2016年 12月 25日
瓢箪から駒が出る |
#楽隠居です
今年の観照塾の稽古は、土曜日が最終回になりました。怪我も無く無事に終えられましたことに感謝します。
稽古内容は、リンク先で紹介して下さっていますので、ご確認下さい。
10月と11月は、『短棒(太極棒)のメニュー』。12月は『杖(警杖)』を使った稽古でした。
10月の最初の稽古でお断りしておきましたように、『体内操作・呼吸・意念』ということを感じて頂くために、外からは見えない動きで合気を使うということが、稽古の目的でした。ですから、どのように受け取って頂けたかは、それぞれ微妙に違っていることと思います。
稽古では、毎回大きなテーマは考えて稽古をしたのですが、その時その時で、私の感覚をお伝えする難しさを感じ、内容を微調整しながらの稽古になりました。しかし、それはそれで、私自身も気づかせていただくことが多くありました。
『教える事は 学ぶ事』『知る者は言わず 言う者は知らず』【《「老子」56章から》物事をよく知り抜いている人はみだりに口に出して言わないが、よく知らぬ者はかえって軽々しくしゃべるものである。】という言葉もありますが、私はまだまだ知ることが少ないので、言えることが多くあるのかもしれません。
しかし、『瓢箪から駒が出る』という言葉もありますので、ひょっとすると、何か面白いことが起こる?かもしれませんね!
本来、感覚を言葉にはできないと思っていますので、『合気の身体になれるかもしれない体操』『短棒のメニュー』『歩法と剣の素振りのメニュー』を『年間カリキュラム』として定めていますが、このところ、臨機応変になりすぎているような気もします。しかし、基本的な身体創りは、各自が自修【人から教えを受けないで、自分で学問を身につけること。】して下さっているものと思っています。
観照塾では、『合気の身体』を創ることが目的ですから、技に名前は付けられませんし、動けば技になり、施術にも使えるはずです。ですから、状況に応じてゆっくり動いて感じる為の稽古が中心になっています。見た目には、殆ど何の稽古をしているのか分からないはずです。
警杖を使った稽古では、外側の布の部分を人間の皮膚、竹の部分を人間の骨と思って合気を使う稽古をしました。仰臥位の人の脛に触った状態で、『分目』を感じ、『引きと攻め』を使って、頭部に合気を入れるということも、一部の方には、体験していただきました。
1月からは、歩法の稽古を始めますが、剣との関係を体感して頂くための稽古方法を、年始に掛けてゆっくり考えたいと思っています。
総ては、『体内操作・呼吸・意念』の稽古ですから、それ程変わりはありませんが・・・
☆リンク先で更新された記事
by centeringkokyu
| 2016-12-25 21:26
| 合気観照塾