2016年 09月 20日
技以前の状態 |
▼KTさんからのレポート
16年9月17日 観照塾
レジュメ【予定】
【テーマ】 技以前の状態 0に立ち返る⇒前提状態の0を見つめ直す:呼吸・体内操作・姿勢、形から内実へ
題材:礼と霊体(状態、存在)の質を高める⇒感応力の向上
○観照=味わう=感じる→何を?⇒全体の状態、心持ち、緊張と弛緩、体の重み・位置、各部位の繋がりなど
味わうには心の余裕が必要。間を取る。
感じていない、感じにくいことを認識する。感じていることを言葉に出す。例:<擬音・形・感触・硬軟や温度の質感・感情などなど>これまでと違う感じ方が得られるように、試行錯誤する。
失敗を恐れない、嫌がらない。失敗したらやり直す。
①呼吸:吸って弛めて吐いて息を肚に落ちるか、呼吸に伴う動き⇒自然な動きと不自然な動きの違い
②姿勢と動作:下半身:股関節・膝・足首の柔らかさ+上半身:腹直筋~後頚部の伸び⇒頭から足裏までの繋がり
(③相手の正面と向かい合っている状態:相手の存在に礼、間を取っての礼⇒意識(意志+気)が内にこもらず、互いに向い合っているのを確認して礼)( )は余裕がある人同士でチェックする
⇒刻々と変化する内側の状態を感じつつ、意識を外へ
実技
<正座>
立位⇒膝立ち⇒跪居⇒正座
チェック:立位から正座に移るまでに下半身を柔らかく使えているか。手首を持ってもらう。パートナーに後頭部に両母指をひっかけ、側頭部を四指で支えてもらい、跪居からぶつからないで正座できるか。百会が天を突いたままの状態。
正座位で、圧を各部位にかけてもらい意識の弱い、固まっている箇所などをバランスの確認。吸って吐いて、息が腹に降りるか?(パートナーに現状の正座力・向かい合った印象・存在感をチェックしてもらう⇒相対した相手のバランスの変化、思わずお辞儀してしまうようなお辞儀であるか)
<礼>※K野先生の座礼に学ぶ⇒姿勢・動作:手が床に付いたときの状態
呼吸:吸って・保息・吐いて礼、保息で吸いながら戻る
姿勢:体幹の中を伸ばす
動作:股関節・膝関節・足首の連動、後頭骨・仙骨のバランス
☆礼の前半の動作
○前から胸と腹・頭を押さえてもらって、繋がりの確認
○3人組で守護霊の力(後押しの手⇒後頭骨と仙骨、背中、後ろから歩いてもらう)を借りて礼
相対する奥の人に礼、守護霊(パートナー)は呼吸や動作をチェック
○合掌or手印をして、合掌をする位置や手首の角度により息の降り方、脱力と緊張を確認、パートナーに上肢の内外から圧をかけてもらってのバランス確認
合掌して礼⇒手首or肘を挟んでもらって繋がりの確認
☆礼の後半の動作
○床に手を付いた所から、手を床から太ももへ滑らしながら正座に戻る
一人に後頭部・仙骨を押さえてもらう、もう一人に手首を軽く握ってもらう。中の伸びを味わいつつ、握ってもらった手に馴染みながら元の姿勢に戻る
跪居から猫の姿勢になり、つま先をひっかけ、指先を前方へ引いてもらいながらお腹を伸ばしながら正座に戻る
呼吸、腹直筋の伸びを確認⇒壁を使う
○合掌した手を挙げると疾雷刀+礼
横から手を軽く挟んでもらう
<跪居⇒蹲踞⇔立位、立礼>
○股関節・膝関節・足首のパンタグラフ感と足裏のプルトップ感
「一人で内股に手を当てる、パートナーに傘を支える位置に手を置いてもらう、パートナーも蹲踞し手首を握ってもらう(体操の噴水)」、これらの状態で蹲踞と立位を繰り返す
○座位・跪居・蹲踞⇒立位 前から肩や胸を押さえてもらう
○仰臥位で股関節・膝・足首 膝外を支えてもらって円運動+足裏ついていく
○立礼⇒正面から肩を押さえてもらう、横から肘を支えてもらう、合掌(肘を挟んでもらう)
○スワイショウで股関節・膝関節の連動を確認
○歩法⇒合掌(肘を挟んでもらう)
☆リンク先で更新された記事
2016/9/17
◎合気観照塾(進行役:KTさん)(稽古メンバー:M橋さん、Z間さん、K元)
☆時間が経ってしまってレジメを思い出せないので失礼いたします。
合気観照塾東雲道場
世話役 様
内容:K先生から「武蔵の剣」の指導を受けた。
(第三十四回研究会)
期日:2016年9月11日(木)13時~
1.魚住孝志著の「宮本武蔵 日本人の道」を教材として研究
▼ 「術の基礎」の教え
@太刀遣いでは、動きのつながりが大切である。
@だから、日常生活でも、絶えず身体全体が一つにつながって 無理なく動ける
あり方を追求していなければならない。
@日常生活から、自らの心身の有り様を絶えず高めていかなければならない。
@日常生活では、姿勢と動きにおいて、手足や胴体がバラバラな動きにならない
身体遣いがある。
@日常の姿勢や動きにおいても、肩が上がらず、手足足先に余計な力が入らず、
丹田を中心とした全身一体の すっとしたものに、おのずからなっていく。
5.昨日 行った「無形以前」の、、その前に「蹲踞」をやってみます。
<蹲踞からの立ち上りの稽古>
@踵をくっつけて、足を開いて、踵を付けたまま、お尻を締めます。
そして、、、、で開いて、要は 、、しているのですね。
@足の指に力を入れないようにして、開いてください。
それで、ここが開くようにすると
@その時に 首の位置が ちょうど真っ直ぐになる。
@ここで ゆっくり 廻す。
@それで これを まあ こうやります(柏手を打つ)と、すると
が上がるのです。
@それで、首の位置が ちゃんとなります。で、指先も きゅっと
伸ばすと 上りやすい。
@楽でしょう。ここから上が。だから お相撲さんは 凄いことを
やっているのです。
参照:2月18日(長堀教室)の感想 (2007/2/23)
合気以前が大切だということも同じで、自分の身体の中が繋がっていないのに、相手に力を伝えていくことなどできるはずがありません。実際には、相手からの力をこちらの体内操作で、相手に返すのですから、相手からの力を操作しきれない部位があれば、逆に相手に崩されてしまうことになります。
by centeringkokyu
| 2016-09-20 07:47
| 合気観照塾