2016年 11月 04日
心の綱を首に掛ける |
合気観照塾東雲道場
世話役 様
内容:K先生から「身体を鞭のようにして使う」の指導を受けた。
(第三十五回研究会)
期日:2016年10月23日(日)14時~
<観照塾のブログから指導>
@今日は「如何に努力をしないで」 ということをブログから抜粋してきたのですけれど、 中心要綱に「上体の力を抜いて肩を下げ、いかに手先に力を入れるときも肩の力は抜く」とある。
@これは なかなか難しいですよ。だから 先程のように こういうふうに手を吊ると 肩の力が必ず入ってしまう。
@合気道の奥義に「手を張り肩の力を抜く。それは非常に難しいことであるが、これを乗り越えなければならない」とある。サガワ先生です。
@それから 野口三千三先生の言葉に「重さのエネルギー効果は、力を抜いたとき、最もよく現れる。ぶら下げの状態とは 力を抜いた重さ(自然の力)に任せきった状態のことである」とある。
@さらに「落下も飛翔も"重さ"による相対的な関係によって起こる現象である。地球上には、全く無秩序・雑然ということは起こりえない。
つまり"重さ"による秩序が働くからである」と書いてある。
@それから「力とは常に変化流動する中で、その時その場における
"丁度よさ"がわかる能力のことである」。「基本的な原理が無視され、原理だと思い込んでいる考えに幻惑されていることが多い」と書いてある。
@鞭の機能について「一定のエネルギーで最高の速度を可能にするのは、
その構造が決定的に重要な意味を持つ。鞭が機能を発揮するためには、
その動きにおいて方向を換えること、それも抵抗の少ない通り道を
選ぶことが不可欠である。動きの方向を換えるときに起こる諸現象が、
最少のエネルギーによって最大の効果を生み出すために重要な意味を持つ。
@新しく動くことのできる筋肉は、今休んでいる筋肉だけである。
従って、休んでいる筋肉が多いほど 次の可能性が豊かだ。
@理論の積み重ねではなく、多くの偶然と直感によって成り立つ行為がある。直感によって成り立つ行為、
@この辺は 野口三千三さんの著書からのもの。
@それから 私(K先生)が作った道歌を紹介しますと、
ハンマーを鞭の如くに使えたら、伸びる中心 保つ西江!
伝達のスピード上がるネット界、我が身に欲しい光通信!
骨盤と頭蓋骨とが繋がれば、目から鱗が ぴゅっと飛び出す!
透明な力を発揮したいから "しん"を信じて 心身進化!
力が抜ける位置と 体内のバランスで 身体を鞭のようにして使う!
鞭はがんばらず 無知はがんばり 無意識は成就する?
@だから 余り意識しない方が 上手く行くということです。
<錫杖を使った指導5>
突然、K先生は 修験者が持つ 数個の環を付けた杖を じゃら
じゃらと鳴らしながら
@これなんかも そーなんですけれど 錫杖の この輪を送っていくという こー
@この輪が こう、
@ここを握ってしまうと 動かない。それと 主な、、 要するに
ワケメ、
@そういうのと同じ事が 要するに身体の中で、それで 手なんかも
@そういうふうに こう 背中を振っていくといくことを、、
@これも無理やり こうなんとかしようとしないで、楽に自分の中を
約束しておいて それが 振り上げて 逆に 今度はこっちから
こういくのではなくて、首に入ったのが こういうふうに廻って
くるというふうになる。 バシッ!
@それが 力が入ってしまうと、動かないし 飛ばない。
@こちら側が ちゃんと動いて 意識がこう、だから 心の綱を首に
掛けて というのは そういうことです。 ウッ! バーン
@ということを やってみてください。如何に 自分で指で、、
<稽古5 心の綱を首に掛ける>
K先生が 全員に順番に技を掛けていかれる。
@で こちらから、こちらから 引っ張ってくる、 バーン!
@こちらから 首に掛けて こっちへ、 ウァー!
@それを こう 腕で 何とかをしようと思うと 動かない。
@で こちらから こちらへ、 イメージを、脳幹の辺り、
首といわれているが こういった方が首が動きやすい。首に掛けて
それを意識することで、、それで 顎のところと ですね、それで
耳のところ、鼻のところを両方、、 そういうところへ、
@だから こちらだけでやっても意味が無い。いかない。
こっちからもいく。で いかすと分りながら、引っ張っておいて
、、この中を、 ウァー!
@指 いっぱいなんです、実は。初めは驚きますけれどね。逆に
指の太い人は、太くなる。ところが この手を細くしておいて
いかさな いかん。これは 別の手。だから 細いから 鞭
だけの事なんです。だから ウァー!
@これを こっち側で 同じように、、 動かないです。
そこで これは で、細くなるから うちが、、
ウァー!
@今度は これももっと細くするわけです。すると 針医療が
すごく使うイメージ。ところが 指の太さ そのままだと、
この程度ですね。これも 中に細かい"引きと攻め"がある
わけです。細かいことをいうといっぱいあるのです。
@ちょっと やってみてください。指を折らないようにして。
(笑い)
<感想>
昨年5月の18研で
1.腕を鞭にする。
2.身体が繋がれば鞭になる。を学び、両腕の肘を押さえられて も 鞭の動きをすることで 跳ね返す稽古を行なった。今回の35研では、更に深堀して「心の綱を首に掛ける」という指導を受けた。
全く驚きの一語です。
(滋賀より参加の初心者)
参照1:野口三千三語録
参照2:心の切先・心の綱・心の糊・心術
by centeringkokyu
| 2016-11-04 00:03
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