと思っています。
誰に保証してもらった訳でもありませんが、全ての人と同じように、私自身も自然の摂理によって生かされていることを実感しているからです。
それは、世の中がどのように変わっても、自分もそれに応じて生きていけるだろうという安心感にも通じるのではないかと思います。
将来を考えることは必要ですが、先が分からないことを不安と捉えるより愉しみとして、今できることを精一杯するほうが、毎日を楽しく過ごせるのではないかと思います。
そして、からだに不安や悩みを抱えるお客様を健康面からサポートすることで、そのお手伝いをしていきたいと思っています。
◆トレーニングを頑張りすぎて腰からお尻に痛みを出してしまったのですね!
#管理人です。
今回の観照塾ではOAさんが担当して下さり、師匠のアドバイスを受け、積み上げた物をアウトプットして、必要な物をインプットして表現されていた所が凄く印象的でした。
体内操作と意念が連動している時は動きは観えずに呼吸は盗まれてこかされていました。
合気は厳密さ精密さが増すほど動きはシンプルになりますね。