2016年 12月 18日
空間認識を広げる |
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合気観照塾 2016.12.17
・相手が縦に持った杖に手を添え、傾きが止まったところで、手首に生じた芯を通して緩みを取る
股関節で焦点を合わせて相手の中心に付けたまま、上半身の重みを乗せるようにまっすぐ進む
・横隔膜を浮かせたまま上肢の力を抜き、骨盤や肋骨を柔らかく動かして相手を転ばせる
呼吸の内側から沸き上がる動きによって相手を浮かせて後方に崩し、片側の股関節を弛める動きによってずれた位置から落下に沿って回旋する
・相手の右手側と左手側の緩みを取って頚まで固めた状態で、その中点を動かす
常に刃筋を相手の首筋に付けていくように動くことで、相手を不安定なバランスに誘導し続ける
・相手の握った杖の両端を、引きと攻めを意識しながら回転させ、どこまでもぶつからない方向に動く
相手を動かそうとせず、お互いの周りを包む風船をイメージして、その中心から全体のバランスを変える
・相手の肩に杖を当てて緩みを取り、接点と分け目の中点を通して、自分の中心で相手の中心を攻める
身体を伸ばして緩みを取り続けることで、警杖の撓みから刀のような反りが生まれ、そのまま刃筋に沿って斬れることを体感した
・具体的に道具をイメージしながら動くことで、それが実際の身体の使い方に反映され、思い浮かべた特性が相手にも伝わることを体感した
警杖にも刀の鋭さが生まれることを体験させて頂き、イメージの持つ働きの大きさと、その力を引き出すための日頃の鍛練の大切さを感じた
2016/12/17
◎合気観照塾(稽古メンバー:S川さん、K元)
・相手が杖を片手で持っても、両手で持っても、分け目が出来る所まで手を滑らす(握らない)。
・吸い込んだルートと少しずらして返していく。
・杖を含めた相手の分け目に付けて行くと相手が動けなくなる様な気もする。
・形を追いかけている時は、以前が無くなり、どんどん小手先で動作してしまう。
・空間認識を広げると力まなくなり、呼吸と動作が合い楽に動ける。
・相手の支点を外さすに付けていく。
・青岸で肩を切られると、刃筋に沿って崩され、自分の支点がどこなのか解らなくなる。
・弛みを取り、相手の頸に分け目を付けると刃筋が観えるので、付いて行くと相手は崩れていく。
・体外操作は相手に気付かれて対応されるので、体内操作で弛みを取る必要がある。
・自分が思っているより外側が動いている。
・緊張と弛緩を繰り返して弛みを取り続ける。緊張すると隙が出来て搦めていける。
・攻めの姿勢が無いと逃げになり、相手に付け込む隙を与えてしまう。相手には良く観える。
・相手の攻撃を受け入れて間合いを詰める。
・背骨の幅で立て替えないと、体外操作になり相手に対応される。
#くぼけんです。
師匠は基本的にくれてやった状態で始まっている所が印象的でした。
手元の説明している所を遠目で観ていても、くれてやった状態・肚、西江水が効いた状態になっているので、『指の先まで西江水』が大前提になっている所が凄く勉強になりました。
そして、師匠に合気を掛けられ固められた時、なぜ嫌な気がしないのか?と気になったので、自分が固まっていく時や相手の隙に入り込んでいく時を観察していると、螺旋に搦まっていく事を感じました。杖の特徴のお蔭で『分け目と搦め』の連動を初めて感じたのかもしれません。
歩法・剣からくれてやる事の重要性に気付き、稽古も観え方も変わった様な気もしています。
年末になって楽しくなってきました。
参照1:心で扱う
・我よりかくして投げん、如何せんと計る事なく、唯心気惣身に満て間に髪を容れざるの勝負をなすべし。活達とは気のくわらりと打開き、物に滞る事なき心を云う。我本心の鏡明かなる時は、敵の邪正移りて勝を得る事、全き道理なり。』
・『口傳に云う。世人常に臍下に気を錬り心を守るなどいひて陥りなづむ者あり。然る時は、是が為に業の微妙を失ふ。業を尽して天然自然と臍下に気の治る所を発明すべし。初心の内より此所に泥む時は、力みの沙汰に至る者多し。故に用いずと云う。』
参照2:鏡に映されている様な心持
・剣道の 呼吸如何にと 尋ぬれば 吸ふてつめると 吐くの三つなり
・それぞれに 人の為す技 ちがふなり よく見て習へ 人のなす技
・目に見えず 手にも取られぬ 理方こそ まことそなはる 神霊と知れ
・唯持つと うつとは 握り違ふなり よく見よ 神子の 鈴の手元を
参照3:吹く風も雪も霰も咲く花も
・自ずから 膝も我が身も 手も足も 同じ心に 連れて行くなり
・自ずから 技の積もらば いづくより 自由自在の 出てくるらん
・強み有る 形を良しと 思ふなよ 柳の枝に 雪折れはなし
・我が心 敵の後ろに まづ越えよ 前に置いては 谷の朽ち橋
・目にて狙ひ 目にて見るこそ 外れあり 心眼ならば 見通しもあれ
・打ち当てて 響きは有りて 目に見えぬ ものこそ物と 伝へ伝ふる
・打ち向かふ 敵の仕技に 随いて 変に応じて 争わず勝て
・妙の字は 少(わか)き女の 乱れ髪 ゆふにゆはれず とくにとかれず
参照4:分目(わけめ)と搦(からめ)
参照5:十文字之事
若し敵が真直ぐに中筋を斬り込んできた場合は、どう対応するか。勿論われも中筋人中路をはずさずに『わずかの時間差』をとり敵の太刀の上に乗って合し打に勝つか、またはわれは少し左、右に身を替わり、順、逆勢のはす打に敵の柄中へ勝てば、これも十文字勝となる。
十文字の勝ちは皆当流の極意「転」(まろばし)の働きであるので、転勝ともいう。
私のメモには、「直角に交わらなくても良い。後出しジャンケンに徹する為の、身体と心の下作りが大切。」と書いてあります。
色につき 色に随ふ 風情こそ これ新陰の 心なりけれ
待ちもすな 懸る心も さだむなよ 味は敵より 出る物なり
by centeringkokyu
| 2016-12-18 22:03
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